見出し画像

何も起こらない物語が好きだという話

私は、本でも映画でもなんでも、「何も起こらない物語」好きです。

どういうことよ?っていう質問に答えるなら、表現するのが難しいけど、、、クレヨンしんちゃんとかドラえもんは映画版より普段のくだらない話が好きなタイプ。きっといますよね?同じタイプの人。

本だったら、波瀾万丈どんでん返しアリのミステリー小説より、ほのぼのエッセイとかが好き。ミステリーも好きだけど、読み終わった後にどっと疲れる、、

多分、感情移入をしすぎるタイプで、波瀾万丈ストーリーは映画にしても本にしても鑑賞し終わった後に疲れすぎてしまいます…おもしろいとは思うのだけど、あまりにも疲れるのがわかってるから、なかなかみる気になれないというところです。

そんな私の今まで見た中で好きだった作品紹介しま〜す。

まずは映画から。

「アイネクライネナハトムジーク 」

伊坂幸太郎の作品で、もともと小説の方も読んでました。小説も良かったんですが、映画もすごくよくて、、

この作品の中では、よく考えたら、自分の日常にまあありえないようなことが起こってるんです。でも、なんとなく自分の人生でもこんなことあるんじゃないか、と思わせてくれるような、思わず当事者目線で観てしまう映画でした。

生死をさまよう、みたいな緊張感はないものの、日常の中にある緊張感が丁寧に描かれているな〜と感じました。

「愛がなんだ」

これ、アイネクライネナハトムジークと同じ監督の作品だったんですね。今気づきました。普段あまり映画を観ないので、詳しくはなく、、

これも同じ、ありそうでない、なさそうである、そんな日常を描いた作品。

私としては、このような日常系の作品は、観終わった後に登場人物のその後を想像するのがひとつの楽しみです。

次は本にいってみます。

「週末、森で」/ 益田ミリ

この本は、私が中学生か高校生のときに実家に突然ぽんと置かれてた本です。父母どっちが買ってきたのか忘れたけど、2人ともめっちゃ読んでた気がします。

私はこの本を機に益田ミリさんにどハマり。代表作、「すーちゃん」をはじめとして何冊読んできたかわからないくらいになってきました。でもまだまだ読んだことのない本があって悔しくも嬉しいという、、とにかく大ファンです。

主人公は30代くらいの男女であることがたいていで、抱える問題も結婚や仕事、親の介護。私はまだまだその年齢に追いついていないどころか、まだ学生なのですが、なんかわかるなぁ。と思いながら読んでいます。自分が同じくらいの年齢になった時にも読み返したい。

「さるのこしかけ」/  さくらももこ

さくらももこさんは長年のファンで、私という人間の一部ではないかと思うくらいたくさん読みました。

物心ついたときからちびまる子ちゃん全巻が家にあり、何回も何回も読んでいました。いつものしょうもない日常コマから、プサディーとの別れやたまちゃんとのケンカなどの泣き回、実話のほのぼの劇場、全部大好きです。

そして、小学生くらいになって初めてさくらももこさんのエッセイを読んでこれまたハマりました。ひとりずもう、もものかんづめなど本当〜に色々読み漁りました。

なんというか、普段はふざけているというか面白おかしい話が多いのに、時々ある真面目な話に心打たれる、そしてさらに好きになる…という、、これは沼だと思ってます。読んだことない人にはなんでもいいから作品を読んでほしいなぁと思うくらい。読んだことない人、ぜひ読んでみてください。


なんか、思っていたより長くなってしまいました笑

私の周りにこういう作品が好きな人が少ないもので、「何も起こらない物語」好きな人に出逢えたら、色々おすすめしたいし、してほしいな〜と思う今日このごろでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?