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紅白出場者や楽曲の発表があった。その楽曲の売り上げはどうなの?この記事、わざとなのか?過去の紅白歌合戦で今年流行った楽曲だけを選んだ事無い。独自の選曲は昔から

1.【筆者のコメント】
この時期になると紅白歌合戦不要論の記事が上がって来るのですが、そもそもの問題の捉え方が間違っています。

紅白出場者や楽曲の発表がありました。しかし、
・出場者を知らない
・楽曲を知らない
・そもそも興味が無い
と文句を言います。
同じものを一緒に観て盛り上がるなんて、もう無理でしょう。


1).解決策を試案する前に、そもそもの問題の捉え方の違いをみてみましょう。

①そもそもTVを見ない人達が増えた現象は、直接的に紅白歌合戦とは関係なく日本のメディアの衰退の問題です。

紅白がダメだと言っているその記事を見た読者側は、「その記事自体がメディア自体の衰退を伝えている」事を感じ取っている。
筆者から見て、「自分の首を絞めている事に気付かない、バカなのか?」と見えています。
この記事の顧客は大多数の愚民なのだから、TVの衰退を伝えるほど「それなら見るのをめておこう」と言う行動になる。
それを伝えているメディア自体に対しても潜在的に嫌な気分になる。

日本にはそれを現わす諺「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」があります。
意味は、「いったん嫌いになると、その人に関するすべてのことが憎く思える」という意味のことわざです。
伝える人に感謝なんかしませんし尊敬なんかしません。伝える人も嫌いになります。

メディアが、「殺人事件の様なショッキングな事を伝えています」が、犯人への怒りをより煽ると、伝えている人も深層心理で嫌いになります。
メディアは、それを解かっていない。


★辛いニュースのシャワーの中で、自分の心を守る【3つの行動】

ディーキャリア  2022年07月12日

ここではさわりだけになりますが、このようなショッキングなニュース等で辛い気持ちになってしまった時にどう自分を守っていくかについてご紹介したいと思います。
1.情報源から遠ざかる
2.「今、この瞬間」に意識を留める

3.信頼する人との心の繋がりを感じる


②二つ目は、今年の大ヒット曲じゃないのではないか?と言ういちゃもんですが、音楽シーン自体が大衆を巻き込んだヒットなんかこれからも出現しません。

音楽市場やドラマやTV番組の市場が飽和しているので、それに対応するには「細分化」というマーケティングが扱う問題です。
今成長分野なのは「アニメ」でしょうかね。



③三つめは、年寄には「今の音楽は全くわけわからん理解できない」「紅白らしさが無い」という文句を言っています。

音楽はその昔から世代固有のもので、80才代の人がZ世代の楽曲に興味を持つわけがない。
しかし、高齢者の割合が増えてその発言が強くなったと言う事だけです。



2).ならば解決策の試案を

ならば、「紅白歌合戦と言うTVイベントを辞めようか」と言う事になりますが、それなら筆者は同意見です。

大晦日に今年を振り返る音楽番組(イベント)をするにしても、形を変えてやるべきだとは思います。
演歌世代向け、ニューミュージック・フォーク世代向け、J-POP・K-POP世代向け、それぞれ別番組をやればいいのではないかと思います。

17:30~19:30 演歌世代向け
19:30~21:30 ニューミュージック・フォーク世代向け
21:30~23:30 J-POP・K-POP世代向け

それぞれの世代向けにNHKが主催する「2千人~位の別な箱を用意してライブをやる」。それを放送するスキームにすれば、会場の盛り上がりが伝わっていい番組になります。

紅白歌合戦 ~ニューミュージック・フォーク~ とか
 



2.《「これは今年流行った曲?」》NHK紅白出場歌手にシニアも若者世代も微妙な反応 視聴率アップのカギは「情報の空白」をどう埋めるか

NEWS ポストセブン

実はこの”これ、聞いたことがある””サビだけは知っている”というのは、人に好奇心を沸かせるための重要なポイントだ。人はそもそも、まったく知らない物事には反応しない。興味や関心のあるものや知っている人、経験したことのある物事などに対して反応しやすい。

