#1【乃木坂46】アルノさん、WACKに移籍するまでの『冒険譚』の背景。『アルノ劇場』を主要顧客はどう思っているのか?
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
扉の写真は、TV「東大王」です。
今回筆者が取り上げたのはこの方々の発言ではありません。
こういう方々が言いそうな、冷静で論理的なネットへの書き込みをしていますという、イメージで使わせていただきました。悪しからず。
実際、高学歴な坂道オタクの動画が有ります。是非見てください。
今までのオタクのイメージを払拭して下さい。
1.乃木オタは何が問題だと言っているのか?
①「平手&バックダンサーの似非欅坂的なグループ」はいらない
欅坂で失敗した事を押し付けられているという被害者意識は強い。
アルノとそのバックダンサーズという構図は既存オタクの怒りを買った。
自分の推しメンが、入ったばかりの(怪しい、乃木坂を罵った)アルノと言う奴にバックダンサー扱いされた、という構図は根深い恨みを買った。
もちろん、欅坂46の分裂原因が平手の存在だったという事も織り込み済み。
平手の様に天狗になって我儘放題となるのは見えている。
アルノは人気が出ないだろうし、暴言履かれる恐れがあるから個握にも出ないと我儘言い張りそれを許す運営になる事も見えている。
秋元康に媚びて自分の好きな楽曲を持ってこさせる事も見えている。
欅坂と乃木坂は同じ運営だから、そういう予想が誰でも湧いてしまう。
ファンは今回「欅坂」の様になってしまう事を懸念している。
記事を読むと、運営はいじめを防ぐつもりはなかった。ビジネス上の理由から平手を選んだという内情がいずれ暴露されるでしょう。
②5期生センターは乃木オタの刺激にはならない
真夏、堀、大園・与田、遠藤 と同じ施策だから、想定内という人も多い。
麻薬と同じメカニズムで、マスコミ系の強い刺激を受け続けて、ほとんどの事は慣れっこになっていて脳の刺激は薄い。
つまり、それによって売り上げが爆上げする事は無いのは実証済み。
放置していても5期生に人気が集中するのは判っている。
炎上商法として「アルノ劇場」でネットメディアに記事が沢山上がって「新規顧客」の注目を得たかったのだろうが、既存顧客の猛烈な反対に遭って、それを見た肝心のターゲット新規顧客の「回避」行動に結びついた。
「アルノ劇場」をやらずに「井上和」「菅原咲月」のダブルセンターで穏便にやった方が売り上げが上がったかもしれない。
元々今時「全米が泣いた!」というキャッチコピーを見て映画を見に行く人はいない様と思うのだけれど、「かつてない歌声」はダサすぎる。
③5期生センター中西アルノのコンピテンシーが低すぎる
元地下アイドルで怪しげな事噴出してきて、それを許せない人は多い。
熊本産アサリの偽装問題と同じ事。熊本産アサリが実は中国産だった事で、熊本産海産物全部が風評被害に遭っている。乃木坂と違って、この問題を指摘したのが農水省だという事には、国民は安心感を持っているだろう。
法律では稚貝を撒いた場所を産地にするのは産地偽装ではなく「畜養」と言うらしい。しかし、そう言われても消費者はその「畜養」すら偽装だから変えて欲しいと思ってしまう。
消費者の意識は、「愚弄した、騙した」と思ってしまう、消費者の心の中は変えられない。
事実かどうかに関わらず、一度そういうレッテルを貼られたら挽回するのは厳しい。卒業生・現役生89人が「ノアル」と同じ目で見られるという風評被害が避けられない。
ノアル本人が完全に事実無根を証明するまで潜在的にずっと続く。
しかし、運営は「事実無根」と言ってしまったから、「アルノは乃木坂という商品と同じ品質だ」と保証してしまった。
ノアルに限らず運営が加入前の時期の娘の行動の保証なんかは絶対に出来る訳が無い事、全乃木オタが解っている。それを許すか許せないかしかないだろう。
そういう意味で、乃木坂運営の信頼は薄らいだ。
4期生柴田柚菜は、ロッテ球場で写真をねだられても断っていたらしい。
④秋元康は、「NHK乃木坂三昧」で「乃木坂らしさ」なんかないと言った。アルノ劇場の伏線にしか見えない。
■ 「乃木坂らしさを破壊せよ!!」
秋元康は、アルノの事も29thシングル表題曲の事も考慮してそれを言っていたのだろう。アルノが既存の「乃木坂らしく」ない事を十分に知っていて、乃木坂らしさなんて世の中にない、と擁護する。
解釈すると「これからの乃木坂には、既存の乃木坂らしさなんか必要ない」という事前の説明。
その上で「炎上商法」紛いの強い刺激で「マスコミ」で話題にさせる事を狙った。
不良娘に見えるメンバーをセンターに起用して一気に清楚さを吹き飛ばしたいのだろうか?
