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『Seiko presents Sound Inn ”S”』に生田絵梨花が出演 魅せられた

妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。


1.番組の概要

BS-TBSにて、毎月第3土曜日 18:30~19:00 

最高のアーティスト・サウンドメーカー・ミュージシャンが一堂に会し、「時を超えた、ここでしか聴くことの出来ないサウンド」をお届け。

出演・ナレーション:恒松祐里

番組の歴史
フジテレビの『ミュージックフェア』に対抗した大人の音楽番組として、初代司会に佐良直美、しばたはつみ、由美かおるの3人を起用して放送を開始。レギュラー出演者・音楽監修に世良譲を起用したこともあり、ミュージックフェアよりも、ややジャズ、アメリカン・ポップスの選曲が多かった。

1977年より伊東ゆかりに司会は交替。レギュラーもその間、初期の由美かおるからタイム・ファイブ、松崎しげると実力派の歌手に次々交替(しばたはつみは最終回まで出演)。ベテラン歌手や演歌歌手だけでなく、アイドル歌手も多数出演した。また、「東京音楽祭」でゴールデンカナリー賞などの各賞を受賞した国内外のアーティストが多く出演した。

その後、スポンサーのSEIKOが撤退したことを受け、1981年、日立製作所が単独提供を引き受ける形で、同じメンバーでの続編、『Holiday』に衣替えした。

2014年9月28日、33年半ぶりに単発特別番組『サウンド・イン・S 音楽の時間』として復活した。
その後、2015年4月18日からBS-TBSにて、毎月第3土曜日の23:00 - 23:30(『未来へつなぐ。 土曜スタジアム』枠の前半部扱い)にレギュラー放送が復活した。2019年4月20日からは、毎月第3土曜日の18:30 - 19:00に放送されている。

演出・プロデュース:服部英司(TBSテレビ)
製作著作:BS-TBS、TBS

ウィキペディア(Wikipedia)




2.生田絵梨花出演 経緯と内容

Seiko presents Sound Inn ”S” 2022年2月19日(土)放送

1).出演の経緯

そもそも、この番組に呼んでくれたのは、TBSプロデューサー服部英司※さん。
生田絵梨花が過去に主演した番組を評価してくれたのでしょう。
その番組は、2020年7月に動画配信サービス「Paravi」で5夜に渡って放送されたリモート風連続ミュージカルドラマ『とどけ!愛のうた』。

★とどけ!愛のうたのスタッフ
プロデューサー:TBSプロデューサー服部英司
作曲・編曲・音楽監督:服部隆之(服部英司さんのいとこで服部克久さんのご子息、半沢直樹の音楽担当)
作詞: 森雪之丞。

※A-Studio、SEIKO presents Sonud Inn"S"、輝く!日本レコード大賞、音楽の日等担当プロデューサー。かつてはバナナサンドも担当していた。

生田絵梨花 コメント
卒業して思った事ですが、音楽を身近にするというのが結構難しいと気づいた。グループの時は、CD出して音楽番組に出演してというルーティンだったが、それがなくなった。自分が積極的にやりたいことを言っていかないと音楽に関われない事に気づいた。そういう時に、この番組のオッファー頂いたので、歌える機会は貴重なんだなって改めて感じてます。

グループ卒業後、初めての音楽番組出演でした。
今回はミュージカルという括りでもありません。
持ち曲がない中、一人の歌い手としてどう音楽と向き合うか…
その難しさ、楽しさを味わうことができました。
素晴らしいミュージシャンの皆さまが奏でる音に胸をときめかせながら歌った、思い入れ深い3曲。
少しでも視聴者の皆さまの心を灯せたら、とても嬉しいです。


2).選曲と楽曲プロデュース

生田絵梨花さん自らが選んだ3曲を、TBSプロデューサー服部英司が高名な3人の音楽制作者にそれぞれ生田絵梨花さんの魅力を引き出すように編曲を依頼した。

この3人の音楽家が関わって来たアーティストは、J-POPの約半分に至るのではないかと思う位のレジェンドばかりです。


■ 生田絵梨花さんが選んだ3曲

① エルトン・ジョンの名曲「Your Song」で弾き語り
② I Wishの「明日への扉」
③ 中島みゆきさんの「誕生」


① エルトン・ジョンの名曲「Your Song」で弾き語り
 アレンジャー:河野圭さん
【ナレーション】

まずは、エルトン・ジョンの名曲「Your Song」で弾き語りに挑戦。
しかし、この楽曲の弾き語りは、アレンジを務めたキーボーディストでもあり、音楽プロデューサーの河野圭さんが認めるほど難易度の高い楽曲。
3歳からピアノを習っていた生田さんですが、本番前も忙しい合間を縫って自主練を重ねました。。貴重なセッションをお楽しみください。

