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『もしも、突然【天変地異】が起こったら』ー14ー〈「パラリンピック開幕」と「止まぬ世界の天変地異」〉


「ブルーインパルス」が
美しい3色の煙と共に上空を飛んだ。

あと数時間で
パラリンピック開幕だ。

本来なら心浮き足立つ所だが

今、この瞬間も
アフガニスタンから脱出しようと
離れ離れになる家族たちがいる。

紛争の足音が聞こえる。

新型コロナウイルスも更なる脅威となり、
ワクチンを接種しようが逃れられない
恐怖を植え付けようとしている。

更にこの2週間、
まるで何物かに畳み掛けられるかの様に
世界中で【天変地異】が続々と起こっている。

8月14日に、マルセリーン - ハイチで起きたマグニチュード(M)7.2の地震による死者は、22日時点で2207人に達した。

8月18日 には、
フランス南部コート・ダジュール(フレンチリビエラ)の高級リゾート、サントロペ近郊で同国では今季最大規模の山火事が続き、1人が死亡し、住民や観光客約7000人が避難を余儀なくされている。
 山火事は16日夜に自然保護区で発生し、これまでに約5000ヘクタールが焼失した。

8月19日 は、米カリフォルニア州の州都サクラメント近郊で、14日に新たに発生した山火事が急拡大している。「カルドア・ファイア」は18日までに218.5平方キロを焼き、延焼面積は24時間で8倍に広がった。
 サクラメントから約80キロ離れた小さな町が焼失し、エルドラド国有林では火の勢いが制御不能となる中、数千人に避難指示が出ている。


8月22日は、 メキシコ東部に上陸したハリケーン「グレース」により、21日までに生後2週間の乳児ら子ども5人を含む少なくとも8人が死亡した。


翌日の8月23日には、米南部テネシー州ハンフリーズ郡で21日に記録的な豪雨により大規模な洪水が発生し、幼児2人を含む少なくとも21人が死亡、数十人が行方不明となっている。
 テネシー州は21日、雨量が380ミリに達する記録的な暴風雨と洪水に見舞われ、橋が流され道路が寸断されたりする被害が相次ぎ、停電で数千人影響が出た。

地震、山火事、ハリケーン、豪雨、 、
【天変地異】のオンパレードだ。


〈自然災害〉の
・地震
・噴火
・洪水
・土砂崩れ等

〈異常気象〉の
・山火事
・干ばつ
・乾燥
・豪雨
・ハリケーン
・大型台風等

この「天災」と言われる
〈自然災害〉や〈異常気象〉は
もちろん【天変地異】だが、

「人災」と呼ばれる〈環境問題〉

・水の汚染
・土壌汚染
・大気汚染
・森林伐採
・砂漠化

この「人災」も
実は【天変地異】だ。

「人災」は人間が引き起こしたから
何かが起こったとしても《因果応報》だと
諦めもつくかも知れない。

なぜ「人災」も
【天変地異】なのか?

むしろ
「天災」も「人災」であると
言うべきかも知れない。

なぜなら、「天災」も
人間たちが招いた災害だからだ。

立て続けに【天変地異】が
起こる様を見て 思い出した。

1999年の『ノストラダムスの大予言』だ。

今の状況は1999年に起こるはずであったと
予言が発動しているかの様だ。

もしかしたら、
少し時間軸がずれたのだろうか。

どちらにせよ、
人間たちのこれまでの人生で
〈自分だけが良ければ良い〉と
撒いてきた悪い想い種を、
今、私たちは刈り取らねばならない時が
やって来ているのだ。

オリンピック終了の際、
海外の参加選手たちから
日本に「ありがとう」と多くの
メッセージが届けられた。

多くの日本人が感動した。
こちらこそ、「ありがとう」だ。  

「ありがとう」が
また「ありがとう」を循環してゆく。

そうだ!!
悪い種を撒いたのなら、
善い種も植えていけば善い。

この「ありがとう」=「感謝」の想いが
この世界を救う
キーワードになるかも知れない。

息子がワクワクしながら
TVにかじりついている。

そろそろ夕飯にして
俺もパラリンピック開幕式を堪能しよう。

今という時を大切にしながら。



〈続〉