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心理学の凄さ

皆さん、こんにちは。

noteへの投稿を始めてから数日。
自分の幼い頃の話を2つ投稿しましたが、文章を考えるってとても難しいですね。

1から話をつくるわけではなく、本当にあった出来事なので内容はすぐ浮かんでくるんですが、文の構成だったり、言い回しだったり、読んでくださる方がわかりやすいようにだったり、そういう部分を考えるのに何度も修正しながら打っています。

だからといって、全然上手な文章とは言えないのですが...。

また、過去の出来事をもっと自分の中で認識して、同じ失敗をしないようにという事を目的としていて、なるべくしっかりしたものにしようと思っているので、尚更難しいと感じます。

でも、頑張って投稿していきたいと思いますので、もし良ければまた読んでいただけると嬉しいです。

私はnoteを使って、自分の人生の振り返りを行っているわけなんですが、今後はそれだけではなく、自分がアダルトチルドレンだと自覚してからの事や、普段思っている事、感じている事、考えている事なども投稿していこうと思いますので、こちらも読んでいただけると嬉しいです。

私の記事を読んでくださっている方の中には、心理学に詳しい方、学んでいる方、まだわからないけど興味のある方など、いろいろな方がいらっしゃると思います。

みなさんは、心理学の世界を知った時、内容を理解した時、どんな気持ちでしたか?
また、知らない方はどんなイメージがありますか?

私は心理学の世界を知った時、タイトルにも書いたんですが

「凄い...」

心からそう思いました。
そして、とても衝撃を受けました。

それまでは、もちろん心理学という言葉は知っていましたが、こんなに凄いものだとは思いませんでした。

心理学を職業とされている方、必死に学ばれている方、必要とされている方には大変申し訳ないんですが、人の心って、それぞれいろんな事が複雑に混ざり合ってできていると思うので、心理学でわかったり、解決できるものなのかなという疑う気持ちがありました。

では、なぜそういう気持ちだった私が、心理学を凄いと思うようになったかというと、それは

「気付く」

事ができたからです。

どういう事かと言いますと、2年ちょっと前にアダルトチルドレンを知ったと投稿したんですが、実は私、それよりももっと前に、1度ネットで、アダルトチルドレンという言葉と説明を目にしていたんです。

その時は

親との関係で心に傷がある人 →  ないなぁ
トラウマがある人 →  ないなぁ
身体的虐待 →  もちろんないなぁ
精神的虐待 →  そんな事もないなぁ

親が離婚して他の家庭よりは多少大変だったかもしれないけど、オレはそんな事ないなぁ。

といったように、全くと言っていいほど自分があてはまると思わず、すぐその記事を閉じていたんです。
そういう体験をしたり、されたという自覚がなかったので、自分には関係のない世界だと思い、心理学を理解することはおろか、興味持つ事もありませんでした。

それから数年後、先にお話した通り、毎日辛くて辛くて消えてなくなりたいと思うような出来事が重なり、これからどう生きていけばいいかわからなくなりました。

その時は、普段お酒を飲まない私が、お酒を飲まないと眠れなくなっていました。
それでも2・3時間でパッと目が覚めてしまい、目が覚めた瞬間、その時にあった辛い事を思い出してじっとしていられなくなり、夜中の2時くらいから外に出て、頭を抱えながら「あぁぁぁ〜!」などと声を出しながらフラフラと何キロも歩き、時には地面に手をついたり、寝転んだりと、もう頭がおかしくなっていました。

この時点で、本当は精神科だったり、心療内科を受診しなければいけないと思うんですが、そういうところに行く自分はダメだ、弱い、行ってしまったら周りからも今後そういう目で見られてしまう、などという考えになってしまって行けませんでした。

それまでも鬱っぽい時なんてたくさんあったんですが、自分が弱くてダメなだけなんだ、頑張らないとダメだ、これは鬱じゃないという考えをしてました。

そして寝不足のまま出勤するのですが、仕事中もいろいろ考えてしまい涙が溢れ、周りにバレないように必死でした。

でも、その時にいろいろと相談していた友人に、「オレが悪いんだ」というような話をずっとしていたら、その友人が「悪くない!!」と、かなり強く言ってくれた時があったんです。

最初はそんな風に強く言われると思ってなかったのでびっくりしてたんですが、少ししたらハッとして

「そうだよな、よく考えたらオレ悪くないよな」

と思えたんです。
まるで洗脳から覚めたような不思議な感覚だったんですが、とても気持ちが楽になりました。

そして凄いことに、今まで2・3時間しか眠れなかったのに、その日はなんと10時間も眠れました。

もしこの時、友人に強く言ってもらわなかったら、もっと酷い状態になっていたかもしれないので、この友人にはとても感謝しています。

ですが、そういった不眠症などの症状はなくなったものの、起きてしまった出来事に対しての辛さが消えるわけではありませんでした。

その時にはすでに会社を辞めており、有給消化で次の会社に入るまで時間があった為、そこで自分を見つめ直す為に車中泊の旅に出ようと思ったわけです。

ここでは詳しく書きませんが、旅に出る前のある日、突然母から言われた意外な言葉がきっかけで、私は20数年間会っていなかった父に会いに行こうと思いました。

いや、会わなければいけない、会いたいと思いました。

なぜなら、今まで父に会わなかったり、嫌いになっていたのは、自分の考えや気持ちではなく、母の影響でそうなってしまっていただけだという事に気付いたからです。

本当は父が大好きだった。会いたかった。

そういう自分の本当の気持ちを、やっとその時しっかり認識できたのです。

それに気付いた時は、悲しさや悔しさで涙がとまりませんでした。
その時、父が癌だという事を耳にしていたので、なんでもっと早く気付かなかったんだという気持ちになりました。

