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母乳育児のためにやらなくて良いこと4選

保健師、助産師として仕事をしていて、今回書く内容で困っていたり、悩んでいる女性が多いなぁ、と感じる場面があったので改めて、母乳育児のためにやらなくて良いことをまとめてみました!

①妊娠中の乳頭マッサージ
②産後の乳頭、乳房マッサージ
③厳密な食事管理
④必要以上の乳頭保護器の利用

①妊娠中のマッサージ
妊娠後期に乳頭マッサージをすることで赤ちゃんが飲みやすくなります、という理由でマッサージを促すことがありますが、必ずしも必要ではありません。
妊娠中は、乳頭の色が変化したり、乳カスが出たり、今まで経験したことのない変化もあるので、どう対応したら良いか迷う時は母乳育児の専門知識を持つIBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)に聞いてみることをおすすめします。

②産後の乳頭、乳房マッサージ
産後はプロラクチン、オキシトシンなどのホルモンにより、産後早期に授乳を開始することで母乳が出る仕組みが整ってきます。ですので、無闇に乳頭、乳房マッサージをする必要はありません。
産後2、3日目に急に張ってくることもありますが、基本的には赤ちゃんが欲しがるタイミングで授乳することで強い張りは緩和してきます。それでも困った場合は、専門職に相談しましょう。

③厳密な食事管理
お肉はダメ、ケーキはダメということはありません。コーヒーも飲み過ぎでなければ飲んでも大丈夫です。
偏った食事にならないようにだけ気をつけていただけると大丈夫です。

④必要以上の乳頭保護器の使用
赤ちゃんが産まれて、いざ母乳をあげる時、陥没乳頭や短い乳頭のお母さんに適切な時期に必要最低限の期間でニップルシールドが適応されると良いのですが、長期に渡って使用することで乳頭混乱を起こしている赤ちゃんが多く見られます。
陥没乳頭でも、ニップルシールド無しでも赤ちゃんがしっかり哺乳することができれば、それで OKです。
もしかすると、授乳のポジションを少し変えるだけで解決する場合もあります。

①〜④に関して、私が関わるお母さんたちが戸惑っていること多かったので、今回あげさせていただきました。
乳房の状態や授乳の方法は個別的な部分なので、信頼できる専門職者にサポートしてもらうことが望ましいです。

私がしているMETIME助産院は、根拠のある母乳育児支援、子育て支援を熊本市でしております。 2023年IBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)認定になり、日々の仕事の中で改めて母乳育児の奥深さを感じています。

2023年4月から保健師、助産師として活動をはじめました。
育児、授乳を自分で決めて良いことです。情報がたくさんある中で何を選択したら良いか迷った時にサポートしていけたら、と考えています。

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