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♯1 乃木坂46の未来が繁栄する戦略的アイデアの提案 『乃木坂らしさ』がどれだけ貴重か?

妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。

タイトルを変えましたが、「乃木坂らしさ」を言語化できないの?の最終章です。

1.『乃木坂らしさ』がどれだけ貴重か?

1).表紙の写真

■ ガルル8福神
左から:生駒、高山、白石、西野、桜井、松村、生田、橋本。
『乃木坂の象徴「ガルル8福神」としてファンに語られている8人』。
デビューシングルから卒業まで、一度も選抜から落ちなかったのはこの8人だけ。
つまり、この8人が創業期の乃木坂の重要メンバーともいえます。
しかし、このシングルを最後にこの8人が同時に福神に並ぶことは、1度もありませんでしたので貴重なショットです。
この8人を一定期間選抜に固定した事で、世間への「乃木坂というグループブランド」の認知が広がり、人気が上がって行った。
2021年8月8日現在、高山が9月末で卒業という発表をしたので、上記8人の中で残っているのは生田絵梨花だけになってしまいました。
『乃木坂らしさ』が消えていく、と思ってもしょうがない。

乃木坂46の売り上げ数字的にピークは「22th 帰り道は遠回りしたくなる」発売日 2018/11/14の西野の卒業シングル(148万枚)だった。
橋本→生駒→西野→桜井→白石→松村→高山 の順で卒業したが、この8人が卒業して行くに従って、売り上げが減少して行った。
残念ながら、苦労した創業者を超える人は出てこないでしょう。

ガルル8福神28


■. 他のメンバーは『乃木坂らしくないのか?』

深川がいない?、衛藤?飛鳥?若月?真夏?はどうした?。と言われそうですね。


2).乃木坂らしさを創ったメンバーは、乃木坂の創業者です。

乃木坂らしさを作ったメンバー写真3
凡例2

「乃木坂らしさを作った中心メンバー」と「存在自体が乃木坂らしいメンバー」と「追従メンバー」が年商150億円以上の売り上げ企業の創業者です。
初期からこの8人を選抜に固定したのが、乃木坂46の成功の一つの要因でしょう。
深川以降の卒業生が対象。それ以前のメンバーは目標達成前に中退したので、そういう意味で乃木坂46を創業していない。

「ガルル8福神」の中で、残念な二人はもう許しているが、創業者として称えるのは少し違うかなと思います。松村が道を外してしまって残念だし、西野のワイルドDの文春砲をはっきり否定しないで卒業してしまったのももやっとして残念でした。



★乃木坂らしさを作った中心メンバー(きわめて重要な事)
乃木坂らしい文化を創って、それを強みとして上り詰めた。
AKBを追いかけ「誰かの真似」するのではなく、自分の中にあるものを磨いて強みにした事が賢い選択だった。

誰かの真似をしたら、誰かになり替わることが目標なら、その対象のメンバーを絶対に追い越せない。
今の乃木坂46のオタク達は、自分の推しメンが「卒業1期生を継承する」とか言っているから絶対に追い越せない。
そんなことすら知らないから質の低下と言われる。

1.乃木坂らしさを作ったメンバー


★存在自体が乃木坂らしいメンバー
橋本も白石も個性を認めるという文化と共に、この二人の「高いコンピテンシー」と「品格が高い」事をグループの文化の象徴として取り込んだ。

2.乃木坂らしさを体現している2人


★追従メンバー
初期は選抜から外れて苦労して這い上がって来たメンバーだからこそ、自分が何をすれば選抜に成れるかを考えていただろう。

4.乃木坂らしさの追従者


★乃木坂らしさに非協力的なメンバー

自分の事で必死なので、乃木坂全体の事に意識は薄い。だから道を外してしまった人もいるね。

4.乃木坂らしさに非協メンバー


★乃木坂らしさの傍観メンバー

6.乃木坂らしさの傍観者8

え?これを見ると、運営が「乃木坂らしさ」を作り出す場を提供したという事になるね。


2.背景をどう捉えているか?

