「行動経済学が教える損しない感情コントロール術」友野典男

ずっとKindleに入れてた雑誌の中で、最近気になる行動経済学のページがあったので

「システム 1は素早く判断して、直ちに行動の指針を与えることができるという大きな長所を持っている。」
システム2には、システム1の判断・決定を評価し、それを受け入れてゴーサインを出したり、逆にシステム1の判断や決定を覆すという重要な役割がある。また、目先の欲望に負けない自己規制(セルフコントロール)もシステム2の仕事である。

↑何か物を買うとき人は2つの判断の仕方があるってことみたい

象使いは象を自分の都合にあわせてコントロールしようとするが、なかなかうまくいかない。象は大きく力が強いため、いったん暴走すると歯止めが利かないこともある。象使いが疲れていたり集中できなかったりする時や、どうしたらよいかわからない時にも、象のコントロールに失敗する。理性的なシステム2が感情的なシステム1を支配できるとは限らないのである。

↑突然の象! そのときの体調や心理状態によって、冷静な判断のためのシステム2が効かないこともあると

損失回避性とは、何かを得ることよりも、それを失うことに対する心理的な拒否感が強いことを言う。

↑返品が分かりやすい例ですね

サンクコストとは、既に費やしてしまって、もう回収不可能なコストのことである。

↑バイキングのことですね〜 分かります限界まで食べちゃう

変化にはコストやリスクが伴う。このリスクやコストは損失回避性によって過大評価されがちである。

↑最近引越しの手続きで実感。固定費の契約変更とか当てはまる!

残念ながら、システム1の間違いやバイアスを完全になくすような特効薬は存在しないのであるが、軽減する方法はある。

↑旅行先とかでノリで買うようなお土産とかはシステム1だろうけど、思い出になるからいいよね

意思決定の当事者ではない第三者や外部者は、意思決定にまつわる感情の影響が全くないか、小さくて済む。そこで、当該の意思決定問題とは無関係な人に、判断の良し悪しを判定してもらうことは、バイアスのかかった判断を免れる有力な方法

↑これはたまに無意識にやってるなぁ、服買う時とかね。同じようなもの持ってるじゃんって言われるね。

第4に、判断から実行までの間に意識的に時間をおくことである。
意思決定に大きな影響を及ぼす直感・感情は、ふつうは時間が経てば薄くなる。

↑人間関係とかでもそう、ムカつくLINEへの返信は衝動的に打ってはダメ、一晩寝かす!

統計学の知識があれば、相関と因果の混同などの初歩的な誤りを犯し、因果関係を無理矢理考え出すこともなくなる。

—『文藝春秋SPECIAL 2017年夏号[雑誌]』文藝春秋著
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