【乃木坂46】#2-2 アルノさん、WACKに移籍するまでの『冒険譚』の背景。『アルノ劇場』をやりたかったのは、秋元康説。衰退要因はアルノ?
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
長編になりますが、我慢してお読みください。
秋元康先生、『紫綬褒章』受勲おめでとうございます。
もう十分でしょうから、晩節を汚す事のないように願いますよ。
この#1-1からご覧ください。最初に大胆な仮説を書いています。
2.『Actually...』を欅坂風味で平手友梨奈の代わりに中西アルノで『アルノ劇場』をやりたかったのは、秋元康説。
2020年1月の時、「乃木坂メンバーとはほとんど直接話した事無い」と言っていた。
この時も不思議だったのですが、橋本や生駒は卒業しているのでいないとして、何故生田絵梨花が入っていないのか?高山ではないのか?松村ではないのか?
真夏や衛藤は、乃木坂創設者ではなく後列に居たフォロワーです。
それとは別に、「生田絵梨花氏、康とご飯にいく仲だった」とオタクの間で話題になりました。2020年5月2日 コロナ禍で舞台も乃木坂の仕事もなくなった時期。卒業後の相談でしょうか?生田絵梨花は理由が無いとネットに上げない。そもそも、太田プロから移籍させたのが秋元康だから、定期的に合わない訳が無いし、指原は当然そこに同席している。
1).この大物総合プロデューサーが破壊者
「アルノ劇場」について、乃木坂ファンが一番に思っているのは、秋元康がごり押ししたと思っている。
圧倒的な権力を振り回して自分のアイデアを押し通して来たから、当たり前にそうなる。
しかし、文春は否定しています。下記の様な文春オンラインの記事が出ている。
2).秋元康の精一杯の企画が「アルノを使った欅坂もどき」
秋元康が乃木坂の衰退を止める為に、今回の様なマスコミが飛びつきそうな刺激の強い企画しか打てない事が露呈された。
それこそ古い時代のマーケティング手法。それについては後日別途書きます。
■ アルノを強く推したのは、スタッフだったそうだ。
選んだスタッフの能力もコンピテンシーも低い人なのかと思う。やっぱりスタッフも検定をすべきだ。これまでもどれだけ逸材を潰してきたのだろうか?
■ 中西アルノは逸材らしい
これも似ている。お歌が上手い事とお顔は相関関係があるのか?
今野さんの年代ならこれか?
歌と演技と人気とお顔でトップは高畑充希さんですか?
しかし、わたしには中西アルノの凄さを全く理解できないので、その凄さを表現できない。上記の人達がいる限り、「かつてない」という形容詞はおかしいと思う。
しかも、乃木オタにとって、中西アルノが平手友梨奈と重なります。
欅坂分裂の悪夢を想像してしまいます。
前章で書いた様に、欅坂46はしょせん社会への反発を演じるグループだけれど、中身は我儘なお嬢ちゃん。だから私の心には響かない。
「庶民がノルアドレナリンを出したい」処をうまく擽(くすぐ)れるのが、マスマーケッター秋元康先生。
確かに、欅坂46は体制への反発を商品化してみせた。
秋元康が乃木坂の衰退を止める為に、今回の様なマスコミ受けする様な刺激の強い企画として「アルノを使った欅もどき」だったのが、秋元康の終わりの始まりなのかと悲しくなるね。今どきの顧客は二番煎じには厳しい。
※米津玄師やあいみょんや緑黄色野菜等に似せたグルプやミュージシャンは出現してこない。
発達した音楽理論や簡単にできる音作り装置があるにも関わらず、30年前は当たり前だった二番煎じが出て来れない。
アイドルの世界にいると当たり前の『表面だけまねる創り方』は、J-POPの世界では通用しない時代になっている。
秋元康が中西アルノに入れ込むのは、元々そういう『トリッキーでどうなるか分からない危険なモノ』(乃木坂を破壊する可能性)が好きなんだろう。好きと言うか、興奮するというか『ノルアドレナリン』が爆発的に放出されるのだと思う。
思いっきりアルノを贔屓してメンバーが分裂して、グループ名称を変えるくらいの衝撃を起こしたいのかもしれない。
■ 秋元康の精一杯の企画が「アルノを使った欅もどき」
★ 「乃木坂の衰退を止める為にはアルノをセンターに置いて、世間を驚かせよう」という運営スタッフの意気込みを受けて、秋元康が今回の様なマスコミ受けするクセの強い企画を打ったのだろう。
★ アルノさんに拘るのは何故?
運営+秋元康が中西アルノに入れ込むのは、元々そういう『トリッキーでどうなるか分からない危険なモノ』が好きな似非音楽プロデューサー?
好きと言うか、興奮するというかノルアドレナリンが爆発的に放出されるのだと思う。充実感溢れる ♬ ♬ ~~
★ もう一つの綻びは、秋元康が自分の未だ果たせないクリエ一ターとしての成功可能性を平手友梨奈や中西アルノに見出した(つもり)で、それに目がくらんだとしか思えない。
秋元康は、放送作家、作詞家、アイドルプロデユーサーと言う名誉は手に入れたが、尾崎豊を見出したようなメッセージ性の高いアーティストのプロデューサーにもなりたかったのかと思っている。
普段、消費者から底が浅いとバカにされているから、それに対する反骨心みたいなものがあるのだろう。あと何年やれるか分からない事も頭の片隅にあるだろう。
と言っても、秋元康には、創造者須藤晃さんにはなれないよ。
自分をだます事は出来ないとおもうのだが。
皮肉な事だけれど個人的には、秋元康氏がロボットじゃなかったんだと少し安心する。
中西アルノさんがオーデションで尾崎豊を歌ったという事で、そのプロデューサーだった須藤さんの記事を見つけましたので、貼っておきます。
尾崎豊は本物だから時代を超えて響くのですね。しかし、成功して金を手にして優雅な生活をして結婚して子供作って幸せになったが為に期待される楽曲を書けなくなった。世間が期待する「社会への反発」を望んでいるというお追い込みに、自己矛盾に陥り覚醒剤に頼り自己崩壊に向かって進んでいった。
一番嫌なことは、「尾崎豊は終わった」と言われる事だったかもしれない。
そういう罪作りな音源を創りたいと秋元康大先生も思うのでしょうか?
