見出し画像

ママが栽培する珈琲

やはり日記は続かない。
前、noteを書いたのが7月。

ただ今日という日のことを。

もうすぐ赤ちゃんが産まれる先輩と、
安定期がそろそろ終わるということでご飯に。

早く着きすぎた新宿の、純喫茶で仕事の台本を読み。
ウキウキしててか、約束の10分前には席に着いていて。
初デートのように待っていた。

ほっこり女子度の高い食事をして解散。
(もちろん楽しかった)

21:30で1人で新宿にいることもなかなかないし、
ずっとあたためていた行きたかったお店に行ってみる。
ところで私は中島みゆきが大好き!というか、神様だと思っているので
中島みゆきバーに向かうのだった。

お店の名前は「世情」
中島みゆき様ファンであれば、ピンとくる店名。

京都で通わせていただいていた中島みゆきバー「きさらぎ」にて、
ずいぶん前に教えてもらっていたところ。
そして、会員制ということだったので、
1年前にメール申込で会員にはなっていたけど、行けてなかったところ。
(珍しく、メールで会員登録をする)
(「中島みゆきを本当に愛する人しか店に入れたくない」という店主の気持ちからだそう)

マイ・フェイバリィットの
おまえの家
永遠の嘘をついてくれ
タクシードライバー
ミルク32

初回来店のくせに、あつかましく流してもらった。
みゆき様ファンは、どうやら男が多いらしく。
お客は50歳オーバーの先輩ばかりだった。
(京都きさらぎも同様)

そこそこに退散。
店を出た時は既に23時だったが、
どうせなら〜!と思い、向かうは2丁目。

新宿2丁目といえば、同性愛タウンで有名すぎる街。
そんなここにも、中島みゆきバーがあるのを知り
前々から行きたいと思っていた。

今日という日を、みゆきdayにするべく
(というか、単にストレスたまってた)
勢いだけで向かった、「碧珊瑚」  

そこには2組のゲイカップルと、60歳オーバーの素敵なママがいた。
「イチゲンですが、いいですかー」と入るノンケの私を笑顔で迎え入れてくれた。
入った瞬間、みゆき様の声がぶわっと包んでくれた。

みゆき様の声をBGMに聞く、みんなの恋話は最高に愛おしかった。
(リクエストは、アルバム「愛していると云ってくれ」)

こういった社交場でのみんなは愛情深く、いつも聞いていて愛おしい。不純を含めて。

カップル達が店を去った後、
ママが豆を挽くところから、珈琲を淹れてくれた。
とても美味しかった。
ママが沖縄で自分で栽培している珈琲(何者だ)

終電ギリギリで出たけど、
(そして今夜は雨も降ってて寒い11月の最期)
新宿駅まで早足で帰る道もほかほかしてた。

なんでもない日が、なんだか贅沢だったこと。
ただそれだけのこと!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?