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不満は大事。不安も大事。

大体、世間で問題が起きる時って、不満か、不安か、どっちかが極端に先行した時なんじゃないかなーっていうのは、よく理解した上で言う。

しかし、それらが無ければ、人間なんか進化できない。

理由は簡単。人間は「安住」好き。あずみ、じゃないよ、あんじゅう、ね。「変化」がまぁまぁ嫌い。だから、満足してて安心なら、何も、変わっていかない。

なんなら、それでもいいんですけど。という反論は、この世界では通用しづらいのね。なんでかって言うと、この世界は「変化ありき」で進んでて、「変化に対応できるスキル」を磨くのが、大体、全員の宿題の中に入ってるから。

まず、どのくらい変化ありきかというと「食べてもお腹が空く」「時間が経つと入れた食事がウンコになる」「全く眠らない状態ではもたない」みたいなこと。もーちょい長いスパンが良ければ「必ず大人になる」「必ず老いる」「必ず死ぬ」みたいな時間経過のことでもある。

いやー、そんなん無くていいのにー。生々しいわー。でも、それは前提条件なので、仕方がない。生まれて来る前に、それでもいいからって生まれて来たでしょ?なんてツマラナイ話もしない。ただ、厳然たる事実って存在するんだよね。って話。

さて。それくらい変化上等の世界でも「今が、ずっと続けばいいのに」ってタイミングは、勿論あるよね。お若い頃なら、好きな人と一緒にいるとか。余命宣告された親が、今日は具合よく一緒にいられるとか。人によってはパチンコの出玉が止まらない、なんてのも範疇かな。

そして「こりゃ続かれたら、たまらない」もある。歯医者の治療とか。手を上げても止めてもらえないけど、止めない方が早く終わる痛し痒し感とか。オチのない長い説教とか、時間返せって思うでしょ?終わるから辛抱できる梅雨とか。なるべく速く移動していただきたい台風とか。

自然現象に関しては、ひたすら辛抱する能力が上がるわけで、それが人間関係での懐の深さになってたりもするけど、それ以外の何なら人災?みたいなところも、努力や意識の転換で、相当のイライラを、相応の経験値と笑いに変えていくことは、まぁできるんだよね。

そういう努力のために、不満が必要でね。ふてくされずに生きてくために、どうしようって、考えることになるじゃない。

ビクビクせずに生きてくには?って考える時には、不安が役に立つよね。安定について考えられるから。

ただ、ここで重要なのは、満足とか安定とかって、自分の理想の形でしか存在しないわけじゃない、ということでね。

昭和みたいな「良い会社・良い伴侶・良い家」みたいなのを、押しつけられないで済む時代なのだから、一般的にはどれほど歪んで見えようとも、自分にとっての幸せがコレ、に届くなら、いいんじゃない?そのために、不満や不安があるなら、すごく意義深い。

そう思える柔軟さが、あった方がいいなと、ちょっと思ったので。書いてみたよ。せっかく人間に生まれたのだから、体験できることは、なるべく楽しまないとね。勿論、楽しみきれない多くの出来事があるのは承知で、それでも。


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