Seiko presents Sound Inn ”S” 2022年2月19日(土)放送

弾き語りでも難易度が高いレベルの編曲だけれど、「素敵なアレンジにだったので、これは弾きたいと思って一生懸命練習しました。」とコメント、河野さんからは「凄い、完璧主義者っぽい感じが凄く伝わってきます。」と褒めてもらっていました。なかなかこのコメント引き出せない。

2時間早く来てこの楽曲のピアノの練習していた事に対して、「練習しないと不安なタイプでもありますし、卒業後一発目に臨む音楽番組なので、本番が一番楽しめる様に頑張りたいです」

Seiko presents Sound Inn ”S” 2022年2月19日(土)放送

更に、英語での語り曲の中でも1・2を争うレベルでの名曲です。弾き語りだからこその英語の難しさがあって、難しいからこそこのジャンルへのチャレンジを続けて欲しい。
「やり切った!」そうです。「弾き語り続けていきたいな」

「日本人には、グルーブ感が無い」と言われる所以は、「リズム感」と米語ならではの「イントネーション」・「アクセント」・「トーン」を理解して習得していないからだと言われています。
理屈より体で覚えるものなのでしょうが、生ちゃんはこれまでも体感するというか体に取り込む様に習得してきましたので、これも時間と共にレベルが上がって行くのだろうと期待しています。
米語ならではの「イントネーション」・「アクセント」・「トーン」を習得すれば、2.5次元ミュージカルで米国進出も夢ではなくなります。


② I Wishの「明日への扉」
アレンジャー:笹路正徳さん
Piamo :笹路正徳
【ナレーション】
続いては、I Wishの「明日への扉」をカバーします。実はこの楽曲、10年前に乃木坂46のオーディションで歌唱した思い出の一曲。
アレンジを手掛けた笹路正徳さんは、生田さんの声は「高くて明るい綺麗な歌声」と評し、その声が生きるサウンドを作り上げてくださいました。
大人になり新たな節目を迎えた彼女が、10年分の思いを込めて歌いあげます。

Seiko presents Sound Inn ”S” 2022年2月19日(土)放送

10年前の乃木坂5次オーデション(最終)で、キーが高く自分にピッタリ合っていたのでこれを選んだそうです。
「オーデションを機に明日への扉を開きたいです」と決め台詞を言ったそうです。14歳でもうオーデション受かる様な意気込みを的確かつ短く言えるって、やっぱりすごい。もうこの時からプロのマインドだった。
「10年経過して新たなスタートに立つ時に歌ってみたいなと思いました。」と言うのが選択した理由。
いや、自分の持ち歌として完成されている感じでした。


③ 中島みゆきさんの「誕生」
アレンジャー:斎藤ネコさん
Piamo :河野圭
【ナレーション】
ラストは尊敬するシンガー・中島みゆきさんの「誕生」に挑戦。中島みゆきさんの詩集を読むのが好きで、その言葉に何度も助けてもらっているという生田さん。当番組に出演することをキッカケに、改めてその歌詞に向き合ってみようと思ったそうです。斎藤ネコさんのドラマチックなアレンジに導かれ、素晴らしい歌声を届けてくれました。 第2章を迎えた生田絵梨花さんの様々な一面が見ることができる今回のSound Inn S。ぜひお楽しみください!

Seiko presents Sound Inn ”S” 2022年2月19日(土)放送

「中島みゆきさんの詩集を読む事が好きで、自分の心が落ち込んだ時にエネルギーを貰っている。特にこの「誕生」で救われた時期があった。この曲を歌うのはすごく難しいと思うので、今回歌わなかったら今後歌う事は無いかなと思うので、この番組を機に向き合ってみようと思いました。」
更に「リハーサルした時から、オーダーメイドと言っていただいて、私がどう歌うかとかどんな思いとかをサポートしてくださる、その経過も実感してとっても歌いやすかったです。音楽からもらうものがありました。」