3).それを受けて、秋元康先生についての個人的な推察。
秋元康は繊細で小心で猜疑心の強い人間で、実は嫉妬心も強いし承認欲求も人一倍強い人だと思っている。
裏方に飽き足らず表に出て、計算ずくなのだろうが、それぞれのプロジェクトの顔になって仕事をしている。
いつも無表情を貫いているのは、その自分を隠したいがためで、大きく見せる為のパフォーマンスでもある。大物感は半端ない。
それを歌詞に書いたのが『からあげ姉妹の無表情』。見事に演じ切った生田絵梨花は、秋元康の心の中を理解していたとしたら、やっぱりただものじゃない。
無表情でいる事は秋元康自身の鎧。感情を露わにしたら、秋元康ブランドが崩壊する。
クリエイター(放送作家)として、白石と生田への嫉妬が無かったとは言えないと思う。
特に、生田絵梨花の場合、「素」で「演じていない自分」で冠番組に出演していて、そのポンコツぶりが高い人気をもたらした。だれもが出来る事ではなく、お育ちの良さとか高いコンピテンシーが無ければ、番組内でやっていた事ですぐに嫌われる。裏にある高い音楽性(ピアノも歌もプロデュース力も)やお嬢様感があって、それを表に出さずに過ごして来た事もそれを裏打ちしていた。
自覚しないで乃木坂46を創設した重要メンバー。
だからと言って、秋元康が生田絵梨花を潰してやろうとかというレベルの話ではなく、若く才能があるクリエイターへの少し嫉妬した思いは誰でもあるだろう。
AKBは自分のアイデアで創作したし、欅坂も日向坂も自分のアイデアが具現化された。
しかし乃木坂だけは、白石と生田が中心となって、「ガルル8福神」が乃木坂カラーを創作した。自分でTV東京の佐久間Pに言っていた様に、「乃木坂のカラーを作ったのは、白石と生田とファン」と言っていた。
つまり、乃木坂らしさとはこの二人を指す事になる。
「ガルル8福神」が全員いなくなって、今野義雄からの悪魔の誘いに乗ってしまったのは、そういう乃木坂に対する「未達成感」があっての事だろうと思う。
後世に名を遺す為に、唯一心残りは「乃木坂46を創作した」という名誉=承認欲求からだったとしたら・・・寂しいよね。
「(白石と生田が創った)乃木坂らしさなんてない」という発言と繋がってしまう。
今回は、返す返すも残念だったろう。乃木オタがこれほどの拒否感が激しいと想定していなかった。
しかし、この方は社会に出て1回も組織マネジメントをやってこなかったから、しかも企画中心なんで責任も問われない立場に昔も今もいるので、普通の勤め人等の心理には全く関心が無いだろう。むしろ、そんなことを忖度して売れるものが創れるか?とすら思っているだろう。
実に、そこが一番底辺にある、乃木オタ達の怒り。
「お前が創ってないだろう」(俺たちが大金使って育てたと思っている)
「欅は平手以外の他のメンバーの心情への配慮をせずにごり押ししたから崩壊した。その責任を感じていない」と言う怒りと、又乃木坂を壊すのかと言う強い危機感。
だから秋元康は文春に「俺じゃない」と書かせたと思っている。
「乃木坂メンバーの中にある0.1を1にした」のは秋元康だというプロデューサーとしての誉れを汚した事になってしまった。
4).乃木坂を違うカラーにしないと、秋元康の存在意義が問われると勝手に思ったのだろうか?
一番の嫉妬の相手は、生田絵梨花の自覚しないプロデューサー能力である。これからの数年で、生田絵梨花は様々な大物クリエーターと仕事するうちに、目覚めてくるだろう。
私が垣間見ているレジェンド級の方々だけでも、佐久間正英さん、武部聡志さん、亀田誠治さん、服部隆之さん、服部英司さん、河野圭さん、笹路正徳さん、斎藤ネコさん、松尾スズキさん・・・ 等に刺激されている。
『Sond inn S』で「簡単な譜面渡されただけで、こんなに魅力的なハーモニーになるのは凄い。いつか自分もそうなりたい。」って早速心つかまれていた。生田絵梨花なら、必ずその分野をやるでしょう。
40歳の年の差はいかんとも出来ないので、生田絵梨花の覚醒後は、(乃木坂のプロデュースではないかもしれないが)アイドルプロデュースは秋元康に代わって生田絵梨花という事になるだろうと思う。
又は、音楽プロデューサーとして音楽ユニットを創る事になりそうだ。
数年後くらいがその時だとしたら、秋元康から見て今のこのチャンス『アルノ劇場』を見逃せない。
#2-3に続く
アルノさん、WACKに移籍するまでの『冒険譚』の背景。『アルノ劇場』をやりたかったのは、秋元康と今野義雄の共犯説。乃木坂46衰退要因はアルノ? #2-3