また母は、最近姉と喧嘩をして、こんな事を言われたいう事を私に話してきました。

その内容というのが、私がアダルトチルドレンを自覚できた大きなきっかけです。

それは、母が姉から

「お前は毒親だ」

と言われたという内容でした。

その時は毒親という言葉をはじめて聞いた為、詳しい意味はよくわからなかったのですが、「毒」という言葉がついているので、なんとなくこういう意味なんだろうなという想像はしていました。
ただ、あまり深くは考えなかった為、その時は何かに気付くという事はありませんでした。

ちなみに私の姉は、母と仲が悪いというわけではないのですが、何年も前に実家を出ていて、いつも母に当たりがキツかったり、喧嘩も多く、私はなんでそんな接し方をするのだろう、もっと優しく話せばいいのにと思っていました。

しかし、なぜそうなっていたかというのも、今となってはよくわかります。

そしてその後、私は海が見える場所へ旅に出ます。
自分を見つめ直すとは言いましたが、そういう事よりも、今の辛い気持ちを無くしたいという気持ちがあり、海を見たら、綺麗な景色を見たら、そういう辛い気持ちが癒えるのではないかと考えていました。

毎日海辺を歩き、温泉に入り、美味しいものを食べ、お酒を飲み、車の中で寝る。そんな生活をしていました。

そしてそんな生活をしながら、父にいつ会いに行こうか、会ったらどんな話をしようか、そういう事も考えていました。

また、今までの投稿の中では話しませんでしたが、実は私が18歳の時に、母が再婚をしており、私には新しい父がいました。

今の父がいる中で、実の父に20数年ぶりに会いに行く。そんな状況が私を複雑な気持ちにさせました。今の父にすごく申し訳ない気持ちになったのです。

そんないろいろな事を考えていると、旅をしはじめてから早くも1週間くらいが経っていました。
あともう少し旅を続けようと思っていた矢先、知り合いのお母さんが亡くなったと連絡があり、帰らなくてはいけなくなりました。

結局、この旅では辛い気持ちも癒えず、これからどうすればいいかという答えも出ないままでした。

その後、有給消化期間が終わり、新しい会社に入社しました。
何回も書きましたが、毎日辛くて、帰りの車の中で、涙が溢れた時もありました。

そして、入社してから最初の休日。
自分の部屋でいろいろ考えていた時の事です。

ふと「毒親」という言葉を思い出しました。

なんとなく意味はわかるけど、詳しくはどんな意味なのだろうと思い、ネットで調べてみました。

そしたら

「毒親育ちのアダルトチルドレン」

という記事が出てきたのです。

開いて読んでみると、以前は何も感じなかったアダルトチルドレンの説明が、スーッと自分の中に入ってきて、幼い頃からの記憶が頭の中をかけめぐりました。

そうだ、そうだよ。

あんな出来事、心の傷以外のなんでもないじゃないか。

辛かったじゃないか。
悲しかったじゃないか。
苦しかったじゃないか。
恐かったじゃないか。
いつも泣いていたじゃないか。

なんで気付かなかったんだ。

今までの自分の考え方や行動は、あの頃と全く同じじゃないか。

これは、心の傷が原因の「生きづらさ」なんだ。

オレは「アダルトチルドレン」だったんだ。

涙が溢れました。

あの頃の心の傷に気付けて良かった。

あの頃からずっと辛かった事に気付けて良かった。
あの頃からずっと悲しかった事に気付けて良かった。
あの頃からずっと苦しかった事に気付けて良かった。
あの頃からずっと恐かった事に気付けて良かった。

人生がうまくいかなかった原因がわかって安心した気持ちでした。

最後は笑いながら泣いていました。


「気付く」というのは本当に難しい事だと思います。

私の場合、これからどうやって生きていけばいいかわからないほどの辛い出来事が起きて、心が極限状態になっている中、母との会話や父の事、旅に出て必死に答えを見つけようとする行動、姉が母に言った毒親という言葉を聞いた事などのきっかけがあった状態だったから、アダルトチルドレンの内容を読んだ時に気付く事ができたのだと思います。

普段の何気ない生活の中で簡単に気付く事なんて本当に難しいんだと思います。

気付けて本当に良かったと思っています。

そして今、自分で経験してきた事なのにもかかわらず、自覚出来なかった心の傷を自覚させてくれた、生きづらさの原因を教えてくれた、今後どのような取り組みをすれば良いかを教えてくれた心理学は、本当に「凄い」ものだと心から思っています。

今まで心理学を提唱してきた方、広めてきた方、カウンセラーさんなどの心理学を職業としている方、必死に学んでいる方、本当に素敵だと思いますし、感謝しています。

アダルトチルドレンの克服までにはまだまだ時間がかかりそうですが、楽しい人生を送っていけるよう、これからも自分と向き合っていきたいと思います。

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