この短いコメントで、プロデューサーにとっても、アレンジャーにしてもやりがいを感じるよね。見ている視聴者も超レア感を持って歌を聴ける。
その現場で思いついたというより、この番組へ真正面から取り組んでいる事を感じさせる。
関わったレジェンドを虜にするのが生田絵梨花さん。そういう意味で、活躍が期待されます。


■ 終わりの生田絵梨花のコメント

作る過程が好きで、アレンジする人がどういう思いを込めて作っているのかを聞くと、より楽しくなるし凄く刺激を貰うので、そういう時間が好きです。

やり切りました。今まで歌ったことの無いジャンルばかりで、これをやって世界が広がりました。まずは自分がそんな音楽を届けたのかを知る為にもいろんなジャンルを歌えるようになりたいなとおもいます。

アレンジャーも楽器隊の方々もカッコよくて、コード表ひとつでアンサンブルしているのが眩しくて、将来そこに混じって作り出せる様になりたい。

【筆者はよっしゃ~と思いました】
アレンジャーになる気満々!です。生ちゃん推しとしては、あなたの才能である『顧客が何を欲しがっているかを深く理解している人』にとって、最適な仕事だろうと思います。もちろん、その先にプロデューサーが有ります。
もちろん、生田絵梨花が歌うのを止めるわけがありません。



■ アレンジャー3人の略歴
河野圭さん、笹路正徳さん、斎藤ネコさん


★河野圭さん 日本の音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、キーボーディスト。東京都出身。東京学芸大学音楽学科卒業。父は作曲家の河野土洋。

大学在学中より、キーボーディスト、アレンジャーとして活動を開始。
デビュー当初から関わった宇多田ヒカルを始め、EXILE絢香大黒摩季今井美樹など様々なアーティストやバンドの楽曲アレンジやプロデュースを手掛け、のちに楽曲提供も行うようになる。R&B、ポップ、バラード、ロックからクラシカルなフルオーケストラやストリングス・アレンジまで、幅広いジャンルをカバーする。サポートメンバーとして数多くのライブやレコーディングに参加し、森山直太朗のツアーバンドではバンドマスターを務める。
現在は2017年末に逝去した父の後任で『サザエさん』の劇伴を担当。父の生前は父絡みの仕事は請けないとしながらもこのような形での引き継ぎは感慨深いとしている。

ウィキペディア(Wikipedia)


★笹路正徳さん :音楽プロデューサー、編曲家、キーボード奏者、作曲家である。東京都出身。慶應義塾大学卒。

コブクロ、スピッツ、松田聖子、プリンセス・プリンセス、SHOW-YA、UNICORN、PUFFY、the brilliant green、THE YELLOW MONKEY、など数多くのアーティストをプロデュースするほか、アニメやドラマの劇伴も手掛ける日本を代表する音楽プロデューサー。J-POPからジャズに至る幅広い分野でプロデュース・アレンジ・演奏・作曲を行う。

慶應義塾大学に進学し、ジャズ研究会でジャズ・ピアノの研鑚を積んでモダン・ジャズの奏法を習得したのち、当時盛行していたフュージョンを中心とした音楽活動をする。
大学在学中の1977年、「鈴木勲グループ」に参加し、ジャズ・ピアニストとしてプロのキャリアをスタートさせる。その後、様々なグループへの参加やスタジオ・ミュージシャンとしての活動でプレイヤーとしての地位を徐々に築き上げていく。またコンポーザーやアレンジャーとしての活動も平行して行うようになる。

ウィキペディア(Wikipedia)


★斎藤ネコさん :日本のヴァイオリニスト、作曲家、編曲家。『斎藤ネコカルテット』のリーダー。東京都渋谷区出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。

在学中からの活動がそのまま仕事へつながり、卒業後も作・編曲、ヴァイオリニスト、キーボードプレーヤー、プロデューサーとして多方面で活動する。
谷山浩子、椎名林檎、宇多田ヒカル、青山テルマ、ウルフルズ、
X-JAPAN、エレファントカシマシ、大沢誉志幸、辛島美登里、吉川晃司、Kinki Kids、スガシカオ、聖飢魔II、浜崎あゆみ、BEGIN、THE BOOM、本田美奈子、森山良子、YUKI 等々その他多数

ウィキペディア(Wikipe)



3).筆者の注目ポイント

★ 生ちゃんにはソロ曲デビューして欲しいと以前から思っていましたが、生ちゃんにチャレンジして欲しいと思っていた1曲が『エルトン・ジョン「YOUR SONG」』でした。だから、今回それを聴けて凄くうれしい。

