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芳根京子 高いコンピテンシーは『家庭のお育ちの良さ』からくるのですかね。

日本テレビドラマ『それってパクリじゃないですか?』のプロモーョンでバラエティーに沢山出演してお顔を拝めてありがたい。ネット記事も芳根京子の事を沢山書いてくれていますが、その中で気になったのが、HTBテレビの「チャンネルはそのまま」が高評価と書かれています。


1.最近のYahoo ニュース 日本テレビドラマ『それってパクリじゃないですか?』のインタビュー記事

記事の中でコメント386件も書き込んでいる記事がありました。おおむね褒めたたえるコメント。
興味深いのは、HTBテレビの「チャンネルはそのまま」からのファンが多い事ですね。

芳根京子 手作りおにぎり“ぜっぴんさん” 毎朝現場に持っていき…演技のスイッチON

スポニチ 2023/4/2(日)

 物語にちなみ、自身の”パクリ”エピソードを尋ねられると、撮影現場に炊飯器を持ち込んでごはんを炊いている芳根は「監督もうらやましがって炊飯器を持ってきた。パクられました」と暴露。「だからこの組はお米には困りません」と笑わせた。  

【夢中論】女優の芳根京子(26)は撮影現場に毎日持っていく物がある。それは自分で握ったおにぎり。これを現場で食べることで、演技のスイッチが入る。

朝早くに現場に到着した芳根。メークルームで撮影に向けた準備に取りかかる。それが終わり取り出したのは、ラップにくるまれた少し大きめのおにぎり。パクッと食べるとおいしそうな笑顔を浮かべる。スタッフに「大きいね」って言われるのもいつものこと。15分のおにぎりタイムで、スイッチが入る。  
「私、朝食は絶対食べないと駄目。でも毎日コンビニで買うのも…と思って。前日に炊飯器をセットして、少し早く起きて、炊きたてのご飯で握ります」  

こだわりは、のりなし、真ん中に具は入れない、梅干しを交ぜる。この3点。「のりがついてると好きな時に食べられない。具は真ん中にあるよりも、まぶされてる方が好き。梅干しは食べたくないと思う時がないし、朝が弱いので具材を考えなくていいように」  

ヒロインを務めた2016年後期のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の時からのルーティン。朝ドラの撮影は大阪で1年間。人生初の一人暮らしをした。「最初はお弁当を作ってたんですよ。ちゃんと卵焼きを作って」。ただ短時間で食べるには弁当では多すぎる。行き着いたのがおにぎりだった。お米を食べると血糖値が上がり、脳のパフォーマンスが上がる効果もある。  

「朝ごはんを食べないと本番でおなかが鳴るから。恥ずかしいじゃないですか」。もちろん自分のためだが、周囲への気遣いも感じられる。おなかが鳴れば現場の共演者やスタッフの集中力をそいでしまう。のりをつけないのも、唇につけばメークさんの仕事が増えてしまうから。そんな優しい心のこもった手作りおにぎりだ。

すると重岡も「撮影中に芳根さんがお誕生日だったので、みんなでお祝いした。お米が好きというから僕はお米の詰め合わせをプレゼントした。監督もお米をプレゼントした。パクられてますわ、これ」と明かした。
芳根は「今年の誕生日はお米が8キロ。『力士かっ!?』って言われた」と苦笑したが、「食費が浮くな」と素直に喜んでいた。



2.16歳で女優デビューし、今年は10周年イヤー。幅広い作品で活躍してきた10年だったが、「実は辞めようと思っていた」と告白した。(伊藤 尚平)

スポニチ 2023/4/2(日)

16歳で女優デビューし、今年は10周年イヤー。幅広い作品で活躍してきた10年だったが、「実は辞めようと思っていた」と告白した。(伊藤 尚平)

今月、デビュー10周年を迎えた。高1の時にスカウトされ、芸能界入り。
15年にTBS「表参道高校合唱部!」でドラマ初主演、16年に朝ドラに主演。主人公のバディから脇役、悪役まで、幅広い役に挑戦。着実な成長を見せてきた。  

「本当にあっという間。ずっと走ってこられた。私に走る道があったんだと思うと、凄いことだなって。こんなに長く続けられると思ってなかったので」。その道が開けたのも、制作陣の期待に応えてきたからこそだ。もしもスカウトをされていなかったら…。「今ごろはレストランかお菓子屋さんで働いてるでしょうね。料理の専門学校に行こうと思ってたので」。そんな想像を巡らせる。  

