台湾の未開発な島「蘭嶼」が最悪で最高だった話
これは、台湾在住経験のある私が普通の台湾旅行に飽きてしまい、
台湾本土からかなり離れた離島「蘭嶼ランユー」へ旅行した時の話です。
（蘭嶼は好きすぎて今まで2回行きました）
蘭嶼（ランユー）ってどんな島？
蘭嶼は、台湾本土から60㎞離れた小さな島で、周囲40㎞なので自転車で3時間半あれば1周できます。
気候は熱帯雨林傾向で年間224日は雨だそう
ただ、ザーッと振ってすぐやむので、旅行にはそこまで影響はないレベル。
火山噴火のマグマによって形成されたため、奇岩が点在しており、それを間近で見れたり、野生動物のヤギがそこらへんに歩いてたり、伝統的な住居の半地下の家が多く存在していたりと不思議で神秘的な場所です。
蘭嶼に住む原住民「タオ族」
蘭嶼に至るところに独特な模様があります。
それは蘭嶼のみ住んでいるタオ族の模様で、島には6つ集落が存在します。
それぞれ集落ごとに模様が異なりますが、
私が初めて蘭嶼に泊まった民宿の方は紅頭部落出身の方でした。
(ちなみにこの宿は超おすすめしたいので、一番下にリンク貼っときます)
タオ族は、フィリピンをルーツとしている民族で顔つきも台湾とフィリピンのハーフ顔って感じ
また、伝統衣装がなんとふんどし！
なので男性はふんどしでお祭りに出たりと裸島と呼ばれることも
(私はこのお祭りを見たことはないけど、宿とかには結構飾られてる)
また首狩の習慣もない民族なので、比較的穏やからしい
だからか穏やかでゆっくりとした性格の人が多い
蘭嶼で最も過酷だったこと
これはもうなんと言おうと、本島→蘭嶼ーまでの船です
本島からは飛行機もありますが数が少なく空席も少ないことから9割以上の人は船で渡るのですが、
これがもうめちゃくちゃ揺れる揺れる
それが2時間続く....
船にはゲロ袋（誰でも使っても良い）が完備
できるだけ前の席を取ろうと入り口付近は争奪戦状態w
ここで酔わなかったという人は効かないほど過酷で、
行かれる方は酔い止め必須で、雨が降ってたり風のある日に乗船するときは特に要注意⚠️です！！！！
蘭嶼の観光名所
蘭嶼の観光名所は、結構たくさん
・絶対外せないには、海の綺麗さ
シュノーケルやダイビングなどのマリンアクティビテは絶対やってほしくて、ちょっと潜るとニモの集団がイソギンチャクに紛れて泳いでいたり。
フィリピンや沖縄でもダイビングをする私ですが、今までの中で圧倒的に一番と言っていいほどの透明度
ダイビング好きな友達によると、100メートル先まで見えることもあるらしい・・・スゴ
あと、シュノーケルツアーにも参加したんだけど、普通に地元のおじいちゃんみたいな人が浮き輪一つだけで連れてってくれて、
（おじいちゃんはシュノーケルとか一切付けず笑）
農作業で使う桑みたいなのだけ片手に、ウミヘビとか捕まえて見せてくれました。
もうなんて言うか、リゾート化、観光化されていないこのルールのない、地元の人が好きなようにやっているところが、この島の好きなところかもしれない
また、浅い透明度も抜群な東境秘境は隠れたリゾート
基本バイクをレンタルして、島をぐるーっと巡るのがお勧めなんだけど、
バイクで走ってると至るところに潜れる入口になる場所があるんだけど、ちょっとわかりにくいので、人がいる＝潜れる場所になるので、人を見つけて一緒に潜っていくとよいかも
・紅頭岩山洞
岩の暗闇と、隙間から見える真っ青な海のコントラストが美しい・・フォトスポット
・青青草原から見る夕日
すこし丘を登っていくと蘭嶼の海と街並みが一望できるスポット
昼間来てもいいし、夕日を見に来ても良い
登山が好きな私からしたら一押しポイント
・半地下式住居
台風や暑さから逃れるためにできたこの半分家が埋まっているこの家は中はこんな風になっているらしい。
この珍しい建築様式を見たくてわざわざ日本から蘭嶼に来たという日本人に旅中に出会ったくらい。
おまけ
この島の最南端には、低レベル放射性廃棄物の貯蔵施設があるんです。その存廃を巡って住民運動が起こっている。
もともとは、製缶工場が建設されるものと伝えられていたそう。なのに、完成したら実は放射性廃棄物の貯蔵施設だっただなんて、そこに住む人に対して全くの配慮なしというか、先住民の生活へのリスペクトは全くないのはびっくりな話ですよね。。。。
詳しくはこのサイトが解説してくれてます
おすすめな宿
・yana backpaker
https://www.airbnb.cn/seoroom/m6jlt
インスタのDMからでも予約できるみたい
https://www.instagram.com/yana.backpacker_camp/
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