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2022年5月の話。生田絵梨花の単発ドラマ「世にも奇妙な物語'22 夏の特別編」。その1編「メロディに乗せて」にて生田絵梨花の表現力が発揮された。

非現実的な状況接待であり、何よりこのドラマがテーマにしている事=製作者が言いたい事があまりに難解であったから、ここにもう一度上げてみた。

この様なドラマを作りたいと思うクリエーターは未だフジテレビの社内にいるのだと当時思った。
今、港社長の元では日の目を浴びないだろう。
大賞を獲った「エルピス」もまたしかり。


■フジテレビさんは、「オールナイトフジコ」や「ぽかぽか」の様に「軽佻浮薄の徒」が作る番組に傾注、邁進する経営幹部を見限って、優秀なクリエーターからいなくなっていくのだろうか?


秋元康先生
AKBさえ衰退期を迎えているのに、オールナイトフジコに歌うたわせて注目浴びるなんて手法は30年前に終わってます。
残念ながら2023年現在では、女子大生には「金で買えるやり〇ン」と言う記号が付いています。まさか、テレビショッピンにしようと思っていませんよね。

オールナイトフジ』(All Night Fuji)シリーズは、フジテレビ系で原則生放送(一部録画放送)の深夜番組シリーズである。タイトルは、フジテレビと同じくフジサンケイグループに属するニッポン放送の深夜全国ネットラジオ番組『オールナイトニッポン』(All Night Nippon、略称:ANN)を意識して付けられた。
最終的にこの番組は1991年3月30日、第404回を迎えたところで8年の放送に幕を降ろした。

大学進学率が上がると、大学と言う存在価値が低下して、女子大生は「性風俗の対象」という側面を強調する番組として作られた。



1.生田絵梨花が「世にも奇妙な物語」主演、脳内メロディ症候群のOLに

ナタリー  22/5/30(月

一部のインテリですら難解なドラマ

2022年6月18日にフジテレビ系で放送された「世にも奇妙な物語'22 夏の特別編」。その1編「メロディに乗せて」で生田絵梨花が主演を務めた。

生田が演じるのは、脳内に流れる音楽に合わせた行動を取らないと脳が異常反応を起こし、最悪の場合は死に至る“脳内メロディ症候群”にかかってしまうOL・村野叶海。
突如としてこの奇病を発症した叶海は、会社の大事なプレゼン中、食事中、帰り道など、ところ構わず脳内に流れるメロディに翻弄される。

「世にも奇妙な物語」に初出演を果たした生田は「奇妙な世界の中では緊張はほとんど感じず、どっぷり浸からせていただきました」「こんな症候群が実際あったら大変だけど、おかげで半ば強制的に色んな面を引き出していただきました」と撮影を振り返った。

また稲葉友、金剛地武志も出演。天本絵美が脚本を手がけ、城宝秀則が演出を担当した。

「世にも奇妙な物語'22 夏の特別編」は21時から23時10分にかけて放送。「何だかんだ銀座」に有田哲平(くりぃむしちゅー)が主演することは既報の通り。

世にも奇妙な物語'22 夏の特別編
フジテレビ系 2022年6月18日(土)21:00~23:10

■生田絵梨花 コメント

出演が決まったときの感想

いつか出演してみたいと思っていたので、とてもうれしいです! 「世にも奇妙な物語」初出演なのですが、奇妙な世界の中では緊張はほとんど感じず、どっぷり浸からせていただきました。

脚本を読んだときの感想
色んな要素が盛りだくさんで、“これは大変だ! でも面白そう!”と思いました。

叶海について
脳内に流れたメロディーに沿った行動をとらなければならないという事で、頭も心も忙しかったです(笑)。こんな症候群が実際あったら大変だけど、おかげで半ば強制的に色んな面を引き出していただきました。

視聴者へのメッセージ
面白い展開なので、ぜひハラハラドキドキ、ケラケラしながら見ていただけたらうれしいです!

