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たのむ

私はある学校の開場に座っている。
この日を目標に頑張ってきた子がいる。

私立中学入試。
息子よ、君は本当によくやってきた!

6年生の4月に初めて受けた模試。
算数は0点だった。
偏差値って0点でもあるんだね。そんな感想を話した気がする。

苦手だもの、ましてやこれまで全く勉強していなかった受験問題。大体の予想はついていた。

まだ10ヶ月もあるじゃない!これ以上、下がりようがないし、これから!

次の模試では5点。
得点できただけすごい!

その次は15点。
前より10点も上がってる!

微々たる上昇を見せていたが、夏の天王山を終えてもまだ手応えはなかった…

10月、足骨折。
学校へはタクシーまたは私の姉に送迎を頼んだ。
塾はオンラインにしてもらう。

模試も家庭内受験となる。

最後の模試は前日に発熱。その前から学年閉鎖していたが、遅れてインフルエンザ罹患。
後日、またしても家庭内受験。

それでもコツコツ頑張って、30点くらいは取れるようになった。
すごい!過去最高得点!
と褒めたら、低レベル〜と本人が言う。

いや、しかし。
全国の小学6年生の中でいえば、少なくとも、平均的な子よりはできてるんじゃない?と思いたい。

偏差値は本番直前まで上がる、2月の勝者には書いてあった!(漫画から情報を得るタイプ)

さすがに彼のスイッチは12月末ごろには入っていたと思う。
遅!と思うが、ほんと人それぞれ。
スイッチ入ってもなかなかエンジンが温まらなくて進まず親はヤキモキするのだが。

今年に入ってすぐ受けた塾の模試。
そこで第一志望校が初めてA判定になった!
決してレベルの高い学校ではないのだが、彼にとってはなかなか手の届かなかったA判定。

「あくまで模試は模試」なのだがここにきての追い風に乗って、彼は俄然やる気のスイッチを押そうとしている。(押したわけではない)

最後まで不安が残るのだが、あとは神頼み!
そろそろ、試験が終わる頃。

どうか、サクラ咲きますように!

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