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「残していてよかった、子育て日記」(序)

子どもたちが小さかった頃、パソコンが普及し始め何にも知識がない中、自治体が当時開いていた無料のパソコン教室へと通った。

パソコンで何かをする、という目的はなく物珍しさだけでインターネットというものを見てみたかった。基礎知識と安いパソコンを手に入れ、メールに届いたプロバイダのホームページへアクセスすることが初心者の私の日課となった。
 

そこに開設されていた初期のSNSのような自分のためのページや掲示板にさまざまな意見を書き込むことができることを知った。
 

特別なことを書きたいとは考えていなかった私は、一番身近な家族の様子を匿名にて日記形式で書き込むことにしたのだった。その何気ない感じで書き込んでいた日記。

時を経て子どもたちも成長し20代の若者となり、小さかった頃の彼らに対する感情とか季節ごとに行っていた行事などの詳細をすっかり忘れかけていた私を、あの頃へと連れて行ってくれる貴重な宝物になっていた。

そんな掲示板も時の流れの中で閉鎖されたり、また他にも様々なブログなどが存在し、引っ越ししたり別のブログを始めたりと我ながら迷走を続け、最終的にここへとたどり着いたのである。
 

ここでは、加筆修正しながら過去の育児日記を集約させて先々の老後の楽しみに読めるようなものに落ち着かせたいと思う。

ちなみに以前職場の同僚に、子どもの発した面白い言葉や行動を記録していたことを、「自分も残しておけばよかった~!」と悔しがられたことがあり、これから子育てを始める予定の方は、ちょっとしたことでも記録されることをお勧めする。このようなスペースを利用できてありがたい。

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