下記にある「田中直人さん」の説明例で言えば、生田絵梨花さんは「夏川りみ」さん系統の歌声でしょうか?
「DREAMS COME TRUEの吉田美和」さんの様な低く太い声は出せないでしょう。
一方、魅力的な非整数次倍音の歌声「宇多田ヒカル」さんの場合生まれつきでしょうから訓練で何とかなるものではないでしょう。
実際宇多田ヒカルの「First Love」は、TVの番組で多くの女性歌手が歌っていますが、この吐息の様な倍音を出す人はいません。
個人的には「First Love」は宇多田ヒカルじゃなければ聞く気になれません。
倍音って、一人で歌っていても複数の人が歌っている様に音が広がると言うか、それだけで一つの高価な弦楽器バイオリン見たいな音を感じさせる。
声の質に見合った歌を選択して、自ら歌を作って歌う事で声と楽曲がぴったりアンサンブルする様になるのでしょう。
複数の楽器や複数の人の声との違いが、「和合」しているので名曲になるのでしょうね。
ここに出てない歌手で言えば、misia。
5オクターブの幅を持っていると言われていますが、実際の声は整数次倍音の美しい歌声ですよね。
【参考】
これを先に読んで欲しい。
【倍音とは】人が魅了される声を作る基音と倍音の仕組みと出し方
1.倍音とは
■整数次倍音
まずは、整数次倍音の美しい歌声「夏川りみ」さんの歌声を聴いていきましょう。
★夏川りみ「涙そうそう」Music Video
次に、「DREAMS COME TRUEの吉田美和」さんの歌声を聴いてみましょう。
★DREAMS COME TRUE – 何度でも (from DWL 2015 Live Ver.)
■非整数次倍音
次に非整数次倍音を聴いていきましょう。
魅力的な非整数次倍音の歌声「宇多田ヒカル」さんの歌声を聴いてみましょう。
★宇多田ヒカル – First Love
最後に倍音があまり多く含まれていない声も聴いてみましょう。
これを聴いて、改めて、整数次倍音と非整数次倍音を聴き比べてもらうと、イメージがはっきりすると思います。
★Maria Callas – Ave Maria
終わり