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賃貸物件と持ち家ではどちらがお得か?

今回は節約の観点からテーマを掘り下げていきます。

記事の構成
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・人によって結論が違う
・賃貸物件のメリット・デメリット
・持ち家のメリット・デメリット
・まとめ
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人によって結論は異なる


身も蓋もないことをまず言います。
それは『人によって結論は異なる』ということです。
これは外部環境に左右される部分もありますし、その人の個人的な考え方でもあります。

考えられる部分は次の2つです。
・手当の有無
・通勤時間

皆さんの勤めている会社にはどんな『手当』があるか知ってますか?
転勤が多い会社の場合、『家賃手当』が付いていることが多いようです。
また、近年は福利厚生に力を入れる企業も多く、持ち家に対しても手当が支払われるケースも少なくありません。
こういった『手当』がある場合、手当のあるほうを選択すると間違いないです。
①家賃手当あり・住宅手当なし:『賃貸物件』
②家賃手当なし・住宅手当あり:『持ち家』

ちなみに、どちらの手当もある場合は『持ち家』を推奨します。
金額によっては賃貸物件のケースも考えられますが、手当分の支払いなしで『持ち家』が手に入ることを踏まえると『持ち家』に軍配が上がると考えます。
③家賃手当あり・住宅手当あり:『持ち家』

住むところを選ぶ時に何を重要視していますか?
私は『会社への通勤時間』が特に重要だと考えてます。
勤務地が都会であれば家賃や地価は高い傾向にあります。
逆に、郊外は家賃や地価は安く済む傾向にありますが通勤時間は都会と比較して多くかかるようになります。
つまり、通勤時間と費用(土地代や家賃)はトレードオフの関係性にあるわけです。

①通勤時間>費用:会社近くの賃貸物件
②通勤時間<費用:郊外の持ち家

いずれにしても、①②でそれぞれシミュレーションをしたうえで納得のいく方を選ぶことをオススメします。

賃貸物件のメリット

賃貸物件のメリットは次の3つです
変化に対応しやすい:転勤・家族構成
・通勤時間が短い
・メンテナンス不要

変化に対応しやすいのは重要なことです。家を購入するタイミングは、昇進を機に別の都道府県に転勤、子どもが出来るなど変化が起こりやすいタイミングでもあります。賃貸物件であればすぐに引っ越しが出来るため、大きな問題にはなりません。
通勤時間が短いのは先程の章でも取り上げました。
賃貸の場合、部屋や家を使う権利に対して家賃を支払っているため備品や故障などの費用負担がありません。

賃貸物件のデメリット

賃貸物件のデメリットは次の3つです。
・リフォーム出来ない
・自分のものにならない
・老後の精神的な不安

物件自体が借り物なので、自分好みにリフォームは出来ません。生活空間にこだわりたい方は持ち家を購入して、自分好みの生活空間を手に入れることをオススメします。
また、当然ですが借り物なのでいくら家賃を支払っても自分のものになりません。住む家さえあればなんとかなるため、精神的な不安を持ちたくない方には不向きです。

持ち家のメリット

持ち家のメリットは次の3つです。
・住宅ローン控除
・自分のものになる
・リフォームできる

住宅ローン控除は大きなメリットです。住宅ローンの年末残高の1%相当分が所得から控除されるため実質的には金利負担がなくなります。借り入れから10年間が上限期間となる制約はありますが、これを差し引いても魅力的です
ローン完済後は当然ですが自分のものになります。ただ、注意したいのは『資産』とは言えないという点です。資産はお金を生む装置です。仮にローンはなくとも、本人が住んでいるだけではお金が生まれないので『資産』ではありません。
リフォームについては先程書いたとおりです。

持ち家のデメリット

持ち家のデメリットについては次の3つです。
・メンテナンス必要
・変化に対応出来ない
・税金の支払い

家は雨ざらしですので傷みます。外壁の塗り替えは10~15年に1回の頻度で行う必要があり、費用は凡そ80万~100万程度かかるそうです。また、それ以外にも経年劣化による修理が必要なケースは出てきます。
家を買ったばかりで転勤になるなんて話はよく聞く話です。通勤できればまだいいですが別に部屋を借りる場合には相当な負担になります。老後は子供がいないのに部屋数が多くて管理が大変という話も少なくありません。
土地と家に対しては固定資産税がかかります。ピンからキリまでありますが、住宅地は固定資産評価額が高いため少なくない金額を支払うことになります。
家を購入する場合にはローン部分以外にもどんな費用がかかるのか十分に検討する必要があります。

まとめ

今回の記事を振り返ってまとめると以下のようになります。

①手当があるか?
 ある方を選択すれば間違いない。
 ※両方ある場合は『持ち家』
②何に重きを置くか?
 時間:『賃貸物件』
 費用:『持ち家』
③賃貸物件のメリット・デメリット
 メリット
 ・変化に対応しやすい:転勤・家族構成
 ・通勤時間が短い
 ・メンテナンス不要
 デメリット
 ・リフォーム出来ない
 ・自分のものにならない
 ・老後の精神的な不安
④持ち家のメリット・デメリット
 メリット
 ・住宅ローン控除
 ・自分のものになる
 ・リフォームできる
 デメリット
 ・メンテナンス必要
 ・変化に対応出来ない
 ・税金の支払い

いかがだったでしょうか?
この問題に関しては様々な考え方がありますが、その一助にとの思いから作成しました。
少しでもお役に立てば幸いです。


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