10年間でターニングポイントを挙げるなら、21年公開の映画「Arc アーク」(監督石川慶)の撮影だ。
「Arcが私の第二の人生のスタートだと思ってる。
女優を辞めようと思ってたので」。  
20代に入り「この仕事は私に向いてない」と思うようになった。「何か大きな事件があったわけじゃない。次第にその気持ちが大きくなって」。
そんな時にArcのオファーを受けた。「公開の時に辞めてるかもしれないですよ」。そう伝えても、石川監督は芳根の起用をやめなかった。  
2020年に香川で1カ月の撮影。合宿のような雰囲気の現場で演技に打ち込んだ。「単純に“もっとお芝居がしたい”って思いました。お芝居が好きでここまで来た自分を再確認できたんです」。心の中の霧が晴れ、もう迷いはなかった。 

これから先の10年でどんな成長を見せてくれるのか。「やっぱりこの10年が予想外だったので、これからの10年も楽しみです」。おにぎりとともに続く道を歩いていく。

◇芳根 京子(よしね・きょうこ)1997年(平9)2月28日生まれ、東京都出身の26歳。
2013年にフジテレビドラマ「ラスト・シンデレラ」でデビュー。
14年に「物置のピアノ」で映画初主演。
出演作にドラマ「真犯人フラグ」「オールドルーキー」、映画「累―かさね―」など。

趣味は料理、お菓子作り。特技はピアノ、フルート、パソコン早打ち。
1メートル59、血液型A。


3.『チャンネルはそのまま!』が傑作になった理由 芳根京子キャリア最高の好演がもたらすユニークさ

Real Sound 2020.01.05

北海道のローカルテレビ局HTBの開局50周年を記念して製作されたドラマ『チャンネルはそのまま!』(2019年3月11日~5回)が、2019年日本民間放送連盟賞のテレビ部門でグランプリを受賞したことを受け、1月5日からテレビ朝日をはじめ全国各局で放送される。

これまでHTBを皮切りに全国各地のローカル局を転々としながら放送されており、それに加えてNetflixでのグローバル配信と、まさに娯楽の多様化の中でテレビドラマが置かれている複雑な現状を体現してきたかのような流れを歩んできた本作。この機会に改めて、その作品としての魅力をまとめてみたい。

昨年夏クールにTBS系列でドラマ化された『Heaven? ご苦楽レストラン』で知られる漫画家・佐々木倫子の同名コミックを原作にした本作の舞台は、HTBを彷彿とさせる(現に社屋の外観は南平岸にある旧社屋が使われている)北海道のご当地テレビ局「北海道ホシテレビ」。
そこに何年かぶりの“バカ枠”として採用され、報道部に配属された新人・雪丸花子を中心に、彼女の世話係(通称:バカ係)を任された山根をはじめとした同期入社の面々がそれぞれの仕事で直面する悩みや、ライバルテレビ局からの嫌がらせなど、テレビ局のドタバタとした内幕がコミカルに映し出されていく。

【筆者のコメント】

本広克行が総監督している。

大泉洋をはじめとしたTEAM NACSメンバーの総出演や、個性豊かなキャラクターたちが見せるユニークな掛け合いなど、“北海道エンターテインメント”色をいかんなく押し出した雰囲気に、総監督を務める本広克行の代表作である『踊る大捜査線』を彷彿とさせるような小さなトラブルが大きな事件へと発展していく展開。
さらにはテレビ局という特殊な職業の舞台裏から、『同期のサクラ』さながらの同期入社の仲間たちの結束のドラマなど、全5話という比較的短い中に、ありとあらゆる面白みが凝縮された作品というだけで、その贅沢さから極めて高く評価できよう。

そして最終話に待ち受けている、それまでののほほんとしたコメディ展開とは打って変わったスリリングな展開は、近年のドラマの中でもまさに出色の出来栄えである。


【筆者のコメント】
主人公・雪丸花子を演じている芳根京子の演技は秀逸。それにしか見えない、他の役者じゃダメだったろう。馬鹿だけれどこんなに真っすぐで人の心に響く役をやれる20代女優は思い当たらない。馬鹿な処を演じるリズム感が秀逸で、叱られている時のまっすぐな対応とその表情からにじみ出る嫌味が微塵も感じられない愛されキャラは素晴らしい。


その本作をさらに無二の傑作へと押し上げているのは、やはり主人公・雪丸花子を演じている芳根京子の演技に他ならないだろう。
NHKの朝ドラ『べっぴんさん』で全国的な知名度を獲得して以後、月9ドラマや時代劇から、アニメ声優など様々な役柄に挑戦してきた彼女ではあるが、その真骨頂はコメディ作品で発揮されるのだと改めて感じる。

予想外の動きで画面内を動き回り、コミカルな雰囲気を補うように登場する文字情報に持っていかれることなく自身の表情だけで笑いを生み出し、コメディに欠かすことのできない“間”を完璧に掌握する。