1).1期創業メンバーを認めないオタクが乃木坂46の衰退を呼び込む

秋元康プロデュースのグループアイドルは、創業期を超える事は出来ません。
ハロプロでも現在世間の興味は薄いです。
ももくろを超えるスターダスト系のアイドルは出現しません。

自分で考えられ無い一般消費者は、誰かが仕掛けた流行に流されるだけです。
若者は特に、少し前の流行を認めたくないのでしょう。意味もなく新しいものをありがたがります。若者相手のアイドルは、次世代消費者にとって古いコンテンツになっています。4期・5期メンバーの事ではではありません。乃木坂46というグループ名、フォーマットそのものが古いと捉えられる。
だからと言って、欅は自滅、日向は力不足、乃木坂を超えるフォーマットは出てきません。
新しいものが良いと勘違いする気持ちが「メンバーは新しい方・若い方が良い」と考え、BBAは卒業しろと強弁します。
人を変えても、先輩に憧れてそれを目指せば劣化するだけという事を理解できない。

特に、大人数女性グループアイドルは、初期立ち上がりに大金の資金が掛かりそれを出せる企業はありません。特にコロナ禍の中そんな冒険する人はいません。

今乃木坂46が新しくチャレンジするなら、『メンバーと顧客が固定化するジャニーズ方式』が決定的に有利なのです。乃木坂内なら小資金で出来る有望なビジネスモデルです。

一方、K-POPは10年持ちません。犯罪やスキャンダルで自滅して行くのもありますが、出来上がってしまった凄いパフォーマンスのメンバーだと売り出しているのだから、それ以上成長しないグループに飽きてしまう。
ジャニーズは、育成するのが趣味の人がファンなので、出来上がるのが40歳くらいなので、長期で人気が保持するのです。
乃木坂46を固定ユニットにする意味は、そこにもあります。


★ いつまでも「AKB方式」に固執する理由はありません。
芸能界という中での外部との戦い以外、内部の闘いを強いられるのは、力の分散というより力の減衰を前提としたシステムであり、誰が見ても非合理的な事です。

AKB48は、芸能事務所の二番煎じを集めた関係上、「AKB48という番組」というかプロジェクトだった為、競争を前提としたグループでした。
乃木坂46は同じ事務所に所属するタレントなので、その中での競争というスキームが非合理的なのです。
その矛盾から生まれたのが「乃木坂らしさ」であって、ジャニーズ方式であれば、そういう乃木坂文化は不要だったと思います。


★ 多人数アイドルをいろいろ創って来た『秋元康先生』は、それを理解できないのかもしれません。
創業メンバーが卒業し、「非ロリオタ顧客」の新規顧客を呼び込むシステムは現在ありません。
だから、下記の様な事になってしまう確率が高い。

①.商品の競争力が「メンバー=人間」だから、創業メンバーの卒業と伴に既存顧客だけでなく世間の関心は薄れる。

②.創業期が大変であればあるだけ顧客との絆は深いから、その顧客達はメンバーの卒業と伴に卒業後の乃木坂46への関心は薄れる。
1期生の悪口を何年も言われて推しのいない乃木坂を好きになれないので、既に相当な数が離脱した。3・4期推しから「イチカス」と悪口言われている残っている1期生顧客数万人は、もう風前の灯です。
1期生を尊敬しなかった運営の責任です。

③.個握のメイン顧客であるロリオタ箱推しの大半は若返りしていないので、年齢層が高い。
そのAKB48と乃木坂46のオタク層に、3年毎に加入する若い幼いメンバーを餌として与えているのが現在のスキーム。
顧客が変化していないなら、新しい顧客層を獲得する為の「新しい箱」を作るしかない。

④.後輩の顧客の中には、人気だから乗っかろうとする人の割合が増えてくるので、苦労を分かち合う様な事に価値を見出さない。コモディティーとしか考えない人の割合が増えるので、人気衰退を察知すると一気に引いて行く。

