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渡英準備|厳選!持ってきた方がいいもの、いらなかったものリスト

留学やYMS、海外赴任でイギリスへ来ることになった際、準備で困るのが「何を持っていけばいいの?」ということでしょう。私もイギリスへの帯同が決まってから、イギリス在住者のブログを読み漁り、持っていくものリストを作成しました。

2020年10月に渡英し在英期間は8ヶ月ほどになりますが、持ってきて良かったものもあれば全く使っていないものもちらほらあります。

そこで今回は、私たちが実際に持ってきたものの中から必須アイテムや持ってきて良かったもの、いらなかったものをご紹介します。

参考までに我が家の状況を簡単に記載しますと、

20代夫婦2人で同時に渡英
駐在期間は1年間(2020年10月→翌9月まで)
駐在期間中にイギリス国内で引越しあり
会社の補助金は日→英の荷物移動で、ダンボール3箱分のみ

という状況だったので荷物は必要最低限にまとめ、スーツケース大3つ・手荷物各自1つ・郵送荷物ダンボール3箱のみで渡英。そんな私たちが厳選した持ち物リストが渡英準備の参考になれば幸いです。

※ ◎:必須アイテム ◯:持ってきてよかったもの ✖️:いらなかったもの

1. 衣類

まずは持ってきた服やくつなどの衣類の中から、持ってきてよかったもの・必要なかったものを紹介します。

◎冬服&春・秋服

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ニットなどの冬服や長袖

イギリスは雨が多いという話はよく聞くと思いますが、実際その通りで肌寒い季節がとても長いです。私は10月に渡英しましたが、10月〜翌5月まで服装はほぼ一緒でした!

ニットやヒートテックなどの冬服はかさばりますが、持ってくる服の中での割合は多めが良いと思います。私が持ってきて重宝したのはヒートテック(通常のと極暖)・ウルトラライトダウンです。

またニットやコートを着るほど寒くはないけど、肌寒い時期も長いです。8月現在でも半袖より、長袖をよく着ます。ですので、春・秋服のようなニットではない長袖やカーディガンは持ってくると便利だと思います。

✖️真夏用の服

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タンクトップやキャミソールなどの夏服

半袖は着用頻度は低いものの何回か着ましたが、タンクトップやキャミソールのような真夏用の服は数着持ってきたものの一度も着ていません。

元々持ってきたのも「夏にヨーロッパへ旅行するとき用」だったのですが、コロナ禍では旅行の機会もなかったので出番はありませんでした。イギリスの夏は日本のように蒸し暑くなることはないので、半袖があれば十分でしょう。

冬服:春・秋服:夏服の割合は、6:3:1程度で良いと思います。

※イギリス在住歴15年以上の方と話をしたところ、2021年の夏は夏らしかった日は2〜3日しかなく今までで一番ひどかったとおっしゃっていました。例年はもっと暑くなる日があるそう。夏服はもう少しあってもよいかもしれませんが、優先順位の冬服>春・秋服>夏服は変わらないです。

◯防水アウター

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ダウンジャケットなどの水に濡れても大丈夫な上着

トレンチコートやダウンジャケット、アウトドア用の上着のような多少雨に濡れてもOKなアウターは持っていると重宝します。イギリスは雨が多いと言いましたが、正確に言うなら天気が変わりやすいです。

たとえば晴れているから徒歩2分のスーパーへ買い物に行こうとすると、スーパーへ着く頃には天気が崩れ始め、買い物を終えて帰ろうとすると土砂降り、家に入った瞬間に太陽が出てくるなんてことも。1日の間に、さらに言えば数分の間に天気が変わることはざらにあります。

また傘を差すほど強い雨が降り続く訳ではなく、傘もいらないような雨が降ることが多いです。実際イギリスの降水量は東京よりも少ないですが、晴れの割合は低いです。(参照:Weather Spark)そのため、雨に濡れても平気な水に強いアウターを優先的に持ってくるのがおすすめ。

私はアウトドア用の上着とMackintoshのコートを渡英後に購入しましたが、サイズ展開は豊富で自分にぴったりのサイズを見つけられました。ヨーロッパやイギリスブランドの服は日本で買うよりもイギリスの方が安く手に入る場合が多いので、もし購入を検討しているなら渡英後に買っても良いと思います。

✖️スーツ

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スーツ

お勤めの会社や職種によって状況は変わると思いますが、旦那はスーツ1着、ネクタイ数本、ワイシャツ数枚、ビジネスシューズ1足を持ってきましたが、どれも出番はありませんでした。

旦那はイギリス企業に勤める研究職なのですが、そもそもスーツを着て出社している人が1人いるかどうかという程度らしく、普段はスラックスにカジュアルめなシャツを合わせて出社しています。

