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Ⅰ. 1996年度同学年の女優さん8人をピックアップ。もっと売れても良かったのに何故遅れている?

【筆者のコメント】
1996年度同学年といえば、ゆとり世代のど真ん中であり、Z世代のトップ年代である。
他の学年より、華やかで個性があってビジュアルも高く高身長スタイル良く、スキルが高い人たちです。
しかし、芸能界では下の年代広瀬すずや橋本環奈が2歩も3歩も先を行っていて出遅れ気味なのは何故でしょうか?


1.1996年度同学年の女優さん8人

■1996年学年同世代の特徴

◎朝ドラ女優:芳根京子、黒島結菜

◎ハーフ:池田エライザ、中条あやみ

◎音楽活動をやっている:池田エライザ、生田絵梨花、中条あやみ


◎10代雑誌のモデル:池田エライザ、三吉彩花、井桁弘恵、中条あやみ

◎大学卒業及び中退:井桁弘恵(早稲田大学卒業)、生田絵梨花(日本音楽大学中退)、黒島結菜(日本大学芸術学部中退)。IQは高い。
※日本のTVドラマの女優では、高学歴は敬遠される。もちろん視聴者目線で主役より頭良さそうとかのバランスを気にする。視聴者は女ですから。

これがあまりお呼びがかからない理由の一つ。

医療系や弁護士や法廷系等には呼ばれる場合もある。
黒島結菜が叩かれた一つは、美人で賢そうだとの印象が強く嫌われた。
堀田真由や上白石萌音の様な目じりが下がっている女優は嫌われない。


◎高身長(170cm)モデル体型が4名、8人の平均身長は164.8cm。
※残念ですが今のジャニタレが主役を寡占化している状況下では、170cmの女優の出番は少ないです。菜々緒の様な悪役的な役しか回ってこない。
ジャニタレは160cm台で相手役は150cmの下の方を要求される。
だから、橋本環奈や上白石萌音のジャニタレ相手役率がとても高い。

これが10代であまりお呼びがかからない理由の一つ。

◎生田絵梨花は、ミュージカルの主役・座長をやっている。
相手役のスキルが求められる。

※池田エライザは、映画監督をやっている。

※芳根京子は、20代女優の中で圧倒的な演技力を持っている。
演技が上手だと画面の中で下手くそジャニタレと比較されるので、敬遠される。


★交友関係

ゆとり世代は、他の女優たちと本当に仲が良いが、それがパッとしない原因だと事務所の社長は考えており「競争心が足りない」と叱っているらしい。

・黒島結菜は同じ年の女優中条あやみと大親友で、中条が黒島の沖縄の実家に泊まりに行ったこともある。

・中条あやみは、モデル仲間の三吉彩花とSeventeen時代からの親友で、三吉彩花とコンビを組む際は「みよぽー」と称する。
広瀬すずともSeventeen時代からの仲良しで「すずぽー」コンビとして知られる。

・今田美桜は、永野芽郁とプライベートでもとても仲が良く、2年連続でクリスマスを一緒に過ごすなど深い友人関係を築いている。
また、岡崎紗絵、杉咲花とも共演を通じてプライベートでも仲が良い友人関係を築いている。
今田美桜にとって、奈緒は福岡に住んでいる時にもお世話になったことがある恩人であり、先に奈緒が上京し、自身が東京に行った時には家に泊めてもらったり、料理を振る舞ってもらったことがある。

・池田エライザは凄いインドア派で芸能界に友達が少なく、生田絵梨花の方から上白石萌音経由で接近して友達になった。

・芳根京子は、芸能界に友人が少なくこの間までももくろの玉井詩織が唯一の友人だと言っていた。
昨年TVドラマで共演した、岡崎紗絵と生田絵梨花と友人になったとSNSで嬉しそうに報告している。


★多様性

池田エライザも中条あやみもハーフであり、日本の子供社会ではマイノリティーで、もちろんいじめがあったと思う。

生田絵梨花もドイツ生まれで5才迄ドイツで暮らしていたのだが、ドイツの中でマイノリティーでいじめを経験していると思うし、日本に帰国してからも価値観や考え方の違いを味わったと思う。乃木坂の中でも『変人』呼ばわりされていた。