⑤.一番人気の商品だから買っている顧客をありがたがる運営スタッフが衰退を見過ごしてしまう。

⑥.創業メンバーを尊敬しないメンバーや顧客が多ければ、それが繰り返して悪い排斥サイクルに落ち込む。

乃木坂46の衰退は、メンバーが若返っても止められない。主要顧客であるロリオタの大半が入れ替わらず、新規顧客が増えていない事が一番の課題。


★ 選抜制度が無い「欅坂46」なのに
センター固定化に反発するメンバーがきっかけになり、メンバーの分断が起こってとうとう「欅坂46」は「櫻坂46」にぬるっと変身してしまった。しかし、当時の人気はもう取り戻せないだろう。
芸能界での活躍に人生を掛けたメンバーの立場に立てば中退して別の道を探る事を責められない。

乃木坂は、選抜制が有ってもグループの崩壊が無かったのは、創業メンバーが創った『乃木坂らしい文化』のお陰だよね。


★ 人気になったら敵は内になる
3期生・4期生は、既に乃木坂46が人気の時に加入しているので、外部の敵に勝つ事より、内部に敵を想定して引きずり下ろす方に関心が向くのは、人間として当たり前の事。
それを、やるなと言っても無理。目の前の果実を獲るなと言われても、おなかがすいていれば、人目が無ければ獲って食べるだろう。
だから売り上げが減って行くのだよ。


2).戦後のマスメディアの過剰演出が消費者の感覚を鈍らせている。

より強い刺激を求める視聴者が今TVの衰退につながってきている。
自業自得だとだれも言わない事が一番の問題だ。
「数秒で分かりやすく」しなければならないCMという手法に侵されている。CMの演出に番組が喰われないように、CMの演出ノウハウを取り込んで信用できない番組になっている。
バラエティーはより強い刺激を求めて苦闘しているが、逆に世間は「コンプライアンス」とかいう厄介なモノがはびこってドリフの下品さを使えないので衰退する。
広告が激減して、通販の広告がはびこって誇張が激しく番組より強い刺激になっており、それに慣れすぎて番組が入ってこない。
激減した広告の代わりに、大げさな宣伝文句を多用して事前に放送する番宣(ティザーのつもり)を見たら、「本番は見なくてもいいか?」と思われている事等、製作者側は分かっていないだろう。

乃木坂46は、ライバルであるAKB48と比較して刺激が小さいから、メディアで取り上げずらいグループである。それがブレーク迄に時間が掛かった大きな理由である。その分、保守維持という観点では長持ちする。
じゃあ?どうしてAKB48に肩を並べられたのか?



3).基本的には、AKB48側の自滅である。

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握手会で起こった「のこぎり事件」や「NGT48のメンバーへ暴行事件」等が直接的要因だろう。怪しげなグループとみられる事を嫌って、メディアが離れて行った。それを見ていた秋元康がAKS株を処分して、メディアも秋元康に気遣う事なくなった。

しかし、根本にあるのは一般視聴者の「もう沢山」という視聴者側の飽き・強い刺激への拒否感が大きいと思う。
TVの衰退の根本原因と似た構造でもあるから、「AKB総選挙より強い刺激はハングレ集団の暴行?」と感じてしまった人もいるだろう。
視聴者の中には、それについて何も語らない運営を見ていて「自作自演なんじゃないの?」とか感じる人もいるだろう。
ハングレ集団を呼び込むスキがメンバー側にあった事が一番の嫌悪感につながる。

「平和な乃木坂46は良いな」・「御しやすい」と思ったAKBオタクを呼び寄せた。
それでも2013年~2015年のAKB48のピークは越えられない。


■下記はグーグル・トレンド過去12ケ月だけれど、これに慢心していたら衰退がはじまる。

★若手人気女優(元アイドル)の橋本環奈の人気と比較しました。タレントパワー40を超えても検索されるのは凄いね。

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★グーグル検索件数でアイドルグループに限って時系列で表示。
GraphTalk! グラフトーク! より アイドル戦国時代!人気度・注目度の推移ランキング!(Google検索数2005-2021) 

検索2014年31
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2021年3月では乃木坂46が圧倒的だけれど、慢心していたらAKB48の様にあっという間に落ちていく事も見える。


次の記事に続く
乃木坂46の未来が繁栄する戦略的アイデアを提案したい? #2


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