ぼくの人生を支えてくれたもの。インターネット。そしてガイアックス。
ぼくを良く知ってくれている方はご存知だと思いますが、ぼくはとにかくインターネットやWebの世界が好きなのです。
そのためか、よく『西村はなんでそんなにネットが好きなの?』と聞かれることも多いのですが、
その度に、
「んー、何でですかねー。学生時代、周囲にWeb業界で起業していた人とか、Webサービスつくってる人が多かったからですかね。」
と答えていたのですが、嘘ではないもものの、それは半分誤りだということに気づきました。
「じゃあ、本当の原体験は何なの?」
というと、「ぼくの人生の暗黒時代」にありました。
中学生の3年間。それはぼくの人生史上いちばんつらい3年間でした。まさに暗黒時代。
先日上記のnoteでもちらっと触れたのですが、
・小6で両親が離婚して東京に
・母親がうつ病になり、家にいることが息苦しかった中1。
・唯一の心の支えだったサッカーが、膝のケガで出来なくなった。
・「学校に行く意味」が急にわからなくなり、あまり学校に行かなくなる中学時代。
そんなぼくを支えてくれたのが「インターネット」でした。
中学時代に母親から教わったもの。
一つは読書。もう一つが「インターネット」でした。
「学校に行っても仕方ないな」
なんてバカなことを思ってしまったぼくは、
学校にもほとんど行かず、昼間はゲーセン、夜はひたすらインターネットをしていました。
そうこうするうちに「ガイアックス」という
無料で素人でもカンタンにホームページをつくれるサービスがあることを知り、そこでホームページを開設したんですよね。
HTMLの知識なんてまるでなかったですが、見よう見まねでいろいろやってましたね。「日記」を書いたり、「BBS」をつくって他のHP主と交流したり。
ジオシティーでHPつくっている人もいましたね。そういえば。
「アクセスカウンター」を設置して、「キリ番おめでとうございます」なんてやっていたのも今では良い思い出です。
(そんなこと、しばらく記憶の片隅にも残ってませんでしたがw)
そんな中、「せっかくHPがあるなら、なんかコンテンツがなきゃな。」
なんてことを思い、何を思い立ったか、当時ハマっていた村上春樹の影響で、「ぼくも小説書いてみよう」と思い、BBSを活用して小説を書いていたのです。
当時、FacebookもTwitterもない中、どこから見つけてくるのか、全然知らない人がぼくの小説にアクセスしてきて、「めちゃくちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます!」とかコメントしてくれるんですよね。
そうこうするうちに固定の「読者」が増えてきたりして、あんまりマメな性格じゃないので、「逆転裁判」にハマって更新をサボってたら、
「師匠!何で更新しないんですか!放置してたら●●(主人公)がかわいそうです!!」
とガチで怒ってくれたり。
今思えば「なんだそりゃ」って感じなのですが、
当時、いろいろとしんどかったぼくにとっては、
インターネットで交わされるそういうコミュニケーションの一つ一つが、すっごく支えになったのですよね。
「ああ、自分は一人じゃないんだなぁ」と。
それから、恩師の言葉があり、「ああ、高校いかないとまずいな」と思い、HPを閉鎖して勉強し、無事に高校生になれたわけですが、「インターネット」の支えがなければ、いまの自分は間違いなくないなーと、ホンキでそう思うのです。
何かを発信し、誰かの温かい反応があって、勇気づけられる。
そんな原体験があるからこそ、インターネットが大好きで、発信することが大好きで、今またブログをやったりしているんでしょうね。
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