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弱っているのはどっち

皆さんこんにちは
私は、今年ついに、白旗をあげました。受け入れたら負け、負けを認めたら最後、そう思って何年もやり過ごしてきましたが、ついに年貢の納めどきがきたようです。確定、花粉症。だっででんでんいぎがでぎだでぃんだもん。
しぬかと思いましたが、幸い、耳鼻科の薬がよく効き、無事日常を取り戻すことができています。こんなことなら、さっさと受け入れればよかった…。

さて。
うちには、5歳の娘(仮にさっちゃん)と1歳後半の息子(仮にぱっくん)がいます。さっちゃんはユーモアセンスがあり、ぱっくんと一緒に遊ぶのがとても上手。ぱっくんは愛嬌があり、ゴロゴロしてるときからさっちゃんにあやされると、きゃっきゃと笑って喜んでいました。

基本的には仲良しきょうだい。
しかし。

近頃ぱっくんもイヤイヤ期に突入。さっちゃんと同じものがほしいし同じことがしたいと、奪ったり邪魔したりします。今までさっちゃんにされて喜んでいたことを急に嫌がりペチンと叩いたりと、性格が変貌しつつあります。

当然さっちゃんは、そんなぱっくんをたびたび嫌がるようになり、ケンカになることが増えました。そんな時、2人の表現はとても対照的です。

ぱっくんは、不本意なことが起こると、すぐに大きな声で泣いて、ママーと助けを求めます。一方、さっちゃんは、やーめーてー!と言いながら軽く押しのけたりするものの、それでもぱっくんが引かずに大切なものが壊れたりすると、しくしくと静かに泣き出します。

私は、家事などをしていて、一連の様子を見ていないことが多いので、ケンカが起きたことは、ぱっくんの声で知ります。そうすると、まずはぱっくんにどうしたの?そして、さっちゃんに何があったの?と声をかけるのですが、その時にはもうぱっくんは私にしっかりしがみつき、ここ!と言って、痛い場所などを示してくるので、私は反射的に抱っこしてなでなで。さっちゃんは、何も言わずに怒った顔をしているか、顔を隠してしくしく泣き続けていたりします。

これ、こうして振り返ってみると、わかるのです。

本当は、さっちゃんのほうが弱ってるんだと。

ちゃんと「みる」ことを意識しないで仲裁すると、私は、声が大きいほうに寄ってしまうことがあります。でも、本当は、声が出せないほうにこそ、耳を傾けて語りかけるべきだったと、後から気づいて、さっちゃんに謝ったりするのです。そうすると、あのとき本当はこうだったんだよ、さっちゃんのほうが痛かったんだよ、とか、説明してくれたりするので、抱っこしながら、ごめんなさいを重ねて言うようにしています。

そんな時、ふと、思いました。
社会においても、同じかもしれないなぁと。

(でも、逆説的に考えたら、自分が気づいてほしい側になった時は、徹底的に騒いだほうがいい!ってことも言えそうです)

ではまた。

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