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【生田絵梨花】地上波連ドラ初主演を務める。過去に「血の通ってないロボットみたい」と言われその払拭の為、情動的演技に燃える。

1.【筆者のコメント】
生田絵梨花さんは、『リベンジリスト』を持っていて「過去に悔しかった事」への自分なりの始末をしてきた。
今回の「血の通ってないロボットみたい」も『リベンジリスト』に記されていただろうけれど、「表現者としてダメだしされた」気持ちになったのだろう。こんな事を覚えていて、苦しくないのだろうか?

下記は自身の卒業コンサートに関連する「リベンジリスト」について書いてあります。



2.地上波連ドラ初主演を務める生田絵梨花、10年前に受けた“ある言葉”の払拭に燃える姿が印象的

日刊スポーツ  2024/5/20(月)


<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>  

生田絵梨花(27)がテレビ朝日系7月期連続ドラマ「素晴らしき哉、先生!」(ABCテレビ制作、日曜午後10時)で地上波連ドラ初主演を務める。  
抜てきにあたって応じたインタビューでは、初の大役への緊張感や自身の学生時代の思い出も明かした一方、約10年前に受けた“ある言葉”の払拭に燃える姿も印象的だった。

ドラマは理不尽な教育現場を舞台とした宅間孝行氏脚本・演出のオリジナル作。感情の振り幅が大きく、職場などでの人間関係に悩む2年目新米高校教師、笹岡りおを演じる。セリフ量もこれまで経験した作品の中で一番多いといい「務め切れるだろうかと不安も大きいですが、りおと手を組んで、走るも立ち止まるも転ぶも一緒にめげずに乗り越えていけたらと思っています」と意気込んだ。  

10代の頃に同業界の知人に「血の通ってないロボットみたい」と声をかけられた。「それがずっと忘れられなくて」と笑みも浮かべながら明かし「相手に悪意はなくて、感情が見えにくいとか、人が悩んだり迷ったりすることを感じずにやってそうみたいなのがあるのかな」と自己分析。
「なので今回は血をたぎらせて。その最高潮が今回の役だと思っています。人間になりたくて過ごしてきたこの10年間を、この作品で生かしたい」と力を込めた。

 ドラマでは高校3年生の担任も担う。制作にあたっては宅間氏らが教師たちを徹底取材したといい、リアルな現場の情景も落とし込まれる。生田に学生時代の先生との思い出を聞くと「結構やんちゃな子が多い学校だったので…」と意外な回答が返ってきた。「授業をかき乱す子がいたりとか、そういうのが多かったので、先生がよく怒っていたなと。…私はやってないですよ?」。  

小学生の頃は6時間目まで全てが説教の時間に充てられたこともあったという。「登校して教室に入ったら先生がにらみをきかせていて、1時間無言とか。生徒側も何も言えなくて、そうしたら先生が『何で何も言わないか分かるか』みたいなことを言って生徒に意見を聞いていって…みたいな。でも、時間をかけて怒るって愛情がないとできないですよね。今となってはそれだけ向き合ってくれていたのかなと思います。大人になればなるほどわかりますけど、そういう先生ほどうれしいことがあると顔をほころばせてめちゃくちゃ喜んでいたり、泣いたりしていたので。すごくいい人だったなと思います」。

そんな思い出も胸に、ドラマの中とはいえ今度は自身が教壇に立つ。「もうそんな年齢になったんだな…」とこぼしつつ「(先生になる)イメージは全然ついてないですね。それも、りおとして教室に立ったり生徒と向き合っていく実体験も通して、だんだん先生になっていけるのかなと。イメージや先入観を先行させずに、作り込んだりしない方がいいのかなと思っています」と語った。  

21年末に約10年間活動した乃木坂46を卒業した。以降は本格的に俳優として活動し、昨年はディズニー100周年記念作「ウィッシュ」の主人公の日本版声優も担当。今年4月にはソロアーティストとしての初EPも発売し、現在はフジテレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に出演するなど活躍を続けている。

それでも慢心はない。生田は「グループ卒業前にイメージしていた以上にいろんな分野のお仕事に挑戦させていただいていますね」としつつ「でも、まだ全てにおいて始めたばっかりというか。それぞれですごい人がいるので、まだまだ足りていないなという思いも常にあります。なので手放しに『楽しい』とか『充実』とかは言ってられないです。刺激を受けられているのは一番ありがたいことなので、折れずに進んでいきたいなと思います」と思いを込めた。  

記念の一作は、生田にとってターニングポイントにもなり得るだろう。「これまでは自分の中の生田絵梨花像をどこかで守ろうとしていた気がしますけど、今回はそんなこと言ってられない感じなので。愚痴も吐くし、感情的にもアップダウンのある役で、そこを自分自身でも赤裸々に向き合っていけたらいいなと思います」。  

話を聞くと、放送が待ち遠しくなった。何かを振り切った“生田先生”に「素晴らしき哉」と伝えられる日を心待ちにしている。
【松尾幸之介】


終わり





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