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ドラマ【アンチヒーロー】 一番の見どころを叩き壊した【野村萬斎】はキャスティングミスだろう!

1.【筆者のコメント】
TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」、話題性も高く、視聴率も同時間帯トップ。16日の最終放送回が、平均世帯視聴率が12・2%。
(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)


だけれど、海外の反応がいまいち。

2013年の『半沢直樹』以来、役者の“絶叫型の台詞”と極度に“仰々しい顔面表情”が強調されるようになりました。『日本沈没-希望のひと-』『ドラゴン桜』『VIVANT』そして『アンチヒーロー』でも、まるで演劇を見ているかのような、一部俳優のオーバーリアクションが目立ちます。歌舞伎や狂言の文化が浸透している日本では、こういう顔芸や顔相撲に視聴者はカタルシスを覚えて喝采を送るのでしょうが、それも昭和世代の男性だけでは。海外では『大げさすぎる』『幼稚』などと不評です。世界を目指すなら演出の見直しが必要でしょう」

海外だけでない。日本人しかも昭和生まれの日本人でも、大袈裟過ぎる顔芸にはうんざり。特に野村萬斎は、台詞回し変な抑揚に非現実味を感じて、一番大事な最終話をダメにした。
そろそろやめてほしい。現テレビで唯一おじさんが観れるドラマ枠まで台無しにするな!

筆者も、野村萬斎の演技が気持ち悪くて見てられないです。

わざとらしいというか、本業の舞台「狂言」の表現方法なのでしょうか?TVドラマに持ち込むのはどうなのかと思います。

半沢直樹も大げさすぎる表現が多く見られましたが、特に「市川 猿之助」は歌舞伎の見栄を切る様な演技に引いてしまって途中から見るのを止めました。
せっかくの名作が台無しです。
半沢直樹の高視聴率に寄せていきたい局側の気持ちもわかりますが・・・昭和生まれは、大げさな「荒唐無稽」な「時代劇的なモノ」が好きだと馬鹿にされているような気がしていやですね。

TBS日曜劇場のドラマで、個人的な好みを言えば「新参者」が好きです。凄く日常の淡々とした生活を普通に描き出した。ドラマチックでもなく、ミステリー的演出も過剰にやらず、だから余計面白かった。
2010年4月 主演:阿部寛 原作:東野圭吾


これからのTVドラマは、「アンメット」の様にサイレント時間が感情を表現する程度の方が好かれるんだ。



2.「アンチヒーロー」 Netflix世界ランキングで「不調」のなぜ? 大げさな“顔芸”に海外視聴者の反応は

デイリー新潮 2024年06月16日


16日に拡大版放送

 俳優の長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(午後9時)の最終回が16日に拡大版で放送される。ヤメ検の明墨弁護士(長谷川)が冤罪により死刑囚になった男を救うため、検察組織と壮絶な戦いを繰り広げる法廷ドラマ。9日放送の第9話では、ついに明墨の逮捕劇まで描かれ、風雲急を告げる展開に。ネットでは結末をめぐってホットな考察合戦が繰り広げられているが、国内の盛り上がりとは対照的に、Netflixの世界ランキングにはさっぱり姿を見せないのだ。※以下、ネタバレを含みます。

スポーツ紙記者が振り返る。

「逆転パラドックスエンターテインメントと銘打っているだけあって毎話、大胆な伏線が次々と置かれ、ここ数話で一気に回収。主人公の明墨は検事時代に志水(緒方直人)を無理やり脅して自白に追い込む“鬼検事”だったことや、志水の冤罪を追い続けた桃瀬検事(吹石一恵)が明墨に調査資料を託したこと、また2人は恋人に近い関係だったこと、さらには明墨事務所内の白木(大島優子)が内通者として検察に情報を漏らすなど、衝撃の展開となりました」

世帯視聴率は初回11.5%でスタートし、第2話12.8%、第3話10.1%、第4話9.2%、第5話10.1%、第6話10.3%、第7話と第8話10.2%、第9話11.2%と一時、2桁割れしたものの、ストーリーの意外性もあって盛り返してきた(ビデオリサーチ、関東地区)。「アンチヒーロー」の第1話11.5%は奇しくも、昨年7月期の「VIVANT」の初回と同じだったが、続く21日の第2話は12.8%と「VIVANT」第2話の11.9%を上回ったため、「VIVANTを超えた」とTBS局内は大いに盛り上がった。

 TBSは4月5日に番組公式Xを更新し、Netflixで世界配信を実施すると発表。6月13日現在、韓国では毎週土曜日に新着エピソードを配信しており第8話まで。タイでは同火曜日で第6話まで配信中で、言語はオリジナルの日本語のほか、タイ語、英語、繁体字中国語、インドネシア語、ベトナム語、マレー語、韓国語に切り替えられる。

前出のスポーツ紙記者が指摘する。

「『アンチヒーロー』のプロデューサーは『半沢直樹』『義母と娘のブルース』『ドラゴン桜2』『VIVANT』で知られるTBSドラマ制作部の飯田和孝氏。脚本も『VIVANT』を担当した山本奈奈、李正美、宮本勇人の3氏が再結集しました。殺人犯の緋山(岩田剛典)を無罪にしてしまう明墨の二面性は、『VIVANT』に登場したテロ組織・テントのリーダー・ベキ(役所広司)が子どもたちの養護施設を運営しているという“両方の顔”を持っていたこととキャラクター設定が似ています。また、ベキと伊達原検事正(野村萬斎)の父権的な威圧感もそっくりです」

