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「築115年の古民家のつくり」②レトロで小技が効いてるガラス格子戸

今回は玄関の戸をじっくり観察します!!

○ ガラス格子戸

表側の玄関は、木戸とガラス戸の二重構造になっています。

外側は格子状の木枠のガラス戸です。
このガラス戸が、今では珍しい構造なんです。
全体は磨りガラスで、一部、二層になっていて透明なガラスがはめこまれています。
私は初めて見ました。詳しく写真で説明しますね。


一段高い位置に戸がついています。

室内側から、ガラス戸に寄ってみます。

室内側が磨りガラス。

真ん中の格子の枠が小さくなっていますね〜
ここが、こうなります!

おや?

スライドして

開いた!

格子1つ分だけ、透明ガラスになりました。

ガラスから見える景色の奥が門なので、室内から来訪者が見えるようになっています。覗き窓?

逆光のコントラストで、木枠が黒く浮かび上がって見えます。


そして、磨りガラスのおかげで、光が柔らかく差し込んできて、暗い土間が明るい雰囲気になります。

光の濃淡が古民家の魅力のひとつですね。


お読みくださりありがとうございました。