それによる効果は?
・話題になって新規顧客を集める
・欅の残党平手信者を呼び寄せる
2016年の欅デビュー当時とは全く違う
・大人数女性アイドルの潜在顧客は、欅の分裂を知っている
・マスコミの力で一般消費者もグループの存在は認知されている
下記の書き込みの様な反発を「運営+秋元康」はわかっていてやったのだとしたら、根性が座っているのでこれを続けるだろう。
個人的には、そんな根性が座った奴らではないと思っていて、逆にそこが衰退する根本要因だと思っている。
マスコミ人は「早く流れに乗る事」こそが変化への対応だと思っている。
流れに乗る事が自分(もしくはグループ)にとってどういう意味か考えない。
K-POPに負けているとかいう馬鹿がいるが、逆にあいつらでは乃木坂は絶対にできない。
別世界の事だが、欧米の金融マフィアは、逆張りこそ儲けの根幹であり、フォロワーに廻ったら金を吐き出させられる。レッドオーシャンになる前に逃げ切る事こそ長く儲ける方法だ。
乃木坂運営は、メンバーの選定も育成も出来ないのか?
2.筆者の疑問と意見
1).無視されるというのは一番の暴力
秋元康先生が斎藤ちはるとの対談で言っていた事。
「無視されるというのは一番の暴力」。
今回の運営の態度を見ていると、一番大事な乃木オタを無視し続けているのですが、それは暴力です。
アルノを復帰させて、欅もどきを再度やるなら、今の状態ではなく引いて行くでしょう。
NGT事件(2019年5月)でオタクを無視し続けて、NGTだけでなくAKB全体が衰退した事を何も勉強していない。AKBに嫌気さした連中が乃木坂に逃げて来たことくらいわかっているだろうに。
追加説明すると、冷めたのは、大金はたいている乃木オタへの運営の言動に対して。恫喝から一転して謝罪に代わった事をきっかけに、馬鹿にしているか、軽く見ているかが透けて見えてしまった。判っていたけれど確定してしまった。
メンバーが可愛そうなので、すぐ購買しないとか激変しないが、それすら運営が透かして見ている事に対して、常に猜疑心を持って運営を観なければならない事で冷めて行く。
かつて30枚投げていた個握を20枚にする程度だから、表面上は人気メンバーの売り切れは変わらないから見えてこない。今回はそれを思うと深刻だ。
運営は謝罪せずにメンバーだけに謝罪させる、先輩にケツを拭かせようとする等々も嫌な思いに拍車をかける。
『俺の好きな乃木坂を変えると言うなら、俺の過去も否定するという事のか?お前はいらないと言われた気がした』。
欅路線でくすぶっている平手信者や現乃木坂に飽き足らないドルオタではない純粋新規を取り込む気でいたから、策に溺れその後内部分裂とか迄気が廻らなかった。
ビジネス世界ではそれを未熟者と呼ぶ。
2).市場の飽和
握手再開して簡単に回復できない根本的な問題があると思う。
一番深刻なのは、オタ卒>新規になっているのは、市場が飽和しているから。ライバルに流れるとかではなく、新規が減って行く事。
既に乃木坂を知らない人はいないのだから、これだけ人気があると煽っているのだから、新規が減少している事がおかしい事。
それに危機感を感じたまではいいが、打つ手を間違えてしまった。
『アルノ劇場』という起死回生の強心剤を打ったつもりが、アナフィラキシーショックとなり、今回は死ぬまではいかなかったが、大事な既存顧客の熱が冷めてしまった。
これからボディーブローのように効いて来て、その方が回復できない深刻な事だね。
3).握手再開すると元に戻る?
