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本当に "タイプ効果+" は "アピール+" より弱いのか?(Voタイプ:VoVoVo編成)

みなさんは、メイン作戦に置くキャラクターに、どんなひらめきスキルをつけますか?

多くの方は、『状況によるけれど、"アピール+[中]:同作戦"か、"アピール+[中]:同属性"あたりがいいだろう』と思うのではないでしょうか。

では、"タイプ効果+[中]"はどうでしょうか?
これに対しては、『"アピール+[中]"は2%増加で、"タイプ効果+[中]"は1%増加だから、"アピール+[中]"の方が強い』と思うかもしれません。
でも、本当にそうなのでしょうか?

本記事では、1作戦編成(VoVoVo編成)において、Voタイプのキャラクターに「"アピール+[中]:同作戦"をつけた場合」と 「"タイプ効果+[中]"をつけた場合」で、どちらの方が獲得ボルテージが増加するのか考察します。


1.はじめに:結論

計算過程が長くなるので、先に結論を書いておきます。

結論:"アピール+[中]:同作戦"の方が増加する
(※3-1参照) "アピール+[中]:同作戦"をつけた場合、76,619.3 増加 
(※3-2参照) "タイプ効果+[中]"をつけた場合、71,727.6 増加 


2.おおまかな方針

おおまかな方針

今回、"タイプ効果+[中]"の性能を検討するに当たり、

 ①「"アピール+[中]:同作戦"をつけた場合」と、
 ②「"タイプ効果+[中]"をつけた場合」

の2つの場合それぞれについて、

 (1)ノーツタップによる獲得ボルテージ
 (2)特技による獲得ボルテージ
 (3)SP特技による獲得ボルテージ

の3つの値を計算して比較検討します。


3-1.①"アピール+[中]:同作戦"の場合

アピール+見出し

(1)ノーツタップによるボルテージ獲得
・ひらめき追加前= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 115% × 180ノーツ

・ひらめき追加後= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3000 ) × 115% × 180ノーツ

・増加分= 14,000 × 2% × 115% × 180ノーツ = 57,960


(2)特技によるボルテージ獲得
・ひらめき追加前= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 115% × 33% × 180ノーツ

・ひらめき追加後= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3000 ) × 115% × 33% × 180ノーツ

・増加分= 14,000 × 2% × 115% × 42% × 33% × 180ノーツ = 8033.26


(3)SP特技によるボルテージ獲得
※SP特技回数=200 × 180ノーツ ÷ 6,000 + 5回 = 11回

・ひらめき追加前= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 } × 3人 × 115% × 11回

・ひらめき追加後= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3,000 ) + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 } × 3人 × 115% × 11回

・増加分= 14,000 × 2% × 3人 × 115% × 11回 = 10,626


(4)合計値
増加量= [(1)の増加量] + [(2)の増加量] + [(3)の増加量]
   = 57,960 + 8033.3 + 10,626
   = 76,619.26


3-2.②"タイプ効果+[中]"の場合

タイプ効果_見出し

(1)ノーツタップによるボルテージ獲得
・ひらめき追加前=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 115% × 180ノーツ

・ひらめき追加後=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3000 ) × (115% + 1%) × 180ノーツ

・増加分=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3000 ) × 1% × 180ノーツ
    = 50,810.4


(2)特技によるボルテージ獲得
・ひらめき追加前=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 115% × 42% × 33% × 180ノーツ

・ひらめき追加後=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × (115% + 1%) × 42% × 33% × 180ノーツ

・増加分=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1%  × 42% × 33% × 180ノーツ
    = 7,042.32


(3)SP特技によるボルテージ獲得
※SP特技回数=200 × 180ノーツ ÷ 6,000 + 5回 = 11回

・ひらめき追加前={ ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 } × 3人 × 115% × 11回

・ひらめき追加後={ ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 } × 3人 × (115% + 1%) × 11回

・増加分={ ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 } × 3人 × 1% × 11回
    = 13,869.24


(4)合計値
増加量= [(1)の増加量] + [(2)の増加量] + [(3)の増加量]
   = 50,810.4 + 7,042.32 + 13,869.24
   = 71,721.96


4.おわりに:結論と考察

結論_比較表

結論:"アピール+[中]:同作戦"の方が増加する
(※3-1参照) "アピール+[中]:同作戦"をつけた場合、76,619.26 増加 
(※3-2参照) "タイプ効果+[中]"をつけた場合、71,721.96 増加 

大方の予想通り、"アピール+[中]:同作戦"の方がスコアを伸ばしていました。
今回の結果において、"タイプ効果+[中]"の性能を無理やり"アピール+"的に換算すると、1.87%程度増加させていることになり、"アピール+[中]:同作戦"には及ばないものの、かなり強力であることがわかります。

また、ボルテージの増加について、もう少し詳しく見ると、(1)ノーツタップと (2)特技においては、"アピール+"の方が獲得ボルテージを増加させ、(3)SP特技 においては、"タイプ効果+"の方が増加させています。

このことから、SP特技によるボルテージ獲得の機会が多い VoSpSp編成では、"タイプ効果+"によるボルテージ増加の影響が大きくなるので、今回のVoVoVo編成とは違った結論になるかもしれないと予想されます。
これについては、別の記事で検討したいと思います。

以上で、今回の考察は終了します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※考察に抜けや漏れ、誤りがあったらごめんなさい m(_ _)m

↓↓↓ 次回の考察はこちらになります ↓↓↓

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5-1.補遺:前提知識のおさらい

_おさらい

・ひらめきスキル"アピール+[中]:同作戦"の性能
"アピール+[中]:同作戦"は、そのスキルをつけたキャラクターと同じ作戦に所属するキャラクターの基本アピール値を2%増加します。


・ひらめきスキル"タイプ効果+[中]"の性能
"タイプ効果+[中]"は、そのスキルをつけたキャラクターの所属する作戦の作戦効果を1%増加します。
したがって、対象は"自身"のみですが、自身の作戦の作戦効果が増加するため、その影響は同作戦内の全員に及びます。


5-2.補遺:スコア計算の前提条件

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・基本アピール値:14,000、基本テクニック値10,000
・アクセ補正値(アピ):1,000 × 3=3,000、補正値(テク):500 × 3=1,500
・個性パッシブ補正率:4.2% × 6人 + 7% × 1人=32.2%
・ひらめき補正率:2% × 3枠 × 8人=48%
・作戦効果補正率:5% × 3人=15%
・特技:自身のアピールの42%のボルテージを獲得/確率33%
・楽曲ノーツ数:180ノーツ、AC回数:5回 → SP特技回数

・ボルテージ計算:( [基本アピール値] × [パッシブ補正率] + [アクセ補正] ) × [作戦効果補正率] × [ノーツ数]


※計算の便宜上、"ライブスキル補正" と "コンボ補正"、"クリティカル補正" は省略します
※また、メイン作戦(緑)は全員同一のステータス、特技と仮定します

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