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"初期UR凛ちゃん(Sp/黄)" にフレンド活用の可能性を感じていいのか?

スクスタで一作戦編成をする場合、キャラクターの使い方には、

 ① メイン作戦に編成して、スコアを稼ぐ
 ② メイン作戦以外に編成して、メイン作戦をサポートする
 ③ フレンド枠を利用して、メイン作戦をサポートする

といった方法が考えられます。

そして、初期UR凛(Sp/黄)を活用する場合、ステータスの値や特技の性質から①の利用は難しいと思われます。
また、前回の記事から、②の利用はかなりいけそうといったことが分かりました。

今回は、初期凛ちゃんを「③フレンドとして利用」する場合、どの程度使えるのかを考えたいと思います。

↓↓↓ 前回の記事はこちらになります ↓↓↓



1.はじめに:結論

今回も例に倣って、最初に結論を書きます:

「SPゲージ獲得」を軸とするクリティカル編成でのフレンド使用では、フェス限定UR果南/フェス限定UR鞠莉と同じくらいスコアを伸ばす


2.大まかな方針

初期凛(Sp/黄)をフレンドとして使う場合、

 (1) パッシブ個性のテクニック+:同作戦
 (2) アクティブ個性のSPゲージ獲得+

を十分に活かすために、メイン作戦は、「SPゲージ獲得特技」をもつ「クリティカル編成」を対象にします。

また、フレンドとしての性能を考察するにあたり、よく使われるであろう2人の候補と獲得スコアを計算して、性能を比較検討します。

具体的には、

 ・フェス限定UR絵里(Sp/紫)
 ・フェス限定URことり(Sp/紫)
 ・初期UR善子(Sp/紫)

をメイン作戦に編成したクリティカル編成に対して、

 ① フェス限定UR鞠莉(Sk/青)
 ② フェス限定UR果南(Vo/赤)
 ③ 初期UR凛(Sp/黄)

の3人のフレンドを選択したときの各獲得スコアを比較していこうと思います。


3-1.フェス限定UR鞠莉(Sk/青)の場合

フェス限鞠莉個性

フェス限定UR鞠莉は、パッシブ個性に"アピール+(同作戦)7%"と、ライブ個性に"アピール+(全員)5%/曲開始時30%"、ひらめきスキル4枠を持っています。

下の表は、鞠莉のライブ個性が発動した場合の獲得スコアを計算したものです:

5凸、鞠莉、チョーカー3

5凸、鞠莉、チョーカー2+バングル1

鞠莉をフレンドに選択した場合、アピール値が十分にあるので、チョーカー3個の場合の方がスコアが伸びています。
また、チョーカー3個の場合は、テクニック+を2人入れた場合が場合が最もスコアを伸ばしています。


3-2.フェス限定UR果南(Vo/赤)の場合

フェス限果南個性

フェス限定UR果南は、パッシブ個性に"アピール+(同作戦)7%"に加え"テクニック+(同作戦)3.5%"と、ライブ個性に"アピール+(同作戦)2.5%/曲開始時100%"、ひらめきスキル4枠を持っています。

下の表は、果南のライブ個性を含んだ獲得スコアを計算したものです:

5凸、果南、チョーカー3

5凸、果南、チョーカー2バングル1

果南をフレンドに選択した場合は、バングルを1個使用するほうが少しスコアを伸ばすようです。
フェス鞠莉に比べて、ライブ個性のアピール増加が低いこと、パッシブ個性のテクニック増加があることが影響したのでしょうか。


3-3.初期UR凛(Sp/黄)の場合

凛ちゃん個性

初期UR凛は、パッシブ個性に"テクニック+(同作戦)7%"と、ライブ個性に"SPゲージ獲得+(全員)5%/AC時30%"、ひらめきスキル3枠を持っています。

下の表は、凛のライブ個性を除いた獲得スコアを計算したものです:

5凸、凛、チョーカー3

5凸、凛、チョーカー2バングル1


次に、ライブ個性による獲得スコアについてですが、計算が長くなるので計算の過程は次節に譲り、ここでは計算結果だけを記します:

 ライブ個性の獲得スコア= 104,656.74

結局、凛をフレンドに選択した場合の獲得スコアは次のようになります:

 【チョーカー3個の場合】9,863,807.01
 【チョーカー2個+バングル1個の場合】10,057,497.43


3-4.補足:凛のライブ個性によるスコア増加量

凛の個性2

この節では、凛のライブ個性によるスコア増加量を計算します。

凛のライブ個性の効果は、①タップで獲得するSPゲージ、②特技で獲得するSPゲージの両方にかかります。(※2-2.参照)
ここで、全ノーツ数の30%経過時に凛の特技が発動したと仮定すると、①と②の値はそれぞれ次のようなります:

 ①にかかる効果= 200 × (100% + 3.5%) × (100% + 15%) × 5% × (180ノーツ × 70%) = 1,499.72

 ②にかかる効果= { (6,000 × 9%) × 2人 + (200 × (100% + 3.5%) × 20% × 10ノーツ) × 1人 } × (100% + 15%) × 5% × 33% × (100% - 15%) × (60ノーツ × 70%) = 1,012.05

