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心の平静を保つ料理という存在@コロナ禍

久しぶりの投稿だ。なぜ、久しぶりなのかというと仕事が忙しいからってのもあるが、書く気にならないってのが大きい。じゃあ、一時期、よく書いてた時期と何が変わったのかって話だが、おそらくそれは仕事への向き合い方の違いだ。といっても、詳しくは書かないが、とりあえずそんな感じで、久しぶりに書くのだが、そもそも書きたいことがあるから書くというか、友人たちと駄話をしている中で、書きなよと背中を押されたからである。それ以上でもそれ以下でもない。

じゃあ、何を書くのかっていったら、料理に関することだ。もう、生活のための料理を超えて、料理が好きすぎて、なんなら最近はストレス発散であり、楽しみであり、没頭できる時間でもある。一番好きな時間は玉ねぎを炒めているときになろうとは2年前の自分は思いもしないだろう。

玉ねぎを炒める動画を見てるだけでも楽しい

その昔、DJをやってた時に、「よくそんな難しげなことできますね」とか「なんでそんなに音楽知ってるんですか?」とか言われたが、やってる身からすれば大したことではなく、「もっと上がたくさんいるし、なんなら2日ぐらい練習すればみんなできるよ」って思っていた。今ほど、DJがメジャーでない、15年以上前の話である。

DJはやれば簡単なのに、やってる人も少ないし、なんかカッコいいということで、今考えれば滅茶苦茶レバレッジの効いた趣味だったと思う。もちろん、プロになって稼ぐようになるってのと話は別だ。あくまで趣味として、である。高校時代なんて、もっとDJやってる人少なかったから、もはや羨望の眼差しである。あいつ、DJかよ!みたいな。確かに、最初のハードルは高い。DJ機材は全部揃えると20万近くかかるし、それを中高時代で手に入れていたのは大きかった。その後のDJによる人との繋がりや音楽への知識、人とのコミュニケーションなど、それから得た恩恵は計り知れず、今も生まれ変わったら何になりたい?という質問に「クラブDJ」と答える。今からでもなれるでしょ、いや違うんすよ。ハーレムとか渋谷の円山町でゴリゴリやって、リスペクトを受けるに至るまでは長い道のりがあるんす。まず、大学の時点で国分寺を選ばず、もっと頑張って、23区内、なんなら青学あたりを狙っていたと思います。そもそも、DJやりたかったら大学なんか行かなくてもいいし、なんつーか、そこらへんの覚悟ですよね。

8MAN先生のDJ術。超面白い。楽しげに語っているけど、その5000曲をしっかり把握し、どの曲とどの曲が合うのか。プロデューサーは誰で、何年ぐらいの曲で、どうかけたら盛り上がるか?とか、プレイのベースになる知識は一長一短では得られない。私は2008年ぐらいに追うことを諦めた。ずっと新譜とかシーンを追ってないと無理

話がだいぶ逸れてしまったのだが、料理ができるってのもまた、ある母集団に対ししてはだいぶレバレッジの効く趣味というか行為だなと思っています。あれを作っている、これを作っている、というと、よくそんな難しいの作れるね、というが、それを言われた時に思うのは、先のDJと同じく「いや、めっちゃ簡単なんだけど」ってことで、しかし、DJの時のことを考えて、いや、確かに昔の料理をしてない自分もそう思うだろうな、と俯瞰する。無論、主婦の皆様からしたら料理ができるのは当然で、ある母集団と言ったのは、そういうことです(どういうこと?)。

体感としてコロナ禍で料理する男性が増えたような気もしていたが、そうでもないのですね。「単身男性全体では向上3割に対し、低下6割。単身男性20代40%、単身男性30代36%で比較的意欲向上がみられた」とのこと。

もっと料理してるもんだと思ってたが、なるほど、俺はかなりハマってる珍しいやつなんだなと理解。

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「メニューからみた食卓調査2020」(日本能率協会総合研究所/2020年7月実施)20代~60代の主婦、および20代~60代の単身世帯(一人暮らし)男女を対象)

いや、しかし、面白いですよ、料理は。その面白さを実感するにはまず調味料のことを知らないといけません。醤油、料理酒、みりん、砂糖、塩が基本。

大方の家庭料理はこれらの掛け合わせで味ができるわけです。なので、まず言っておきたいのは、この調味料を揃えて、味を把握すれば、あとは分量で味を変化させられる。

醤油、みりん、砂糖、出汁を組み合わせると「麺つゆ」

醤油、みりん、酒、砂糖で「照り焼き」、分量を変えると「肉じゃが」にもできる

最近は揚げ物も家でするから、そうすると唐揚げは下味で決まることがわかるわけですよ。醤油、みりん、料理酒、生姜あたりがスタンダードだけど、そこに+@するだけで、ちょっと個性的な唐揚げになり、ご馳走になる。八角とか、マヨネーズとか、バジル入れてみたりとか。

先日友人がこういった調味料の掛け合わせを「味のコード」と称しており、なるほどと唸った。コードの組み合わせは全てフリーダムであるが、気持ち良いとされる正解がある。オリーブオイルと醤油を合わせたっていいし、みりんと酒でトマトを煮たっていいのだが、如何せん美味しくないのだ。そういう料理がないって事実がその証なのだ。

あとは食材の組み合わせの話。これはとても簡単で、自分の頭にある「普通の料理」に添えばいい。奇を衒ったような組み合わせはやっぱり美味しくなくて、それをフリースタイルで組み合わせていく。

味噌汁なら、ほうれん草、ナス、油揚げに、最近は鯖なんかを入れるとあら汁っぽい感じで旨い。出汁感を強めたいときは、出汁パックを袋を破っていれる。

それに、トマトにはオリーブオイルとベーコンとニンニクが美味しいし、チャーハンを作るなら鶏肉より豚肉の方が美味しい。世の中にある大抵の料理は、必然でできているのだ。もっと突き詰めると、この成分とこの成分が合うから、とかあるのだろうがそこまで考えを深めるほど暇ではない。ちなみにコウケンテツは料理がうまくて、嫌味もなく、しかし家が素敵でとにかく嫉妬するほど、いい動画だ。

すごくいい人なんだろうな、コウケンテツ

あと、作りがいのある料理はやっぱり楽しくて、絶賛ハマってるのがハンバーグだ。そもそも、ただのひき肉がご馳走になるんだから、これを考えた人はすごい。ナツメグが合うって誰が考案して、いつスタンダードになったのだろうか。

レシピはYouTubeにごまんと落ちているから、あとは実践あるのみ。その際、大切なのは変なアレンジを加えないことと、何より温度をしっかり守ること。これ忘れがち。あとは、丁寧に作ること。雑に作ると、雑な味にしからならいのもまた料理の面白さなのだ。

このハンバーグ動画がヒット! めちゃくちゃ美味しかった。大切なのは温度

そんな感じで日々、料理に向き合ってるわけだが、最近は誰かに作る緊張感が欲しいと思っている。ご飯会、やりたいなって思っていますが、はてさて。キッチンの大きな家に引っ越したいなあ。

献立はカレーかハンバーグをメインに構成したいです。

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いつかのハンバーグ。付け合わせもしっかり作ると気分も上がります。あとは素敵な食卓…が欲しい



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