同じ会社の駐在員や現地職員に事前にアドバイスをもらうようにして、必要かどうか判断するのがよいでしょう。

✖️ヒール

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ヒール

私はスニーカー1足、ブーツ1足、ヒール1足の合計3足持ってきましたが、ヒールは出番がありませんでした。そもそもヒールをあまり履かないという理由もあれば、コロナ禍でお洒落なレストランに行く機会もほぼなかったので履くシチュエーションがあまりありませんでした。

またイギリスの道は石畳が多く、でこぼこした道が多い印象。そんな道を転ばないようにヒールで歩くのは、かなり大変です。もしも普段からヒールを履く頻度が低いなら、わざわざ持って行く必要はないと思います。

2. キッチン用品・食品

次にキッチンで使うキッチンウェアや食品、調味料について紹介します。

◎菜箸・お箸

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菜箸とお箸

調理器具・カトラリーで外せないのが、菜箸とお箸です。お箸はイギリスのアマゾンでも買えますし中華系スーパーでも売っていますが、金属製の箸が多いのでデザインにこだわるなら持ってくるに越したことはありません。

またお箸は郵送ではなく、手荷物で持ってくると便利です!

一方で菜箸はほとんど見たことがありません。菜箸はお味噌をといたり、揚げ物の際に使いやすいので持ってくるのがおすすめです。

◯Staub Cocotte

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私たちは炊飯器の代わりに、Staubの鍋を持参しました。Staubで炊くご飯はとても美味しく、炊き方も簡単なので私たちにとっては必須アイテム!

ですが海外対応の炊飯器を持ってくる予定の方や、今Staubを持っていない方はわざわざ日本で買う必要はないと思います。

私たちが海外対応炊飯器を持ってこなかったのは、元々Staubは持って行くつもりだったのでご飯を炊くためだけに炊飯器を持っていくのは荷物が増えるだけでメリットが少ないと思ったからです。実際Staubはご飯を炊くだけでなく、肉じゃがやビーフシチューなどの煮込み料理やスープを作るのにも重宝しており、一つで何役にもなっています。

炊飯器こそ持ってきませんでしたが、お米用の計量カップは持ってきて正解でした!

◯ラップ

海外製のラップは、刃で切りにくかったりフィルムの貼りつきが弱かったりと使いにくいことが多いです。私もその事前情報を元に、ラップを2箱持ってきました。

ラップは何かと使う機会が多いので、使う度にストレスとならないよう持ってきておくと便利でしょう。蜜蝋ラップのようにエコなラップを手作りするのも、おすすめです。

◎出汁

海外にいると、気軽に食べられない日本食が恋しくなるもの。醤油やみりんなどの調味料は大体のスーパーやAmazonで購入できますが、出汁はスーパーでは見かけません。Japan Centreのように日本製品を扱っているサイトや中華系スーパーであれば、購入できる場所もあります。

ただ無添加の出汁や出汁にこだわりがある方は、日本から持ってくるのがおすすめ。私は出汁を2パックほど持ってきて、その後日本の家族や同僚から荷物を送ってもらうときに出汁も何回か追加で送ってもらいました。

✖️スパイス

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スパイス

私は日本で生活している際に買い、使いきれなかったスパイスがたくさんあったので郵送荷物で持ってきました。しかしイギリスのスーパーのスパイスコーナーは品揃えが豊富なので、持ってくる必要は全くありませんでした。

郊外のスーパーでもタイムやディルなどのハーブ、クミンやコリアンダー、マスタードシードなどのスパイスだけでなく、中華料理に使う八角(Star Anise)も買えます。渡英を機に、スパイスを買い揃えるのも楽しみの一つと言えるでしょう。

◎缶切り

イギリスの缶詰は、ツナ缶のような缶でも缶切りを使わなければいけません。使用頻度は高くないかもしれませんが、使いたい時にないと困るので持っておくと便利。

またイギリスの缶切りは日本のものと勝手がちがうので、使い慣れるのは大変かもしれません。日本の使い慣れた缶切りがあれば安心です。

◯茶漉し

イギリスにはティーストレーナーはありますが、日本のような形の茶漉しはほとんど見かけたことがありません。茶漉しがあると、プリンや茶碗蒸しのように茶葉以外を濾す料理にも使えるので何かと便利です。

ただあまりそのような料理を作らない方や、ティーストレーナーがあれば十分という方は持ってこなくても良いと思います。

3. 日用品

最後に日用品を紹介します。

◎テーブルタップ

イギリスの家は、全体的にコンセントが少ない印象があります。また部屋の隅にあることが多いので、使いたい場所からは遠いこともしばしば。スマホやPCの充電には日本のプラグタイプが必要となるので、日本からテーブルタップ(電源タップ)を持ってくるのがおすすめ。

持ってくる際は、コンセントに差し込む電源プラグはイギリス標準のBFタイプに変換できるもの、機器を差し込むコンセントは日本のプラグが差し込めるAタイプのものを持ってくるようにしましょう!

