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彫刻家 堀園実(アート部門担当者)の美術展が、島田市にて開催中!


SOYハウスの母体団体である『NPO法人 ヒト・マチ・プロジェクト』のメンバーの堀園実さん。
SOYハウスのアート関連のプロジェクトの主要メンバーです。
その彼女が、静岡県立美術館の移動美術展にて、作品を発表しています!

彫刻が専門の堀さん。
昨年のSOYハウスのアートプログラムでは、石膏ワークショップや、三保海岸の漂流物を使った造形ワークショップをら開催して、アートフェスティバルに展示発表をしました。

今年も12月のアートフェスティバルに向けて、絶賛活動中です!
こちらも記事にしますね。

さて、ここからが今回の展示の紹介です!
写真とともにお送りします。

「リレーション」展

◎ 堀園実

会場の島田市の場所の記憶を、石膏で再構築しています。

会場2階に上がると、まず現れるのがこちら。

石膏の丸太

島田の製材所から丸太を購入し、型取りをしたそうです。
そして、謎の派手柄のテカテカした布。不思議な組み合わせ。

近づくとこんな感じ
木の皮が付着している

大井川の石でしょうか?
川の記憶をカタチに留めます。


椅子も石膏
バラして型取りして、焼いて、組み合わせ

この椅子が観ているのが、、この景色

大井川付近の風景と駿河湾の映像が流れる

ちなみに、この展示会場のカーペットの柄はお茶の花。

お茶の花って見たことありませんでした

上のカーペットをデッサンして、柄に起こし、印刷して展示用の布にしたそう。
それが、こちら! なるほど、そういうことだったんですね〜

丸太がのっていた布です

会場からインスピレーションを受けて作品に生かすのですね。
惜しまない手間。
アーティストの創造力は凄いですね〜✨

土地の記憶を呼び起こし、カタチにして、カタチが壊れ、土地に戻る。
彫刻と、映像の世界でした。

◎ 奥中章人 

もうお一方は、体験型の作品を造る奥中さんです。
こちらの展示も素晴らしかったので、ご紹介します。

外から見ると、中の人のシルエットが見えます


色が違う
中は広い空間。

自立したテントのような空間。
壁は触ると押され、手を離すと戻り。

中央にウォーターベッドがあり、座ったり、寝転ぶことができます。
自分の体重で沈む水。浮遊感。
他の人の動きでさざなみが起こり、揺れを感じます。
冷たくて、ぷかぷかして、気持ちよくて、いつまでも寝転んでいたくなる場所でした。

奥中さんの展示は小さいお子さんから五感で楽しめます。

お近くの方は是非、実際に目で見て体験してくださいね〜