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えっ、もう12月なんですか? / ビーストウォーズ世代のはしっこ 【雑記】

 気が付いたら今年も12月…December…

 今年の正月に会社の異動に伴う移動で川崎まで引っ越してきて…元々上京してきた時に川崎にいたから感覚としては戻って来たような感じだったんじゃけれども…

 今年1年は意識して実りのある1年にしたいなぁみてーなことを考えていたはずだったのになぁ…

 1月くらいは『へぇ~海の向うではけったいなもんが流行ってんだァ』くらいの感覚だった新型コロナウイルスの話がまさか今ではこんな状況になっているとはあの時は全く考えもしなかったですね。
 4月から在宅勤務になって思うように外出もできない日々がしばらく続き、楽しみにしていたイベントがどんどん中止になり(レヴュースタァライト関連のイベントが軒並み中止になったのはとても悲しかったです)、やろうと思っていたこともなかなか手を出すこともできず、7月の健康診断では要再検査になり生活の改善から現在も酒の量を大幅に控える格好になってしまい…
 過ぎたことをグズグズと考えるのも仕方ないし、今年ももう1月しかないと考えたらここから来年に向けて良くするための事を考えた方が建設的であろうかと思いました。

 先週買った本の話をします。

 昨年あたりホビー雑誌の月刊ホビージャパンにビーストウォーズの連載ページがあったのですが、その繋がりで同誌の出版元から刊行された90年代後半から2000代初頭のビーストウォーズ期のトランスフォーマーのおもちゃの情報を載せたムック本になります。

 いやこの本すげぇぞこれ。

 十数年前にケイブンシャから発売された『トランスフォーマー ジェネレーション』と共通の編集スタッフで内容のフォーマットを合わせ、発売されたトイを展開された年代順・シリーズごとに掲載し、かつ海外版との差異(トランスフォーマーは国際的に展開しているので日本版と海外版のトイで仕様に違いがあります)、販売時期での差異(商品仕様の変更や製造工程により微妙な差異がでています、よくある話です)なども掲載しています。

 『ジェネレーション』(自分が今持ってるのは去年復刊された35周年記念バージョンの『ザ・リバース』)が資料性の高さからファンの間ではかなり評価の高い1冊となっているのですが、こいつも間違いなく今後それに並ぶ1冊です。

 ビーストウォーズは自分がちょうど小学生ぐらいの時にアニメで見て(その頃はトランスフォーマーシリーズだとは認識していなかった)、特にビーストウォーズセカンドのライオコンボイがとても格好良かった記憶があり、後年配信で再び観る機会があった際にその郷田ほずみさんの演技とアクションの格好良さを再認識しましたが、同時に多少ものを知った目線で観たせいで「バンクシーンめっちゃ格好いいのにそれ以外はこんなに作画ズルッズルだったか…?」「こんなにゆるゆるな展開になってたか…!?」「ジョイントロンこいつら正気じゃねえ」と困惑するところも多々ありました。
 (中盤からはロボットアニメとしてまっとうに面白い展開になっていくのでごあんしんください)
 当時としてはおもちゃは持ってはいなかったものの、掲載されたトイの解説でもキャラの設定について補足されているので読み進めるうちにそれらの記憶が思い起こされてきました。

 また当時のトイ発売元のタカラの開発・マーケティング担当者やアニメ関係者から柚木涼香さん(ブラックウィドーの人)、岩浪美和さん(日本語版アニメの監督)のインタビュー記事も掲載されています。
 ここでの話でビーストウォーズの開発時期はちょうどこれまでのトランスフォーマーシリーズの展開(いわゆる「G1」シリーズ)が世界的に収束し、開発チームも人員を最小限に減らされた状態で起死回生の新機軸の商品を手掛けることになり「これでシリーズが終わるかもしれない」という緊張感があったというのは、あの当時の大人気ぶりを考えるととても信じられないことです。
 トランスフォーマーについて多少知識を得た今の自分の視点だとちょうどあの時期が展開の間隙になったのを知っているので開発側の焦りというのも推測は出来ますが、それが改めて紙面で言及されるのも新鮮でしたしここで終わっていたら自分が改めて実写版の時期にトランスフォーマーに興味を持つことも無かったんだろうなぁ…と思わされました。
 興味を持たれた方は是非ご覧いただきたい。電子版もありますよ。

【特に続きません】