今後芳根京子という女優の代表作として真っ先に挙げられてもおかしくないほど、キャリア最高の爆発的な好演といっても過言ではないだろう。

そして、そんな雪丸にかき回されていく周囲の人々に訪れる微かな心の変化も本作を彩る重要な部分だ。
往々にして、このタイプの“お仕事ドラマ”というものは主人公の変化や成長が物語の軸として描かれることが主流ではあるが、本作ではそのような展開にはならない(その点もまた『同期のサクラ』に近しい部分と思える)。

あくまでも“テレビが好きな視聴者”という視点のままテレビ局内を内側からかき回していく雪丸が、無意識に自分らしさを貫くことで、自然と周囲はその影響を受けていく。そう文字にすると、雪丸はあたかも視聴者の代弁者であるかのように思えるが、それもまた違う。視聴者とはまた違う位置で、無軌道に自分の世界を飛び回っている。よって回を重ねても、主人公と他の登場人物とのギャップが常に広いままありつづけることになり、
殊更本作のユニークさを高めていくのである。


【筆者のコメント】

TV衰退の要因の一つがスポンサーに向いている番組つくり。
ビジネスモデル上しょうがないとおもってしまうのだが、もっと大きな視点で考えると、そのビジネスモデルを解体・再構成すべき時期なんだと思う。
私見だが、放送枠の会社と。番組を創る会社と、報道の会社を分けないと、法律やしがらみや社会規範や自主規制やポリコレやSDG'sやらに纏わりつかれてどうにもならない状況にあると思います。
ドラマやバラエティーについては外部の製作委員会等が製作するスキームも当たり前になって欲しい。
是非別会社構想を実現して欲しい。

また、本作には“スポンサーありき”で進められる昨今のテレビ業界に向けた問題提起を促す側面も有している。
無論それは、視聴者に向けてはひとつのステートメントのようなものに過ぎず、直接そのテーマを投げかけられるのはテレビ関係者などの作り手側にあるわけだが、“視聴者ありき”というものであると同時に、何よりも“とにかく面白いものを作る”というあまりにも純粋なその気概は、いち視聴者の目から見ても極めて好意的に映るのではないだろうか。

複雑なテーマ性が込められた作品であっても、視聴者に見える部分はひたすら楽しいだけのエンターテインメントであり、その中に密かに深い意味合いが込められている。それこそが、真のエンターテインメントと呼ぶにふさわしいものと呼べよう。

最終話の佳境で、本作の監督を務めている藤村忠寿自らが演じる情報部部長・小倉のセリフにこうある。「いまテレビの前にいる人たちが、そのとき観たいものを放送する。それがテレビ局の使命」。

いつでも観たい時に観たい作品を観るというのが常識になっている現在で、崩れかけているテレビならではの面白さ。多くの人と同じ時間に同じものを体験する。それもまたひとつの“臨場感”だ。このドラマにとって、ようやく全国規模の“臨場感”が味わえる機会でもある今回の放送のタイミングは、より本作の魅力と今日性を高めてくれる、またとない機会となるに違いない。

【ご参考】
ホリエモンチャンネルでも取り上げてます。
小倉情報部長役で藤村忠寿監督が出演している。限りなく軽いとこがパブリックイメージ。


ウィキペデア

2018年6月25日、北海道テレビ放送(HTB)の開局50周年記念作品として連続ドラマ化されることが発表された。

総監督に本広克行を起用、同局の人気番組『水曜どうでしょう』ディレクターの藤村忠寿と嬉野雅道も監督とプロデューサーで制作に加わっている。2019年3月11日からNetflixで独占先行配信され、3月18日から22日まで北海道テレビ放送で5夜連続放送、以後テレビ朝日系列各局で順次放送されている(放送形態の詳細については後述)。

同年9月10日に主演の芳根京子(母親が北海道出身)をはじめとする主要キャストが発表され、9月19日に主要キャスト・スタッフによる記者会見が行われた(クランクインは9月15日)。
11月5日には追加キャストとして、TEAM NACSのメンバー5人が総出演することが発表され、クランクアップを迎えた11月6日の記者会見では鈴井貴之をはじめ、CREATIVE OFFICE CUEの所属タレントが総出演することが発表された。
この他にもHTBのアナウンサーらが劇中のテレビ局の社員として随所に出演している。


【筆者のコメント】

めったに言わない事を言います。
是非ともNetflixで見て欲しい逸品です。

正に、芳根京子は予想外の動きで画面内を動き回り、コミカルな雰囲気を補うように登場する文字情報に持っていかれることなく自身の表情だけで笑いを生み出し、コメディに欠かすことのできない“間”を完璧に掌握する。

この手のドラマは、キー局が作るべきドラマでしょうね。総監督を務める本広克行の代表作である『踊る大捜査線』を彷彿とさせるような緩くて、実は業界批判が隠れていて、後世まで視聴者の心に残るドラマになっています。


終わり


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