次は、ビリージョエルやボズ・スキャッグス、クリストファー・クロス「ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」なんかもチャレンジして欲しい。
その当時AORと言われたジャンルです。


★ 今までの生田絵梨花では一つ越えなければならない壁がありますが、それを乗り越えたら永く音楽に関わって行けると思っています。
その壁は、リズム感です。

ピッチは正確で譜面通りにまるで合唱隊の様に歌えるのは凄いのですが、ポップスではR&B感のある楽曲がメインだから、グルーブ感が欲しいです。
宇多田ヒカルはネイティブな英語で自然にグルーブ感が出ていますね。 ミーシャになるには大変だけれど、そのあたりを目標にすれば永年生きていける。 理論は分かっているだろうから、あとはリズム感。

多分生ちゃん自身でもわかっていて、それにチャレンジしようとしているだろうと思いますが、その第一歩が、20220219 BS-TBS Sound Inn でやったエルトン・ジョン「YOUR SONG」。

しかも英語でチャレンジしていました。
ピアノ伴奏的にも難しかっただろうが、英語の語りも難しい部類ではないかな。
私はバリバリの生ちゃん推しなので厳しく言いますが、英語での表現がもう一歩上がれば、それだけでもっとグルーブ感が出て来ると思います。
日本語には無い無声音と発音しない短縮で歌う英語がそれを醸し出す。

スペイン語が醸し出すラテンミュージックや、フランス語が醸し出すシャンソン、とそれぞれ言語や文化と結びついている歌の深淵を体に覚えさせることが出来れば、日本語でもグルーブ感が出せるかもしれません。
宇多田ヒカルのネイティブ米語と日本語が醸し出すR&Dはそれだけで人の心をつかみました。 はっぴーえんどの日本語ロックの論争から、ここまでただりついたようです。

余談ですが、生まれつきのジャズシンガー池田エライザに近づいて彼女のジャジーなリズム感を近くで取り込もうとしているのではないかとみています。


★ 又、生ちゃんに歌って欲しいジャンルは、『シティーポップ』です。

大瀧詠一、山下達郎、竹内まりや、角松敏生・・・。シティポップを牽引したアーティストの楽曲は今聴いても全く色あせないジャパンメイドのAORです。
復刻して新しいシティーポップジャンルを盛り上げて欲しい。
生ちゃんにはAORが似合うと思っています。シティーポップは内面の独白ではなく、風景描写で内面を表現しようとするところが、演劇に通じます。だから、生ちゃんにチャレンジして欲しい。
竹内まりあの「駅」なんかは、淡々と歌う事でかえって元カレへの感情を表現するという、感情を入れ込みすぎない処がキモです。
下手に歌唱テクニックを駆使したら楽曲が死にます。

2.5次元ミュージカルの海外進出を東宝が企てていますが、その際に必要な一つは、英語表現。その為にも日本語と英語がフュージョンしたシティーポップジャンルを創ったら、ミュージカル表現にも凄く良い影響を与えそう。

★ 実はフュージョン(融合)こそが日本人の得意分野。
既に料理分野では世界一になっている。
今、シティーポップが海外に響いているのも分かる気がします。これから日本語と英語がフュージョンした分野が増えて行って欲しいです。



3.生田絵梨花さんのプロとしての心得

■ 関わる番組一つ一つで高評価されているのは、仕事に対する姿勢

今回の『Seiko presents Sound Inn ”S”』に出演出来たのは、過去の一つ一つの仕事できちんと結果を出し、それを見ている人がいて応援してくれる好例。

生田絵梨花が関わる番組一つ一つで高評価されている仕事に対する姿勢の例として、『録音一発OK、撮影はNG出さない事』を目標にしている。
なかなかできない事です。
それを実現する為にどれだけの努力を積んでいるかは、プロには判るし、応援したくなる。生ちゃんには制作サイドの応援団がどんどん増えて行く。
映像に残っているだけでも、『とどけ!愛のうた』の時の音楽監督の服部隆之さん、筒美京平トリビュートアルバム『卒業』の時のプロデューサー亀田誠治さん。お二人ともレコーディング一発OKを出していた。どれだけその曲を突き詰めてきたのかをプロは判ってしまう。
もう一人高名な音楽家である武部聡志さんは、生田絵梨花をかなり前から見つけてくれて応援してくれています。番組に呼んで頂いたり筒美京平トリビュートの「卒業」を強く推していただいたり力強い応援団です。歌謡祭のピアノ伴奏を依頼した事もあります。

