「ジャズってお洒落だね」にマジレスpart.1

こんにちは、ノード君です。今日はジャズを初めたい人、ジャズがすでに好きな人に読んでほしい記事です。

私は主に今ジャズを聞いたり、演奏したりしていて基本はジャズ畑の人間なんですが、、

「ジャズってすごく難しい音楽ですよね。」

「敷居が高そう。でもおしゃれだよね」

やっぱりジャズをしない人からはこう言われるんです。

そこで、今日はジャズ畑の人がよく聞かれる質問をランキングで並べて、それにマジレスして行こうと思います!!

第5位 「バンドとか組んでるの?」

ー「組んでません。個人競技なので。」

 もちろん組んでいる人はいっぱいいるので勘違いなさらずに。有名なジャズ奏者はバンドを組んでいることも多いし。でも組まないのが基本です。ジャズはあくまでセッションが中心なのでその場に居合わせた人たちがその曲限りで一緒に演奏します。

ジャズメンの生態を書くと↓
ロックバンドみたいに固定のメンバーで一つの音楽、世界観を作っていくことは基本的にはありません。個人がそれぞれの音楽を追求してその音楽性をぶつけ合うのです。そこで音楽性が一致する人の間で自然と界隈ができたり、一回限りのバンドで演奏したりします。
何が良いかというとロックバンドみたいにメンバーの不仲とか、音楽性の違いで解散とかないんですね笑 自己表現に全力で、多様性を認められて、くっつきやすくも離れやすい。ジャズメンのコミュニティは人間関係の理想形なんじゃないかなと思います。
まあ、かと言って年齢や国籍などで繋がってバンドをしていることも多かったり意外としがらみもあるものです。

第4位「本当にアドリブ?」

ー「アドリブです。簡単なものじゃないけど、名人芸みたいに難しいものでもない」

アドリブで何かを奏でると、
「すげええ!天才?」みたいに言われます。

でも考えてみてください。英語がペラペラな人を見ると
「自分には絶対できない!すごい!かっこいい!」ってなりますよね、あの感じ。

でも英語圏の人は全員英語をしゃべるんです。ずっと英語に触れてるし、日本人だってしばらくアメリカにでも行ったらみんなペラペラになって帰ってきます。

アドリブは言語とそっくりです。文法があって、単語がある。
言葉を覚えて、状況に合わせて発するように、
用意されたフレーズを覚えて、曲のコード進行に合わせてそのまま奏でるのです。そうしてジャズを聞いたり奏でたりして常に触れていると基本的にはアドリブができるようになるものです。

身も蓋もない話ですが、慣れで出来ます。簡単にできたことじゃないけど超人技でもない。

第三位 「あー、丸の内サディスティックとか好きだよ!」

ー「へえ!!そうなんだ!!!!!!!!!!」

確かに丸の内サディスティックはお洒落でジャズっぽいですよね。実際、アドリブがしやすかったりして日本ではもはやスタンダード(ジャズセッションの定番曲)だったりします。しかし、この曲のオリジナル版は割とロックサウンドだったりします。みんな大好き椎名林檎のゴリゴリロックでパンクすら感じるファーストアルバム『無罪モラトリアム』に入っていますから。この曲は、どのジャンルでもきれいに聴こえるようになっているんですよね~
丸の内サディスティックについても今度書いてみようと思います!

でも、わかっているとは思うけど
ジャズ=「丸の内サディスティック」ではありません笑、セッションでたまにするだけで。
ジャズメンはみんな大好きな曲ですけどね。ていうかみんな好きでしょう笑



第二位からは次の記事で!!!