この2つの合計がSPゲージ獲得量の増加分となります。
SP特技で250,000ボルテージ獲得する場合、これをスコアに換算すると、

 スコア増加量= 250,000 × ( 1,499.72 + 280.45 ) ÷ 6,000 = 104,656.74

凛のライブ個性によるスコア増加量の計算は以上になります。


3-5.まとめ

まとめ_凛フレンド5凸

上記表は、3-1〜3-4の結果をまとめたもので、フレンドを選択したときにスコアを最大化する「バックダンサーのテクニック+持ちの人数」と「アクセサリー」の組み合わせ、そのときの「獲得スコア」を示しています。
※別枠補正欄には、初期凛のライブ個性でのスコア上昇分を表示しています。

上記表からは、凛をフレンドに選んだ場合が最もスコアを伸ばしていることがわかります。

これは、①パッシブ個性(テクニック+:同作戦)によって大幅にクリティカル率が上昇していることと、②ライブ個性(SPゲージ獲得+)がタップスコア上限に引っかからずにスコアを伸ばせるが影響していると思われます。


4.補足:ライブスキル補正10%を加えた場合

参考のため、(1)「5凸編成にライブスキル補正10%を加えた場合」と、(2)「4凸編成にライブスキル補正10%を加えた場合」の結果を貼っておきます。

まとめ_凛フレンド5凸ライブ補正

まとめ_凛フレンド4凸ライブ補正

5凸編成にライブスキル補正10%を加えた場合、鞠莉が最もスコアを伸ばしていることが分かります。
ライブスキル補正によって、アピール値が十分に高くなったため、バックダンサーのテクニック+数を増やすことが可能になり、全体としてスコアが伸びているようです。

また、4凸編成にライブスキル補正10%を加えた場合、凛が最もスコアを伸ばしていることが分かります。
5凸補正なしの場合と同様、アピール値が十分に高くない状態では、テクニック+とバングルとの併用が高い効果を発揮するようです。


5.おわりに:結論と考察と蛇足

まとめ_凛フレンド5凸

「SPゲージ獲得」を軸とするクリティカル編成でのフレンド使用では、フェス限定UR果南/フェス限定UR鞠莉と同じくらいスコアを伸ばす


今回は、初期UR凛ちゃんのフレンド使用について考察してきましたが、パッシブ個性とライブ個性の特性を活かせば、かなり使えることが分りました。

「アピールを上げてスコアを稼ぐ」編成ではなく、「SPゲージ獲得を軸としてタップスコアはクリティカルで稼ぐ」編成では、フレンド凛ちゃんが活きてきそうですね。

また、後出しになってしまいますが、凛ちゃんのライブ個性が稼ぐスコアについてはさらに伸びることも考えられます。
その理由として、次の2つが挙げられます:

 ①今回は全体の70%をライブ個性の対象としましたが、「一回目のアピールチャンスで個性が発動した場合」や「アピールチャンスが開始直後にある場合(上級曲「CHASE!」など)」には、ライブ個性の対象範囲が広がる

 ②ノーツギミック等によってSPゲージ獲得量が上昇する場合には、そこに効果が及ぶことが考えられ、より多くのSPゲージが獲得できる

このように、アピールチャンスが早めの曲や、SP関連が優遇されている曲では、スコアの伸びが期待できるわけです。


前回と今回、長々と初期凛ちゃんの可能性について話してきましたが、初期凛ちゃんは決して使えない子ではないことが伝わったと思います。
今後、初期凛ちゃんをゲスト設定している人を見かけたら、「こいつやるな!」と思ってください。

今回の考察はこれで終了します。
次回は、フェス限定URの善子ちゃんについて少し考察したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


↓↓↓ 次回の記事はこちらになります ↓↓↓

↓↓↓ 過去にこんな記事を書いています ↓↓↓

↓↓↓ 今回の記事はこの動画に触発されて作りました ↓↓↓


6-1.補遺:前提知識のおさらい

_おさらい

今回の考察では、ヨハネパワー系特技/SPゲージ獲得量上昇系特技に対して次の補正がかかることを前提に話を進めます:

 ・作戦効果によるSPゲージ獲得量上昇
 ・"SPゲージ獲得+"個性による基本SPゲージ獲得量上昇


細かい動作の確認については、以下の記事の参照をお願いします:

※確認方法/結論に誤りがありましたら、Twitterでご一報いただけると幸いです。


6-2.補遺:スコア計算の前提条件

前提条件

今回は、メイン作戦がエレガント属性なので、エレガント属性の楽曲で検討します。

また、各種補正は以下の値を使用します:
・ひらめきスキル補正:45%=2%×18枠 + 1%×9枠
・属性一致補正率:27.5%=20%+7.5%(キズナ効果)
・判定補正率:20%(Wonderful)
・クリティカル補正率:80%=50%+30%(キズナ効果)
・アピールアップ(キズナ効果):10%
・テクニックアップ(キズナ効果):10%
・クリティカル発動率アップ(キズナ効果):2%
・獲得ボルテージ:
 ( [基本アピール] × [パッシブ補正率] + [アクセサリー補正] ) × [属性一致補正] × [判定補正] × [属性一致補正] × [クリティカル補正]

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