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レジェンド曰く、”いかに意識を無にして全てを雪に委ねられるか”

前回の記事「原点の気持ち」の書き足し。

ここに書いた、詩のような、哲学的な、ジェリー・ロペス氏の言葉を書き出してみた。

とても有名な人だから、書いても許されるのではないかと。

もうこれも、6年前のビデオかー。

出典:SNOWSURF-A GENTEM FAMILY STORY- [DVD] chapter13

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大きな波にテイクオフする時

平常心を保ち

余計な考えを意識から消し去り、今その瞬間の出来事に集中することに専念し

全ての感覚器官をフル活用して 板が雪の上を滑空していく あの感覚から

伝わってくる情報を余さず受け止めようとする

スピードが十分に乗る急斜面を滑りおりるときにはより強調され

さらに雪が良ければ

ボードの隅々まで感じられる

エッジだけではなく

板全体を感じられる

ノーズからテイル レールからレイル

そういったときは完全に 意識は無の状態で

ただ感覚器官からほとばしるように伝わる情報を直感で受け止めることのみに集中して

木をかわし、より良い雪があるところへ

向かうべき方向を見定め

気持ちよく当て込めそうな波のようなバンクを探し

足から伝わる感覚が

全身全霊に染み渡るのを感じ

潜在的にだが、そこに存在するエネルギーに包まれ

斜面を滑り出した瞬間

体内を駆け巡るその感覚に集中して、素晴らしい瞬間を実感する

その感覚に確実につながるためには、もちろんものすごい集中力が必要だが、何より厄介なのは、

その瞬間から注意をそらせてしまうような、雑念が浮かばないようにすることだ

いかに意識を無にして全てを雪に委ねられるか、なのだと思う

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