「どんどんいくドン!生田ドン! う~ドン」

武部 聡志(たけべ さとし、1957年2月12日 - )は、日本の作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、音楽監督。東京都出身。株式会社ハーフトーンミュージック代表取締役会長。音楽ユニット「kōkua」のメンバー、キーボード奏者としても活動している。血液型はA型。麻布高校、国立音楽大学卒業。
関わっている主なアーティスト:松任谷由実、吉田拓郎、LOVE LOVE ALL STARS、一青窈、大黒摩季、今井美樹、TUBE、THE ALFEE、平井堅、ゆず、ももいろクローバーZ等多数

ウィキペディア(Wikipedia

今回、音楽プロデューサーの河野圭さん、アレンジを手掛けた笹路正徳さん斎藤ネコさんにも、生田絵梨花の仕事への姿勢が届いていればいいなと思って見ていた。

特に、「明日への扉」は生ちゃんの為の曲かと思う程音域も合っていて高音部の伸びやかな声が明日への扉を開く如く心に響く。乃木坂では宝の持ち腐れ的に扱われていた歌で人を魅了する。

外の仕事だけでなく、乃木坂内の仕事でも周りの低レベルに流されないで、腐らずに手を抜かずに努力して来たマインド自体が凄いと思う。
冠番組内でのバラエティー的無茶ぶりにも一切手を抜かないで対応してきた。番組スタッフにもそれが伝わっている。

乃木坂の運営は、そういう生田の裏での努力を現乃木坂メンバーに教えるべきだろうと思う。



■ 乃木坂の現メンバーで、音楽家として代替えできる人はいない。

声に関しての代替えは無いだけでなく、今のメンバーには高い音楽性を代替えする人はいない。それは、白石を代替えできないのと一緒。
SME社員でもある今野義雄運営委員長は百も承知であると思います。

それにしても乃木オタは、『Sound Inn S』 に出演して歌った事への関心が少な過ぎる。この番組は良心的で凄い事やっているのにね。3曲別の高名な音楽家の素敵なアレンジを凄く楽しめた。
しかし、この事へのまとめサイトやtwitterの書き込みも少ない。乃木坂46は音楽好きな方々の関心を得ていない事が残念。


■ 杉山勝彦さん、乃木坂三昧でのコメント

【NHKラジオ 乃木坂三昧】に、杉山勝彦さんがインタビュー形式で出演してくれて楽曲と乃木坂メンバーの歌について話しています。

■ 杉山勝彦さんの生田絵梨花への評価
歴代のメンバーの中で、ミュージシャンとして声質が好きなのは、生田絵梨花さん。歌が上手な事に加えて、張りすぎないでハイトーン迄伸びて綺麗に伸びやかに歌えるのは凄い。一人でステージ経ってピアノ弾き語りで歌えるのは、本当に凄い。その上、歌っているときの表情が抜群に良い。彼女の歌声があると、他のグループと違う乃木坂の色になっている。乃木坂の色と言えば、生田絵梨花と言ってもいいんじゃないか。それぐらいの財産を今の乃木坂に残したと思う。生田さんが卒業した後、どうしていくのか今のメンバーは試されると思う。
歌が上手いメンバーが居る事は知っているが、生田さんと比べて追いかけてもしょうがないので、現メンバーで新しいサウンドを創っていくか?

乃木坂三昧

■ Akira Sunsetさん、乃木坂三昧でのコメント

推しメンは、1期生全員と言いたいが、冠番組あってこその乃木坂46だとおもうので、松村沙友里、生田絵梨花、秋元真夏、能條愛未等がバラエティーを盛り上げて今の乃木坂になったと思う。
あえて選ぶと「からあげ姉妹」の二人はバラエティーの天才。

最新曲は「歳月の轍」生田絵梨花さんの卒業ソロ曲。本人がピアノを弾いて歌っている曲。3回転調するものすごく難しい曲だが、レコーディングの時ずっとストイックに練習していた。自分が納得するまでレコーディングを始めなかった。この人は(アイドルではなくて)アーティストだと思った。(秋元康先生が、あいかわらず出来上がりが遅くて、レコーディングギリギリに譜面が出来上がるから、レコーディングの日か前日がスコア初見となり練習していた。スコアが数日前に貰えたら、生田絵梨花は完璧に仕上げて来る。秋元康先生自身がこのラジオで、直前迄直しを辞められないと言っていた。スコア決定稿が届くのは当日が当たり前になっている。)