「情報の空白」という説によると、このような人間の反応から、まったく知らないと興味も湧かないが、ほんの少し知っている物事に空白の部分があるとわかると、好奇心が動かされるという。
逆によく知っている物事に対しても興味が薄れてしまうらしい。

 この説でいくと、知らない歌手やグループが多くなっていくシニアに、紅白に興味を持たせるのは難しい。テレビ離れが進み、自分の好きな歌手や推しのグループばかりを聞く若者層は、出し物が入り、他の歌手の歌が続く番組構成に興味が湧かず、紅白を見なくても録画で十分という気になるのだろう。

 紅白出場といえば昔は名誉なことで、歌いながら感極まって涙する歌手がいた。その年に活躍した歌手、売れた曲、流行った歌が紅白を見ればわかった。紅白にはそういう価値があったのだが、今は出場基準さえよくわからない。「昔の紅白が懐かしい」というシニア世代と、「紅白には興味がない」という若者世代。彼らの情報の空白をどう埋めるかが、視聴率のアップへの課題かもしれない。



3.第74回紅白歌合戦の歌唱曲のこと

  2023-12-26

今日、紅白の曲順が出たわけですが、一旦無視して歌唱曲について。
例年行っている、歌唱曲のリリース年とCD(レコード)売上を。
アルバム楽曲、C/W曲、配信のみの場合はその旨書いていますが、さすがにCD売上だともう見えないところも多いので、
「#」の後の数字はビルボードHot100の年間順位、一番右の枠には同じくビルボードの「年間アーティスト100」の順位を入れてみました。
MAN WITH AMISSIONとmiletは、歌唱曲がそれなので、「MAN WITH AMISSION×milet」名義の順位で。

毎度言っていますが「老若男女に広く親しまれている今年のヒット曲」なんてものはもうこの世に存在していない、ということは前提。

それを踏まえて、元々は「今年売れた曲が一堂に会する場所」であった紅白歌合戦ですが、実はずっときちんと「売れている」人を連れてきているわけです。割と。
ビルボードの「アーティスト100」は、CDからDLからストリーミングからの総合で「最も売れている人」のランキングになっているわけですが、ベスト5のうち4人は連れてきています(入ってないのは4位のVaundy)。


CDを売っている人も連れてきているし、テレビでよく見る人もネットで人気の人もいるし、演歌のスターもいるし、70年代のアイドルも80年代のアイドル的存在も、Z世代に受けている人もいる。
そういう各所でヒットしている人たちを満遍なくチョイスした結果、全体としてものすごく中途半端になるわけです。
ただ、もうNHKとしてはそういうやり方を選択するしかない、ということも理解できます。

というか、こうやって俯瞰してみて、1ジャンルを見たときに一番中途半端なのは演歌勢じゃないかと思います。
正味、現在に至る演歌という音楽は、既にGSやフォークもあった時代にできあがった歌謡曲の1ジャンルに過ぎないわけで、ファンのコア層は70歳台後半以上でしょう。
1970年に20歳だった人は今年73歳。GSやフォーク、その後に続くニューミュージックのファンという方がむしろ多いかもしれません。

で、その頃演歌を好きで聴いていた人で、今も「演歌」というジャンルを好んで聴き続け、新たにデビューする若手もキャッチアップしています、という人がどれだけいるのかと考えると、そんなのもう一握りもいない。
そんな「演歌世代」にとってのスターであったサブちゃんも五木ひろしも森進一も都はるみも退場した今、恐らく石川さゆりが最後の牙城。
そりゃ「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」のローテーションにもなります。
「ダメ男数え唄」を歌うという選択肢は、「彼女が何故出場するのか」を考えれば、そもそもあり得ないでしょう。

