桃太郎と泣いた赤鬼
どうも、大好きなKinKi Kidsの片方、堂本剛とFashion&Musicbookというラジオ視聴終わりのテンションのまま書いていこうと思っております、ハッピーヒッキー葵井柳宇でございます。
まず、ラジオの説明を軽く。
bayfmさんという関東圏で放送されているラジオですが、ネット飽和な現代ではありがたいことにradikoさんというアプリに課金すると地域外でも聴くことが出来ます。
毎週土曜、夜10時から30分ほど放送されているソロの番組です。
KinKi Kidsではなく堂本剛の番組、という説明ではなかなか伝わり難いかもしれませんが、バンドサウンドが好きな方にはソロとバンドとで違うポリシーや音色を大切になさるアーティストさんの雰囲気の違いなどからご想像いただけたらと思います。2次元オタのお友達のみんなは、キャラソンと声優名義の楽曲の違いと言って伝わると信じています。
で、そんなラジオ、今日は豆まきと楽曲提供とお題おたよりの内容だったのですが。
タイトルから察せると思いますが、豆まきの話題にフューチャーして書いていきまーす。
僕も何かで聞きかじったことがあるのですが、奈良には「福は内」しか言わないとか「鬼も内」とか、内じゃなくて山とか、色々あるそうです。
桃太郎の鬼退治って、ほんまに鬼が何か悪いことをしたんかな?みたいな内容も話してらっしゃいますが、僕が常々『誰も夢や願いを諦めなくて良い世の中になって欲しい』と思っていることも少しここに繋がっていて。
僕の話しをしますね。
僕は、何をしてもさして褒められてきませんでした。
過呼吸や不登校やパニックは甘えだと怒られたり、僕だってそうだ!と何故か逆ギレされたり、してきました。
自己評価も他者評価も、上がることがなかなか出来ない環境で育ち、また社会に出ても同じように苦しみました。
僕はまるで鬼のようでした。
価値観の違い、出来る出来ないの違い、それらは僕の周囲の人間にとっては理解できないものであって受け入れ難いもの、または恐怖、または蔑んで良い対象物、であったのでしょう。
僕を蹴落とし打ちのめすことでヒーローになれた桃太郎は、僕に感謝はしません。
それと、泣いた赤鬼という絵本はご存知でしょうか?
心優しい鬼が人間と仲良くなりたくて、なれなくて、友達の青鬼さんが悪さをする茶番をし…みたいなお話しなのですが。
僕は赤鬼でも青鬼でもあるなぁと思いつつ。
ここ最近の、自分の活動を考えると、どちらかといえば赤鬼さんなんだろうけども。
お茶も茶菓子も用意して、仲良くしたくて看板を立てて、けれど鬼だというだけで人は近寄りもしない。
悲しくて悲しくて看板をぶち壊して。
相談に乗ってくれた青鬼さんの茶番も止めて、けれど青鬼さんは実行し、人間と仲良くなれたけれど青鬼さんという理解のある友達は旅に出てしまってもう会えない。
僕が赤鬼さんなら、青鬼さんは僕が人生の中で失ってきた仕事や人間の数々のようです。
けれど僕は何度だって懲りずに看板を立て続け、悲しくて看板をぶち壊し、それでもまた人里に出たり看板を立てたりしているのです。
個の時代と呼ばれる現代、皆が桃太郎になりたがります。
僕は桃太郎にはならなくて良くて、きびだんごを作って見送るおばあさんや、お供の動物になりたい人間です。
けれど、世の中は僕を鬼と見るなり無視や罵声や不理解で攻撃をし、僕をぶっ潰したり搾取したりしてヒーローになりたがるのです。
そんな僕を間近で応援したら自分にも火の粉が飛びますから、親身になって共に戦う人間もおりません。
皆ほど良きところで眺めて、たまに矢文やご飯を運んでくれるのです。
桃太郎になりたい貴方は、悪いやつを退治したいのでしょう?
鬼を懲らしめたいのは、鬼が悪いやつだと思っているからでしょう?
僕は人間と仲良くしたい鬼で、悪いやつを救いたい鬼です。
桃太郎さんのその武器は、おじいさんやおばあさんや村の人間を守るための武器であってはくれませんか?
鬼の屈強な肉体は、一緒に農作業するのに役立つと思うんです。怪力で一度に沢山の収穫物を運ぶことだって、爪で薪を割ることだって出来るんです。
鬼は……僕は、そんなにも謎めいて恐怖な存在なのでしょうか。
鬼にも家族や友人がいて、心があるのです。
社会的に・心をetc殺しておいて、自殺したら「良い奴だったのに…」と泣くのは何故ですか?
社会という村から追い出し、島に隔離して、社会に貢献しないと叱ったり侮蔑したりするのは身勝手ではないでしょうか?
君たちと『違う』ことは、そんなにも価値のないことでしょうか?
鬼に応援されるのは嫌ですか?
鬼は悪さをし続けなくてはなりませんか?
鬼は人間の見世物か奴隷でなくてはなりませんか?
鬼は、泣いてはいけませんか?
僕は残念ながら皆さんと同じ見た目をしていますが、人間を名乗ることはいけないのでしょうか?
僕はただ生きていたい。
笑っていたい。
そして、桃太郎のように勇ましい貴方を応援していたい。
個の時代を生きる沢山の桃太郎が、どうか武器の扱いを間違えませんよう願っています。
なんだか真面目くさってしまいました、すみません。
ゆるっゆるのヘラッヘラでのらりくらりとこれからもヒッキーしていきますよぉ。
んではまたー。
サポートいただいたものは紙媒体の製作や取材に関わる費用等として活用させていただきます。