黒島結菜は、同じ事務所SMAの先輩である二階堂ふみと同じ沖縄県出身なのだが、今だに沖縄が本土復帰する前のアメリカ文化が色濃く、東京の学校に通っていればマイノリティー観は大きいと思う。

今田美桜は、ブレークしたのが遅く確か20歳過ぎてCMで注目されたと思うが、割と小さな事務所で雌伏の時期を過ごしてきたので、そういう意味での王道感はない。

この中で16才でドラマで注目された芳根京子はその後19才で朝ドラのヒロインをやってきており王道を歩んで来ているように見えるが、その前に難病と言われる「ギランバレー症候群」を経験しておりその間の不安は「生きて行けるかどうか」と言う人間の一番根幹を揺るがす事態に直面している。

中学2年生でギラン・バレー症候群を発症。
1年ほど学校に通うことにも難儀したがその後克服する。

ギランバレー症候群
脳や脊髄から全身にくまなくめぐっている末梢神経に障害が起こり、手足の麻痺などを発症して数日で手足が動かなくなっていく疾患です。ウイルスや細菌の感染から起こることが多いとされていて、発症前に喉の炎症や胃腸炎の症状があるというケースがよくあります。ギランバレー症候群は、なんらかの原因で本来は外敵に向かうはずの免疫が自己の末梢神経を攻撃して起こります。そのため、免疫グロブリン大量静注療法で正常な抗体を大量に点滴する、血漿浄化療法で神経を障害している抗体を取り除くなど、免疫を正常に戻す治療が行われます。

神経は、情報を送り出す神経細胞の軸索(じくさく)突起を髄鞘(ずいしょう)が取り巻いています。この髄鞘は回復が速い性質を持っていますが、神経軸索突起は回復がとても遅いため、ダメージがどこまで及んでいるかによって回復のスピードが大きく変わります。


一言で言うと、『多様性』と言われる『人と違う事を許容できるかどうか』は、小さい時から保守本流しか歩んでこなかった・以心伝心で伝わってしまう環境にいては想像出来にくいでしょう。
頭だけで多様性を理解出来る事ではないと思います。

片言の日本語しか喋れない帰国子女や、見た目外人顔のハーフと仲良くできる小学生は何人いますか?

世界は、200年に一度の大変化の渦の中にいる今、大事なのは多様性。
人種や宗教などの分かり易い違いではなく、同じ見た目の同じ学校や会社の中での「価値観の多様性を許容できるかどうか」が大変重要なんだと思います。

多様性を政治的に利用している左翼の活動家と切り離して論じなければいけません。差別とか、少数民族とか、女性の抑圧とか分かり易い関係と切り離し、普通の人と人の中にある分かりにくい多様性を認める事が重要です。
一つは天才であり、凡才から見たら「異なる人として排除したい」と言う気持ちが湧くのは人間の本能です。一種の危険回避ですが、今の時代その天才を重用しないと次の時代にいけないのです。

多様性への対応は、しっかり言葉にしないといけない。冷静な議論をしないと伝わらないし先に進まない。
まず、「SVOC」と「5W1H」を意識して言語化する事が第一歩です。
その上で、

「Agree to disagree」
「I know that I have a different opinion than you.」


★ソニーを立て直した経営者平井一夫氏の若者向けのセミナーで言っています。多くの日本人と異なる価値観・思考回路・ビヘイビアの平井さんがソニーを救った。


その意味で、上記8人の同学年の女優は、他の世代と比べても突出した多様性の中にいて、国際色の中で行きて来た日本では珍しいと言うか、これから必要とされる人達だと思います。

否応なしに、日本人が国際社会のリーダーになって行くしか日本の発展はありません。そのご褒美が経済発展という位に考えるべきです。

欧米の追従モデルから脱して、日本の価値観が製品やサービスになってそれが世界から好評価受ける事を達成する為には、『日本人の中の多様性を認める』事に尽きます。

狭い女優の中とか芸能界の中とかで争っている時代ではないと言う事です。
自分自身が競争相手!



続く


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