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やっぱり英語はやめられない。

「英検2級をTOEICに換算」 と打ち込む。「え!全然違う。これでは全然足りない」どうしたらいいのか……。

 2年位前に必死の思いで英検2級を取得した。恐らく6回位落ちた気がする。いや、それ以上かもしれない。死ぬ気で取得したので、TOEICに換算するとどれ位だろうとネット検索をしてみた。なんと、想像以上の点数が現れた!550点~785点。「え!こんなに高いのか!」 と思い調子に乗ってTOEICを受験してみた。

 やはり、全然わからなかった。なぜなら、リーディングの「設問」が訳せないのだ。訳せないのに答えがわかるはずもない。
 針の上のむしろの様な2時間が終わった。

結果はみごと惨敗の445点!あの換算式よりも全然低い!もしかしたら、「英検2級を取得している中で、自分が一番低いかもしれない。なんてことだ。英検2級保持者から、かなりのクレームが来ること必死ではないか!もちろんTOEIC受験者からも!」本当に皆様に申し訳ない。
とてもとても反省した。

 そして私は一念発起したのだ。まずは目標を600点と置き、自分に何が足りていないのか確認した。最初に思ったこと。それは、「設問」である。そう。訳せなった設問。絶対訳してやると意気込んで、TOEICの公式の過去問を買ってきた。設問だけを永遠に眺め、黙々と訳した。
 
 分からない単語は辞書を引き訳した。それでもわからない単語には、最近知った消えるマーカーペンで印を付けた。

 一通り確認すると、約1割程度訳せなかった。決して胸を張ることではない。分からない単語をピックアップして、訳して行く。そうすることでようやくスタートラインに立てた気がした。質問の意味が解らなければ回答できないのだ。
 当たり前である。「あなたの名前を教えてください」と言っているのに「パイナップルが大好きです」と答えている様な物だ。軽いボケとツッコミ的な漫才に聞こえてくる。

 リスニング、リーディングの質問の意味が分かった所で一通り問題を眺めた。
 1つ分かったことがあった。そう。英検脳だったのだ!もっと言うと、英検の解き方でTOEICを解こうとしていたのだ。これでは解けるはずがない。丸い鍵穴に四角い鍵を入れようとしていたのだ。何かこれが解っただけでもすごくうれしかった。

 だからまず、英検脳をTOEIC脳へ変化すべく少しずつ、少しずつ問題を解いていった。

 数カ月経ってくると英検脳はなりを潜め、TOEIC脳になってきた。これでこっちの物だとばかりに大分意気込んだ。

 そして、満を持してTOEICの試験会場へ向かった。試験は午後からであり、お腹を満たすことはすごい眠気も引き連れていることを知っていたので、チョコレートを少し食べた。
 
 なぜ甘い物を食べたかというと甘い物は、脳の回転を高めるらしいという話を何処からか聞いていたのでさりげなく食べてみた。

 実は軽い緊張もあり、水を飲みたかったが、試験中に突然行きたくなる可能性をひめているので、飲んだふりをした。唇を軽く濡らす程度にとどめ置いた。試験開始の声が聞こえた。こんなにも2時間が短いと感じたことは大好きなパイナップルを食べてる時に匹敵した。

 全ての運と気力を使い果たした。数週間後結果が届いた。点数は475点。少し上がったが比較表の点数にはまだ程遠い点数だ。恐らくこの事実を「英検2級の皆様に公表してしまったら、後ろから刺される位の冷たい目線が突き刺さるだろう」と思った。

 ここはやはり考え方を変えようと思った。分からないことがあったらまず何をすればいいのだろうかと1時間位考え出した結論が、誰かに聞けばいいのだ。しかも、知っている人に聞かないと全然意味がない。
 
 いろいろ検索をしてTOEICのオンラインセミナーを見つけた。恐る恐る扉を叩いてみたら、とてもウエルカムモードの全開の先生がいた。一安心して、講義のアドバイスを鵜呑みにして習慣の様に勉強を始めた。
 
 聞いたアドバイスを記憶に残し、試験を受験した。そして迎えた試験結果当日。仕事の休憩時間を使い自分のスマホで手に汗をかきながら、丁寧に一文ずつ打ち込んだ。ログインでき、結果のボタンを押す。なんと500点突破の525点!500点の壁が崩した瞬間だった。その場で崩れ落ちそうだった。
 
 しかし、そこは社会人である。膝から崩れる真似はできない。何事もなかった様に休憩時間を満喫した。が、実はここに盲点が1点ある。そう。まだとどいていないのである。目標の点数に。

 能天気な私は家に帰るまでその事実すっかり忘れていた。帰宅して、あの余韻に浸ろうと、再度自宅のPCで確認した。ここで驚愕の事実を思い出すのである。「え!足りてない!25点!」 私はこの最大の勘違いを大慌てで修正した。

 再びTOEICの練習問題を解き始めた。「絶対登ってやる600点」目標点数を胸に刻み込み、TOEICの受験申し込みをしようとした時である。
 冷たい現実が。PCの画面に現れたのだ。

 次回は私の地域で開催されないことが分かったのだ。千里の道も一歩から。次回開催は2カ月後。やっぱり英語はやめられない。焦る気持ちを抑えつつ。私はTOEICの練習問題を開いた。

 最後までお読み頂きありがとうございました。
 今まさに勉強の最中です。買ってきた問題集の中の単語をすべて理解できるように日々勉強をしています。
 TOEIC受験される方、お互い焦らず確実に歩いて行きましょう!

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