何でもタパス!
具材は何でもOK。のせるだけ、詰めるだけで〝ブレッドタパス〟ができる。
文・撮影/長尾謙一
料理/横田渉
ラス・ブレッドシリーズ
・ミニバンズ
・ブレッドカップ
・ブレッドカップ L
・ラタトゥイユ ブリオッシュ
・シーフードグラタン ブリオッシュ
・クリスピーシュリンプトースト
・ガーリックブレッド(17g)
(素材のちから第44号より)
「ラス・ブレッドシリーズ」を使えば簡単に多彩な〝ブレッドタパス〟が提供できる。
マリネしたナスも、ソテーしたマッシュルームも、ポテトサラダも、菜の花のかき揚げも、パンにのせるだけ、詰めるだけで〝ブレッドタパス〟に。
《ラス・ブレッドシリーズ》レンジで解凍、オーブンで温めてすぐに使える手軽さ
「ラス・ブレッドシリーズ」は、焼成済み冷凍品なので解凍して温めるだけですぐに使える。必要な時に必要なだけ使えロスがない。来店されるお客様の数が読めなくても心配ない。手軽に簡単に〝ブレッドタパス〟がつくれる。
●ミニバンズ
●ブレッドカップ
●ブレッドカップ L
●ラタトゥイユ ブリオッシュ
●シーフードグラタン ブリオッシュ
●クリスピーシュリンプトースト
●ガーリックブレッド(17g)
〝ブレッドタパス〟で新しいパンメニューのスタイルを提案してみたい
オーソドックスな食パンのサンドイッチ、バゲットのサンドイッチ、パニーニ、ベトナムのバインミー、アメリカのホットドッグ、北欧のオープンサンドなど、パンは食べ方のスタイルをさまざまに変えて、私たちにおいしいメニューを提案してくれる。
なんとフレキシブルなものだろうと感心してしまう。タルトやパイではこうはいかない。
今回は「ラス・ブレッドシリーズ」で新しいパンメニューのスタイルを提案してみたい。コンセプトは〝ブレッドタパス〟。〝タパス〟はバルで提供される人気の高い小皿料理だ。
「ラス・ブレッドシリーズ」の特徴は、その多くが超プチパンであることだ。これほど小さなパンは珍しく、ひとくちで食べられるパンだからこそおもしろい。
さらに、パンの中をくり抜いたもの、中にフィリングを詰めてあるもの、上にトッピングしてあるものとバリエーションも7種類。
〝ブレッドタパス〟には特別なことは何もない。いつもつくる素材や料理をパンに詰めたりのせたりするだけだ。
たとえば〝プチスライダー〟。小さなハンバーガーパテを「ミニバンズ」に挟むだけで洒落たひとくちミニスライダーができる。本場のアメリカのものよりもかなり小さいのが魅力だ。
プチスライダー
次の〝ポテトサラダカップ〟はどうだろう。50gのポテトサラダは居酒屋のお通しにもならないが、「ブレッドカップ」に詰めてディルを添えるだけで〝ブレッドタパス〟として成立しないだろうか。
ポテトサラダカップ
さらに「ブレッドカップ」にナスをバルサミコ酢でマリネしたものとドライトマトを詰めてみた。パンの生地にバルサミコ酢のマリネ液が染みて、なかなかおいしい。
ナスのバルサミコ酢マリネとドライトマトのカップ
「ブレッドカップL」にはクラムチャウダーを流し込んでみた。スープのタパスは見たことがない。
ブレッドカップラージクラムチャウダー
あらかじめプチパンにフィリングを詰めてある「ラタトゥイユ ブリオッシュ」には、鶏肉のアヒージョとミニトマトをのせ、「シーフードグラタン ブリオッシュ」には、コンソメゼリーをのせボイルした海老をトッピングした。それぞれ味のベースができているのでとても簡単だ。
鶏肉のアヒージョとラタトゥイユのカップ
シーフードグラタンカップ
「ガーリックブレッド」には、ソテーしたマッシュルームにジェノベーゼソース、菜の花のかき揚げには粒マスタードを添えた。かき揚げも〝タパス〟になるのだ。
ガーリックトースト マッシュルーム
ガーリックトースト 菜の花のかき揚げ
海老と魚のすり身がトッピングしてある「クリスピーシュリンプトースト」には、蕪とわさびマヨネーズを挟んでみた。サクサクしたパンの食感とごまの風味が楽しめる。
蕪とわさびマヨのクリスピーシュリンプ
さらに、こうした〝ブレッドタパス〟はワインに合うおつまみとしてテイクアウトもできるだろう。
「ラス・ブレッドシリーズ」は、パンの使い方に新しいスタイルを提案してくれる。
(2022年3月31日発行「素材のちから」第44号掲載記事)
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