見出し画像

人と人を繋ぐ音楽だ



毎度、BUMPの話ばっかりしてすいません。
だって大好きだから。。。。。
年を取るたびに愛が大きくなるな!!

一人で福岡遠征をしました。
リセールが当たって、初めての2days参戦!

一人旅のいいところはなんと言っても自由なところ。好きなものを好きなタイミングで食べて、疲れたら真昼間でもホテルでちょっと寝たっていいし、ちょっと立ち止まってお花見をしたっていい。または何もしなくてもいい。全てのタイミングが自由だ。(自由に振る舞いすぎて、行きの飛行機に乗り遅れかけた。今年一焦った。)

一人旅でもの足りないことは、気持ちの共有ができないこと。どんなに美味しいものを食べても、どんなに感動したライブの後でも、それを話す相手がいない。一人すまし顔でトボトボ歩いて帰るしかないのだ。ちょっと寂しいなと思うところ。

1日目のライブの後、「すごい…すごいよかったなあ…」「一生ついていくわ…」と思いながら一人でこじんまりとした居酒屋に入った。
なんかすごいガラガラで、入る店間違えたか…?と思ったけど、すごい気さくな大将が居て、福岡のことや色んなことを聞かせてくれて、楽しくお酒を飲めた。なんと言っても、出してくれたお刺身の美味しかったこと!!福岡のご飯は本当に何を食べても美味しい。

旅の醍醐味って、こうやって現地の人と話せることなんだよなあ〜と思いながらお店を出て、少し歩くと誰も居ない小さい公園で桜が満開になっていた。
これは絶対しなきゃダメだと思い、コンビニで缶チューハイを買って、一人でお花見をする。
ライブの興奮とお酒のおかげでふわふわしている身体に、春の夜の風や匂いが心地よい。(こういう表現、よくあるけどしてみたかった!!やったー!)

いやー幸せだな。
一人でも充分幸せだな。
一人で来たからこその幸せかもしれないな。

そう思いながらホテルに戻る。
そういえばホテルの建物にバーが入ってたなあ、折角だから一杯だけ飲んでから寝ようかなと思い、行ってみる。

バーといってもすごくカジュアルな雰囲気で、私の格好を見て、「ライブ帰りですか?」「折角だからBUMP流しますね!」と言ってくれる店主さん。すごい!どこに行っても親切にしてくれる!幸せの詰め合わせじゃん!

なんかすごいスモーキー?香り高い感じ?のウイスキーを飲みながら、隣の人に話しかけてみる。
ホテルで受付をしてくれた従業員さんが隣でお客さんとして飲んでいて、受付してくれたときの機械的な感じとは打って変わって、「ライブ楽しかったですか?いいなあ〜!」なんて、すごく楽しく話してくれた。嬉しい!!!


反対隣に目を向けると、一目見てわかるくらいBUMPファンの格好をした女の子が居た。お酒の勢いで話しかけてみると、すごく喜んでくれて、色々話す。お互い酔っ払っていたこともあり、大盛り上がりする。

この辺はあんまり覚えてないのだけど、気づいたらお店を出て、さっき1人花見をした公園で、今度は二人でお酒を飲みながらひたすらお喋りした。
BUMPのこと、どうやってここまできたのか、好きな物事や人のことなど…初対面なのに話すことは不思議と尽きなかった。
話の流れで名前を聞いてみると、なんと下の名前が私と同じだった。そんなことある???!

夢中で話していたら夜中の3時になっていた。楽しい時間は、いつもすぐに過ぎていってしまう。
お互い一人旅だったから、明日もし会えたらまたお話しようと約束をして連絡先を交換して、解散した。


そしてなんと、次の日のライブ終わりもその子は私に会ってくれた。ライブの感想を言い合い、2人で余韻を噛み締めながらお酒を飲んだ。
まだ会ってまもないのに、やっぱり話すことは尽きなかった。

深夜2時の川沿い、流石にもうホテルに戻らなきゃいけない時間で、またライブに一緒に行こうね、東京に来る時は絶対連絡してね、来ないときでも連絡してね、私もするからね、とお互いに何度も何度も確認して、「寂しいねえ」「寂しいねえ」と言い合い、惜しみながらもその子と別れた。


ライブで友達を作る、話にはよく聞くけど、私にとっては初めてのことだった。それがこんなにも嬉しいことだなんて!しかも年も近くて名前も一緒で、なによりBUMPへの愛が同じくらい大きくて、これはまさに奇跡みたいな出会いだった。

そしてこの幸せな出来事は、ライブで藤くんがいつも言ってくれていることに繋がっていた。



「音楽を待ち合わせにして、僕は、僕たちは君に出会うことができた」

「本来は交わらなかったかもしれない線が、音楽を通して奇跡的に繋がったんだ、それは当たり前じゃないんだよ」

「君が、僕たちを見つけてくれたんだ」




居酒屋やバーでの出会い、そして名前が同じその子との出会いは、まさにこの言葉通りの出来事で、BUMP OF CHICKENを中心に、待ち合わせ場所にして出会えた私たち。これからも大切にしたいと思った出会い。藤くんは、いつもとてもリスナーを大切に思ってくれていて、だからこそ出た言葉。
そして、いつも私が受け取っていた言葉以上のことがその夜に起きたんだ。


帰り道にこれを書いているんだけど、もちろん楽しみにしていたライブが終わってしまって寂しい気持ちは大きいんだけど、でもBUMPの曲はいつも、私が明日一歩前に進む勇気をくれる。また会う約束をしたから、明日からの生活も大丈夫だと思わせてくれる。だから私は明日も素知らぬ顔をして生きていくけど、こんな素敵な出会いをする前とは確実に違う自分だ。

また音楽を待ち合わせにして私は、私たちは何度でも会いに行くんだ。



最後にfrybyの歌詞を。

バイバイ!
忘レテモ構ワナイ、忘レナイカラ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?