ソビエト文化の光と影

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1970年代のレニングラード、そこに生き、不遇の中で苦しみ、互いに励ましあって生きる作家、画家など芸術家たちの群像。革命記念日の祝日の 6 日間だが、街は作家ドヴラートフの心象風景のように灰色だ。作品の内容について、「明るく肯定的であること」が必須条件とされ、文学性よりも労働者への敬意が求められる。「停滞」「凍り付き」と言われたブレジネフ時代。しかし、若者たちが息を詰まらせているのは 2020年の日本も同じかもしれない。映画の中でのドヴラートフの最後の言葉、「唯一の誠実な道としての、間違いと落胆と希望の道」を、歩いて行けたらいいな、と思う。

ロシア語通訳・翻訳者  村山敦子
カフェ「水曜日」 Кафе "среда" 主宰 
https://m.facebook.com/sredacafe/

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カフェ「水曜日」は、東ティモールのマウベシコーヒーをほっかいどうピーストレードから購入。水曜日は12時-20時営業。食事メニューあり。
イベントは映画上映会、コンサート、写真講座など様々ですが、水曜日以外にもその時の関心に合わせて実施しています。6月20日には午後2時より「角田志麻さんのセルフお灸教室」を実施します。詳細はFacebookで。

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