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良いなこの子

毎年新卒社員を見て、
『良いなこの子』と思う子が何人かいる。
勿論採用している訳だから、
皆んな良いところはある。
ただ実際に仕事をスタートしてから、
見えてくるものもある。

毎年『伸びそうだな』と思わせてくれる子がいるというのは、採用側としては嬉しい限りだ。


そして、そういう子たちには共通点がある。

誠実さ、だ。

そこに尽きる。
スキルの習熟度なんてたいして差はない。
飲み込みが早い子もいれば遅い子もいる。
新卒社員だけで比較しても意味はない。
エース級の社員と比較して遜色ない新卒社員は稀だ。

誠実であるかどうかのほうが重要だ。
学ぶ姿勢、自身で選択した仕事で食べていく覚悟。
あるかないかなんてすぐわかる。

採用側は選考時にその見極めも必要だし、
研修や入社前にマインドセットを促す必要もある。

ただ労働意欲は本人の仕事の定義に左右される。
人生の目的が明確でなければ、
仕事の定義は明確にならない。
明確でなければ労働意欲はちょっと嫌なことがあったら薄れていく。

意欲が低い同士で愚痴なんて言い合えば、
やらない理由が増えていく。

毎日ご飯が食べれて、住む家があって、
働く場所があっても不平不満が出てくる。

しかし、
『良いなこの子』と思わせてくれる子から一切愚痴はでない。
なぜなら自己責任で生きているからだ。
愚痴ではなく良くするために意見もできる。
提案もできる。
勇気もあるのだ。

なんと誠実で美しいのか。
そんな子には全力でサポートする先輩や上司が現れるだろう。

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