■中村亮太(プロデューサー)コメント

音楽を題材に「世にも奇妙な物語」を作りたいと思い続け、やっと形にすることができました。ドラマ制作の最終工程に、映像に音楽をつけるという作業があるのですが、「世にも奇妙な物語」においては特に世界観を作るという意味で最も重要な作業といえます。時には何日も議論を重ねることがあるほどです。この作品では、主人公である叶海の脳内に様々なジャンルの音楽が鳴り響き、コメディー・ラブ・ホラー・サスペンス、様々な要素を詰め込みました。そのような難易度の高い作品を主演として演じて頂くのは生田絵梨花さん。実はこの作品を発案した際にどうしても使用したい音楽があり、その音楽が生田絵梨花さんとシンクロしまして、奇妙な縁を感じました。喜怒哀楽、豊かな表情で見事演じ切った生田絵梨花さんの熱演、そして「世にも奇妙な物語」だからこそできた実験的な本作を是非、リアルタイムでご覧ください!!
時刻は夜中の午前2時。
このコメントを書き終えた私の脳内に「Get Wild」(TM NETWORK)のイントロが鳴り始める。やや乱暴にカバンを手にすると、私は颯爽と会社を飛び出した。
(c)フジテレビ


【過去の筆者の記事】
脳科学「処理流暢性」の説明の為に「生田絵梨花のドラマ」の事例を上げた。

#2【脳科学】処理流暢性を利用して 【乃木坂46】の「アルノ劇場」を仕組んだ運営委員会だが、ファンの認知バイアスに阻まれた


■「思い込み=認知バイアス」をドラマにしてみた。

★北山宏光と生田絵梨花の七変化に注目  『世にも奇妙な物語』新作のテーマとは?


生田絵梨花の七変化に注目

 この相対主義をより俯瞰的に理解できるのが、『メロディに乗せて』かもしれない。
今回、唯一のオリジナル脚本である本作は、生田絵梨花演じる主人公・村野叶海が、ある日突然“脳内メロディ症候群”という奇病にかかってしまう。
それは、脳内に流れる音楽に合わせた行動をとらないと脳が異常反応を起こし、最悪の場合は死に至るという病だった。シリアスなプレゼンの場面なのに、「笑点のテーマ曲」が流れてしまったら「ざぶとん1枚!」と、とぼけないと死ぬなんてかなり生きづらい設定だ。しかも、この世で同じ病気にかかっている人は3人しかいない。しかし、なんと奇跡的にも彼女はそのうちの1人・進藤充(稲葉友)と出会う。運命を感じた2人は惹かれ合い、恋人になるが、ある日事件に巻き込まれてしまう……。  

同じ事件を体験しながらも、それぞれの脳内で流れる“メロディー”が違うというのは相対主義の図解そのものだ。
あらゆるメロディーがお題のようになり、それをシチュエーションごとに演じ分ける生田の七変化が本作の見どころであり、頑張っている彼女をつい応援してしまう。
そしてラストのメタ的な展開も、今回のテーマ性を俯瞰的に捉えた本作ならではの面白い仕掛けである。

 『世にも奇妙な物語』そのものが、そういった人によって作品の印象が違うことを象徴するシリーズかもしれない。そして、検索画面しかないUIで明らかに説明がつかないスマホアプリや、蜂蜜に吸い寄せられるお金持ち、世界で3人しかいない奇病の持ち主が日本に複数いること、どう考えてもお父さんと繋がっていないはずの電話など、“現実で考えたらありえないもの”尽くしの『’22 夏の特別編』。その“ありえない”を一度、“ありえる”として固定観念を外すところから始まるという、『世にも奇妙』に通底する楽しみ方を再度教えてくれる回だ。

同調圧力に逆らえないという人間のと言うより日本人を少し揶揄しているのだろうか?
ドラマの中で言わせているこのセリフが主題な様な気がする。
「この病気になって時々思うのだ。
出来事自体に良い悪いはないが、意味付けしているのは人間で、メロディーひとつに引きずられる。
人間は思い込みの中で生きていて、そう思うと確かな現実なんかないのかもしれない」

「脳内メロディーに沿って行動していたら、いつしか自分の意志かどうかすら分からなくなってしまった」

アメージング・グレーズが流れて刺されてしまった。

その後、
世にも奇妙な物語 のテーマソング(曲名:メインタイトル(ガモランソング)アーティスト名:蓜島邦明 が流れてその結末を明示しないで終わる。


終わり

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