そして彼女以外の演歌勢は、とりあえずジャンルとして確認できるくらい残ってはいるものの、カバーを歌うとか、凝った衣装とか、けん玉とか、本質ではないところで訴求するしかないのですが、そうやって印象付けて「知っている人が歌を歌う」という環境を作っていくしか、もうやりようがないというか。
男性演歌・歌謡曲ジャンルで2023年に最も売れたのは純烈で、次は山内惠介ですが、その次は真田ナオキ。個人的には彼に出場してほしくてたまらないのですが、紅白において最も大切なのは「知っている演歌の人が出ている」ことなので、彼が出ることは今後爆発的なヒットを飛ばす以外にないと思います。

正直なところ、演歌全盛期を支えた大御所の作詞家作曲家の先生方がおよそ鬼籍に入る頃には、ジャンルとしての演歌勢も紅白からいなくなってしまうのではないか、と考えます。
紅白が今のままいられる限界とどっちが先か、という気もしなくはないですが。

ということで真田ナオキの今年の勝負曲「酔えねぇよ!」、爆発的に売れてほしいです。

調査概要
調査期間:2023年11月13日~11月14日
調査対象:Z世代(16~25歳)の高校生・大学生・社会人、26~59歳の男女有効回答数:1256件(16~25歳)、1648件(26~59歳)

(出典元:サイバーエージェント次世代生活研究所、「2023年Z世代ヒットトレンドランキング」を発表!  2023年Z世代で最も流行ったトレンドは「アイドル(YOASOBI)」、今年は「推しの子」と「スポーツ関連」の年に  昨年から流行し定着した「蛙(かえる)化現象」に対しZ世代の間では「蛇(へび)化」が流行)



4.【Z世代が選ぶ】2023年に流行した楽曲ランキングTOP10! 第1位は「アイドル/YOASOBI」【2023年最新調査結果】

ねとらぼ 羽野源一郎 2023/12/26

サイバーエージェントは、インターネット広告事業の「サイバーエージェント次世代生活研究所」において、Z世代が2023年に流行したと実感するものを調査。その結果を「2023年Z世代ヒットトレンドランキング」として発表しました。

同調査は全国のZ世代(16歳~25歳)と、それより上の世代との間に存在する“ジェネレーションギャップ”を明らかにすることも目的としており、26歳から59歳までの全国の男女にも「2023年に流行った」と思うものについて質問をしています。

 調査結果は、「全体」のほか、「ヒットニュース」「アーティスト」「美容・ファッション」など17の部門に分けて発表。本記事では、その中から「音楽部門」TOP10を紹介します。


★【Z世代が選ぶ】2023年に流行した楽曲ランキングTOP10!


★第1位:アイドル/YOASOBI


第2位:オトナブルー/新しい学校のリーダーズ


第3位:KICK BACK/米津玄師



5.世界で人気の日本の曲、1位はあの人気アニメの曲。YOASOBIを抑えて1位になったのは?【ビルボード音楽ランキング】

12月21日に公開された、海外でヒットしている日本の楽曲トップ10をまとめました!

ハフポスト日本版編集部   2023年12月22日

海外でヒットしている日本の曲を紹介する「Global Japan Songs excl. Japan」。

毎週更新されるランキングは、日本の楽曲を対象に、米国ビルボード「Global 200」ランキングの基となるデータから日本市場を除外・抽出して作成されています。

この基となるデータについて「世界200以上の国と地域をカバーする主要デジタル・プラットフォームの有償無償のオーディオ、ビデオストリーミング、ダウンロードにそれぞれ比重をつけて算出したデータ」とビルボードジャパンは説明しています。

12月21日に公開された、楽曲チャートにランクインした上位10曲をまとめました。
10位   真夜中のドア〜stay with me/ 松原みき

9位  TOKYO DRIFT(FAST&FURIOUS)/
TERIYAKI BOYZ

8位  WINTER WITHOUT YOU/XG

7位  KICK BACK/米津玄師

6位  青のすみか/キタニタツヤ

5位  夜に駆ける/YOASOBI

4位  死ぬのがいいわ/藤井風

3位  NIGHT DANCER/imase

2位  アイドル/YOASOBI

1位  SPECIALZ/King Gnu

終わり

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