第1話冒頭で“脱落”

 ただ、「VIVANT」も「アンチヒーロー」もNetflixの世界配信では、いずれも結果を出せていないようだ。同公式ホームページで調べると、「VIVANT」は昨年末に台湾で1週だけ9位に入ったが、翌週には圏外に。「アンチヒーロー」は初回からいきなりNetflixの日本ドラマ部門で1位(4月15~21日)を記録。以降、6月3~9日の週まで4位以内をキープするなど国内では確実な人気を集めているのだが……。

「『アンチヒーロー』は表向き『海外を目指す』とボルテージを上げているわけではありません。ただ、同じ日曜劇場の『VIVANT』が海外配信で大こけする一方、今年1月期の二階堂ふみ主演の同局火曜ドラマ『Eye Love You』が韓国のNetflixTOP10に8週連続でランクインする快挙となった。
それだけに局内では『アンチヒーロー』の海外での反応が気になっているはずです。しかし、日本以外でTOP10入りを果たせていないのが現状です」(前出のスポーツ紙記者)

 世界配信で結果を出せていないだけに「『VIVANT』の二の舞か……」との声が上がっても仕方がない。同じクールに放送された石原さとみ主演のテレビ朝日系「Destiny」が、Netflix配信の香港と台湾で4週にわたりTOP10入りしたこととは対照的だ。

 それにしても何が足りないのか。海外の法廷ドラマに詳しい放送ライターがこう話す。

「海外のプロデューサーに聞くと、第1話冒頭で明墨が拘置所の緋山に向かって『人を殺しましたか』『殺人者になったらどうなるか』などと延々と語りかける場面で、海外の視聴者は“脱落”したそうです。この場面の背景には、日本の刑事事件において被告人となった場合、有罪率は99.9%、つまり裁判=有罪という図式が海外では理解されにくいのでしょう。多くの国で、取り調べの時に被疑者、被告人に対して、弁護士の支援を受ける権利が広く保障されていて、有罪率も日本ほど高くないです」

 海外事情に詳しい放送評論家は日曜劇場のある特徴に着目する。

「もちろんプロデューサーや役者によってテイストは異なりますが、2013年の『半沢直樹』以来、役者の“絶叫型の台詞”と極度に“仰々しい顔面表情”が強調されるようになりました。『日本沈没-希望のひと-』『ドラゴン桜』『VIVANT』そして『アンチヒーロー』でも、まるで演劇を見ているかのような、一部俳優のオーバーリアクションが目立ちます。歌舞伎や狂言の文化が浸透している日本では、こういう顔芸や顔相撲に視聴者はカタルシスを覚えて喝采を送るのでしょうが、それも昭和世代の男性だけでは。

海外では『大げさすぎる』『幼稚』などと不評です。世界を目指すなら演出の見直しが必要でしょう」

“アンチ”日曜劇場――。それくらいの改革が必要なのかもしれない。



3.TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」トレンド20位までに6語も タイトルは1位、白木さん、緑川さんも…

スポニチ 2024/6/16(日)

最終回の放送中の午後10時にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで
1位に「アンチヒーロー」になり、
20位までに「白木さん」「緑川さん」「大島優子」「木村佳乃」の5語が入った。
放送終了後の午後10時30分過ぎには「長谷川博己」も入り、20位中6語が「アンチヒーロー」関連となった。




4.TBS日曜劇場「アンチヒーロー」最終回視聴率12・2% サプライズ出演者に騒然「弁護士バッジ」「びっくり」

スポーツ報知 2024/6/17(月)

 俳優の長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(日曜・後9時)の最終回が16日に放送され、平均世帯視聴率が12・2%だったことが17日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)




5.「アンチヒーロー」最終回視聴率12・2% 前週から1P上昇で有終の美 同時間帯横並びトップ

スポニチ  2024/6/17(月)


 俳優・長谷川博己(47)主演のTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(後9・00)最終回が16日に放送され、平均世帯視聴率は12・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。

初回11・5%、第2回は12・8%、第3回は10・4%、第4回は9・2%、第5回は10・1%、第6回は10・3%、第7回は10・2%、第8回は10・2%、第9回11・2%と高水準で推移。最終回はさらに1・0ポイント上昇となる12・2%でのゴールとなった。

他局は「行列のできる相談所」(日本テレビ)「サンデーステーション」(テレビ朝日)「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京)「だれかtoなかい」(フジテレビ)など強力な番組がそろったが、「アンチヒーロー」が同時間帯の横並びでトップだった。個人視聴率7・5%も横並びでトップ。

「アンチヒーロー」は司法組織を舞台にしたオリジナルの物語で、キャッチコピーは「殺人犯へ、あなたを無罪にして差し上げます。」。主人公は無罪の証拠を探して依頼人を助ける救世主ではなく、犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る弁護士だ。

 最終話は、明墨(長谷川博己)を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる。担当検事は伊達原(野村萬斎)。法廷で因縁の対決が繰り広げられる。12年前の事件、志水(緒形直人)の冤罪は証明されるのか。正義とは何か。すべての真相が明らかとなる。


終わり

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