私たちは上記のテーブルタップを一つ日本から持ってきて、両方BFタイプのテーブルタップをイギリスに来てから追加で購入しました。日本から持ってきた方は寝室用、イギリスで購入したのはリビング用として2つで十分でした。

◎変換プラグ

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海外変換プラグ

テーブルタップと同様に、電源プラグはイギリス標準のBFタイプに変換できるもの、機器を差し込むコンセントはAタイプのものを持ってきましょう。

日本からどの程度家電などを持ってくるかによりますが、何個か持ってくるとよいでしょう。私たちはPC2台、スマホ2台、カメラのバッテリー充電器が日本のプラグタイプなので、変換プラグを3個持ってきましたがそれで十分でした。

◯メジャー

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メジャー

荷物を送る際、家具や洋服を買う際に使うメジャー。かさばらないので日本から持ってきましたが、割と使用頻度が高く持ってきてよかったなと思いました。特にコロナ禍でオンラインで物を買う機会が多かったので、サイズを図るのに重宝しました。

もちろんイギリスでもメジャーは購入可能なので持ってくるかはどちらでも良いですが、イギリスで買う際はメジャーの単位がインチやフィートになっていないか注意しましょう。

✖️筆記用具

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ボールペンなどの筆記用具

アメリカに留学した際に、アメリカで買ったボールペンの書き味が好きになれず日本の筆記用具が好きだなと思った経験があったので、イギリスに来る際にもお気に入りのボールペンの予備を持ってきました。

しかしそもそも文字を書く機会が少なかったので、ボールペンの予備まで必要ありませんでした。お気に入りのペンなどの筆記用具は持ってきてもよいですが、わざわざ予備は持ってこなくてもよいと思います。

またお店によっては日本ブランドのペンも売っているので、困った時は探してみてください。

◯洗濯ネット

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洗濯に使う洗濯ネット

イギリスの洗濯機は使い慣れるまでにかなり失敗しました!まず日本でなら30分程度で終わっていたのに、こちらでは最低でも1時間以上かかるモードがほとんど。正しいモードを選択しないと、柔軟剤を入れていてもタオルや衣類がごわごわのカチカチになってしまいます。

服を傷めないためにも、女性の下着や大切な服は洗濯ネットに入れて洗うのが安心です。イギリスでもAmazonやスーパーで洗濯ネットは購入可能ですが、値段は少し高い印象。特に下着用の洗濯ネットはAmazonくらいでしか見かけていないので、持ってくると便利でしょう。

◯スリッパ

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室内で履くスリッパ

日本では玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えるのが普通ですが、イギリスでは土足で部屋に入るのが当たり前。日本人としては土足で部屋に入るのが許せないので、私たちはスリッパを日本から持ってきました。

イギリスに着いてから気づきましたが、スリッパはイギリスでも購入できます。実際私も渡英後、Poundland(イギリス版の100均)でスリッパを購入しました。

スリッパはぜひ手荷物やスーツケースに入れて持ってきましょう。イギリスのホテルはスリッパが用意されていないことが多いので、初日から必要になることが多いと思います。

◎歯ブラシ

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歯ブラシ

イギリスの歯医者は料金が高いと有名なので、歯医者のお世話にならないよう歯ブラシは磨きやすいものを使うのがベスト。しかしイギリスで売っている歯ブラシはどれもヘッドが大きく、とても磨きにくいです。

ですので普段からヘッドが大きめのものを使っていなければ、日本の歯ブラシを替えも含めて持っていくことをおすすめします。

私たちは1年の滞在で1人3本ずつ持っていきましたが、もっと持ってくれば良かったなと後悔しました。

✖️歯磨き粉

歯磨き粉は使いかけだったホワイトニング用などを持ってきましたが、正直必要なかったなと思いました。

イギリスでは日本では売られていない、ホワイトニング効果が高いColgateの歯磨き粉を安く購入できます。ホワイトニングをしたいなら、歯磨き粉はイギリスで買った方が効果を実感できます!

◎常備薬

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常備薬

胃薬やアレルギーの薬など、常備薬は持っていった方が安心です。似た薬を成分を見比べながら英語で探すのは、手間がかかります。よく飲む薬や体に合った薬は、予備も含めて持っていくようにしましょう。

我が家は旦那の胃が弱いので、飲みなれた胃薬を持ってきました。私は日頃低容量ピルを飲んでいますが、これはイギリスでは無料で処方してもらえるので、GPに登録・診察してもらうまでの数ヶ月分持ってきておけばよいでしょう。

まとめ

今回紹介したリスト並びに持ってきたほうがよいかどうかの判断は、私の経験と主観を元に作成しています。また趣味性が高いもの(和食器・コーヒー用品・カメラなど)は持ってきてよかったと思ったものもありましたが、今回のリストからは省いています。

ぜひ渡航準備の参考にしてみてください。

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