エルピス TV衰退の象徴ではない。ジーナリズムの正当性を問われているのだ。
動画「みやわきチャネル」中で言っていたハフポスの事が下記note
1.ハフポストに見るTwitterキュレーションの効果
【筆者のコメント】
データをいろいろ見てみる さんは凄い。
それに比べて『みやわきチャンネルさん』
短絡的に結び付けて言い切るところ、物言いが大げさな処、それなのに内容に深みが無い処、それ自身がTV業界の悪癖であり、この方のテーマである「TVの衰退」の根本原因であることを自ら体現している様だ。
多分自覚ないだろう。だからヤバい!
TVの衰退は、広告技法の敗退だと言う事をわかっていないのだろう。余計な事だけど、TVは終わるとか言っているけれど、衰退して馬鹿みたいに金稼げないけれど、生き残りの為にTV局自体が改革するしかないと言う事。
確かに「脚本家渡辺あや」は左翼系と言うかリベラルに染まってしまっている人の様だ。しかし、この手の人は今のマスごみの標準形で、この人と共感する人の方がマスメディアでは大勢だ。メディアでリベラルに傾ていない企業は無い。
日本の愚民が100年経っても一番好む脚本は、「悪代官と駿河屋が結託して悪事を働くところに水戸黄門が乗り込む」構図である。助けに来るのは家父長であり政府だと思っているから、だから左翼的な言動になる。自身が左翼的と思っていない処が致命的な事ではあるが。
一方、米国人の基本に有るのは、「インディペンデンス(独立)」であり、だから「西部劇」も「ダーティーハリー」も「ダイ・ハード」も基本一人で戦っている。
近年一番多く続いている米国TVドラマ「NCIS ネイビー犯罪捜査班」。
2003年より米CBSにて放送開始した本作は、スタートから間もなく爆発的な人気を獲得し、2009年~2016年にわたり全米ドラマ視聴率No.1※に輝く高視聴率ヒットを記録。ギブス捜査官(マーク・ハーモン)は寡黙で有能で頼りがいがあるタフガイ。正に米国民が望む家父長=ボスであるが、孤独だ。
それなのに、企画・曲本が通らないのは「安倍晋三に代表される右翼系権力者に忖度したテレビ局幹部のせいだ」との考え自体が「逆じゃね?」と思う。
他の企画は分からないが、「エルピス」が採用されなかったのは、政治とか体制とかが押さえつけたのではなく、単純に「テレビ局の社員批判であり、結構そのままだから俺らの批判すんな!」という事が嫌われた。
エルピスの中の「副総理の地元の支持者で建設屋のバカ息子を庇う」設定なんかテレビ朝日刑事ドラマの定番の設定だから企画が通らない訳が無い。但し、この企画は、テレビ局自体の存在意義を問題視しているので通らないだろう。追い込まれたフジテレビの社長交代の隙でなければボツになったかも。
エルピスは、サスペンスではなく組織に属する人には必ずある「自分の中にある正義を殺して金や地位の為に上司に阿る醜悪さ」がテーマである。
視聴率に関しては、平均6.4%は今どきのドラマでは大爆死ではない。
2.大爆死!ざまぁ、フジテレビ系ドラマ。ハフポスの影響力0になった。SNSで自滅する「長澤まさみ」ドラマ|みやわきチャンネル(仮)
みやわきチャンネル 2022/12/22
3.長澤まさみ主演『エルピス』はなぜ安倍元首相の映像を使って権力とテレビの欺瞞を描いたのか? 脚本家・渡辺あやが抱いていた危機感
2022.11.06
脚本家・渡辺あやさんの危機感は的外れで笑ってしまう。
意図せず、サラリーマン(TV局経営者幹部も)の醜悪さだけ炙り出されてしまった。
残念ながら、今どきの政治家は人殺しを庇う様な危ない橋を渡らないが、勝手に忖度する取り巻きや高級官僚は居るだろうね。
このドラマ見て筆者が一番問題だと思ったのが、サラリーマンや公務員を長くやっていると「仕事への情熱」や「真摯な良心」を封じ込めていてその痛みを感じなくなっているような気がする事。悲しいよね。
若者の正義感を青っ白い!としかりつける事は昔からあったが、そいつの方が人間として間違っていないか?
コンプライアンスなんていうリベラル系の政治闘争武器に迎合するより、一人一人の良心に聞く方が民主的じゃね?
終わり
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