乃木坂三昧



■ 乃木オタは、生田絵梨花と彼女が担っていた価値を認識していない。

★ 生田絵梨花が、2月19日「Sound Inn“S”」に出演する事の意味を解らないのだろうな。
前段で書いた様に、音楽業界はただ歌が上手いお姉さんと捉えているわけでは無い。


★高い音楽性を理解するのは、高い音楽性を持っている人だけになってしまうのか?
反田恭平もその一人だけれど。乃木オタは反田恭平の凄さも知らないか?
この対談の中で、それぞれのリクエスト曲を流す
反田氏のリクエスト:「サヨナラの意味」
生田のリクエスト:「エルトンジョン YOUR SONG」
これって、「Sound Inn“S”」の伏線を張っていたようですな。


★ 2度も「MTV Unplugged LIVE」に呼ばれるのは、乃木坂の力だけだと思っているのだろうか?2度呼ばれるのは前代未聞。
メンバーで見た人はいるのか?このTVを見たという話はメンバーから出てこなかった。ロリオタには期待していないけれど。
この中で、『laughter/official髭男dism』をやったのは知っていますか?
自分のものにしていたのは、それだけ時間かけてきちんと向き合って楽曲の解釈をした感じが解る。


【まとめ】

この番組を見て感じる事は、生田絵梨花は音楽が好きだから楽曲をリスペクトして正面から向き合って自分なりにものにしている。
それが業界の実力者にも響くのだろうと改めて思いました。

「(生田と)同世代の芸能人で、顔が自分より可愛い人は数万人いるだろうし、歌が自分より上手い人は数千人いるだろうし、ピアノを自分より上手く弾ける人は数百人いるだろうから、せめて人より努力し続けないと永く生きていけない」という認識を中学生の時から持っていた。
近年は、『レコーディング一発OK、撮影はNG出さない事』を目標にしている様です。
その全部をもっている人は同世代の芸能人に何人いるだろうか?

それに加えて、生田絵梨花は聴き手に何を届けるかを考えて歌っています。ミュージカル女優だからですが、その楽曲の真髄が何かを考えて、どう解釈してどう歌えば聴き手に届けられるかを毎回考えて歌っています。
歌を愛しているからそれが当たり前になっています。

歌は作り手自身の過去とかルーツが反映されて人の心に沁みていくものだと思います。作り手とそれを表現する歌い手の背景や人生やルーツの情報が伝わっていれば尚更その曲は特別なものになります。その情報を知らない人にも何かしら届けるのが歌い手の役割でしょう。

筆者は、自分の歌のうまさに酔っていると思われるプロの人が苦手です。
歌の上手い人が選ぶ歌は、自分の歌が上手い事を引き立たせる曲を選びます。素人がカラオケでMISIAとか歌い上げる人と心理的にはそう変わりはありません。単なる自己顕示欲に見えてしまうからでしょうか。
その歌い手のファンは歌が苦手な人です。自分の代わりに思いっきり歌う場所を体感しに行きます。代償行為と言います。自分が歌っているかのように口パクで参加します。だから、楽曲は何でもよく、張り上げて歌うまをアッピールできる楽曲が選ばれます。その聞き手に楽曲の背景や作り手の意図等は全く必要ありません。ミュージカルファンにもその手のファンはいます。

それがビジネスになっているのが『フジTV  MUSIC FAIR』から生まれたボーカルユニット、LA DIVA(森山良子、平原綾香、新妻聖子、サラ・オレイン)です。求められるものが『圧倒的な歌唱力』ですから、戦闘的な振舞いをします。筆者は個人的にそういう人の『歌うまいでしょう?とドヤる』のが苦手です。ビジネスでやっていると解っていても嫌ですね。そういう商品が嫌です。

更に、誰かと歌のうまさを競い合うような届け方をする制作者もいたりしますが、歌は競技じゃないので、受け手にどう届くかしかないのではないでしょうか?そこを追求しないと、歌と言うエンターテイメントは安っぽくなっていきますね。
だから、「YOASOBI」は上手い処突いたと思っています。

『受け手の心にどう届くかを考えて自分なりに精一杯努力する処』こそ、筆者が生田絵梨花を敬愛する処です。

出来れば、歌い手兼ソングライター兼アレンジャー兼プロデューサー兼女優という肩書に到達して欲しい。

終わり

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