見出し画像

詩「霧雨の宣」

 まるで針のような雨が降る。
 やれ、やんだかと思っていれば、気づくとまだ降っている。
 もう梅雨も明けようというのに、その寒さに肌が縮む。喫茶店に入って涼みたいとも思わない。
 湿気がつよくて肌にまとわりつく。
 よけいに体温を奪われる。
 連休も今日で終わり。
 明日からはうんざりするような日常。
 だが、もうじき季節が変わる。
 さあ、立ち向かわなければならぬ。
 我らへ仇なすもの達に。
 そう、絶対に勝たなければならぬ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?