携帯を無くして思ったこと


1週間前に携帯電話を無くした。人生で初めてのことだ。

ある場所に行くのに、友人の車で行くことになったので、小さな無料パーキングに自分の車を駐車して、友人の車に乗り換えた。友人の車の中で、携帯が無いのに気づいたが、乗り換える時に、カバンから自分の車の中に滑り落ちていたんだろうと思っていた。ところが、用が終わって、自分の車に戻ってきても、車内には携帯は見つからない。隅々まで探したけど見つからない。

頭が真っ白になった。今の時代、携帯が無いと何もできない。
そもそも50代の私は、携帯のことに詳しくない。自宅に戻って、離れて暮らす大学生の息子に固定電話から電話して状況を話した。

すぐにプロバイダーのお店に行くように言われた。私はフランス在住なので、Orangeという会社のお店だ。そこでは、まず私の元々の携帯のSIMカードをブロックしてもらった。そして、新しい仮の携帯を貸してくれて、同じ電話番号で使えるようにしてくれた。料金は、1ヶ月10ユーロ(約1400円)と良心的。

その翌日、朝早く起きて、もしかしてと思って、携帯を落とした場所の近くの草むらを探しに行ったら、画面が壊れた私の携帯を発見した。どんなに壊れていても、自分の携帯を見つけると嬉しいものだ。

息子から、携帯電話自体に、いろんな情報が入っていることを教えてもらった。結局、その携帯を修理してもらえば(修理可能なら)、今まで通りに使えることがわかって、一安心。IT Docteurと言う名前のお店に修理に持って行ったら、若いお兄さんが、一目見て修理できると言ってくれた。「必要な部品を注文して、明日の夕方までには修理できてる。」とのこと。

今回は、画面が壊れていたものの(他の車に踏まれたらしいが、それも後になって思えば、ラッキーだった。誰にも興味を持たれなかったから。)、私の携帯を見つけることができたのが、不幸中の幸いだった。今日から、画面が新しくなった携帯を今までのように使っている。

それにしても、今の時代、若い人たちがよくわかっていることでも、シニア層になってくると(個人差はあると思うが)、わかってないこともあり、若い人に協力してもらって生きていくことが大切なんだと思った。

いやー、本当に携帯が見つかって良かった。そして、息子をはじめとして、その間に助けてくれた若い人たち、どうもありがとう!とっても勉強になりました。

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