握手できるようになって、どれだけ回復するかが試金石。
俺たち上り坂だったついこの前の時に出ていたドーパミンはもう出ていない。前から思っていた事だけれど、危機感の無い温いヒット祈願見せられても応援する気にはならない。運営の質が変わってしまったのだろう。
4).顧客からの信頼
消費者意識はこの10年で激変している。
日産は、第三者委員会を立ち上げ、ゴーンを自ら訴追して自浄能力をアッピールして、騒動が収まって責任者が辞任した。
実際の社内がどうだったか?は分からないが、見事な対処をしたと認知されているので、日産は踏みとどまっている。矢沢永吉や、木村拓哉がCMしたからではない。
個人的には、幹部同士のすれ違いもあったと思うし、海外の常識だと会社を立て直したCEOに100億円位の報酬を払うのは当然だと思う。
ルノーが子会社化する為に株の買い増しすると宣言したタイミングでもあるので、本当の事は分からないが、対消費者に対しては信頼を勝ち取ったのだけは間違いない。
さて、乃木坂は主要顧客を無視し続けるのだろうか?
5).何故重要顧客に向き合わないの?
今回の件は、乃木坂46運営と秋元康の傲慢さ故のミスでしょう。
ちなみに、中西アルノに謝罪させてセンターを外して事態を収拾しようと焦っています。(20220306現在)
文春も・・・報じます
運営は、オタクの書き込みに反省した訳ではないでしょう。だから、謝罪の言葉はありません。
推測でしかないですが、広告代理店の担当者が、担当企業のタレントのスキャンダルについては毎日ウオッチしています。その担当が、スポンサーとTV局に相談して乃木坂運営に説明を求めたというのが一番考えられる事です。
卒業生迄影響しかねないという視点を広告代理店は思っているでしょう。
乃木坂メンバーが1本もCMに出演していなければ、強行したでしょう。
山下美月の「チョコラBBのCM」が没にならずに良かったですね。違約金騒ぎに発展する処でしたね。
スポンサーへのごますりの為に「齋藤飛鳥*山下美月」Wセンターに成ったのでしょうね。
広告業界側から見るとそう見えますね。
今回の中西アルノで29thセンターする背景は、話題性で注目集めようという、既存TVの手法です。
それに惑わされない人が増えて、TVの視聴率が激減した事を乃木坂運営と秋元康氏はどこまで理解していたのでしょうか?
※若者の保守傾向については別途章をあげます。(ゆとり世代、Z世代)
6).「新規加入したばかりのメンバーをオタクが批判する事はオタク道に反する」という詭弁
■ 昔から、全部のアイドル・芸能人に対するネットでの批判はあったし、誹謗中傷も、粘着的なアンチもいた。
乃木坂の5期生だけ気の毒なわけでは無い。
それを覚悟で入ったはずだし、そういう注意は親もすべきだし、運営が加入前に説明すべきだろう。
道を歩いていいれば交通事故もあるし、それが自分に向かってくる事もあるし、それを避けられないという事を教育すべきは、乃木オタではない。
乃木オタの批判、特に運営に向けた批判を解消する目的で、火消し隊を組織してパトロールして論点ずらしを書き込んでいる様だ。
場合によっては、スレを立ち上げたりしている様だね。上記文章は、情動的プロパガンダだね。ナ_チ_スとかソ連を思い出す。
乃木オタからすると、ますます運営に対する信用が失せて行く。
■ 『暴走したファンが5期生をつぶし、乃木坂をつぶす』と論理のすり替えを図る運営は責任回避。
ファンが問題にしているのは、2人と運営委員会。
その他9人は受け入れているし、期待もしている。9人と2人を一緒にしないでもらいたい。
もしその9人が不安を持っているとしたら、自分もそういう事実を隠しているからだろう。頑張って隠し通せ。そうすれば非難はしない。
しかも、本気の恋愛ならそんなに荒れないよ。
衛藤卒業後すぐ結婚した時も嫉妬による批判はあったが、すぐに収まった。
星野も本気の恋愛で結婚を目標にしているなら、多くのオタクは応援する。
ファンとアンチと他のアイドルファンの嫉妬による言動を一緒にしないで欲しいね。
そもそもオタクがやらなければいけないのは、圧倒的な権力に基づいてメンバーに指示命令する「運営委員会」から守らなければいけないのだろう。
『アルノ劇場』も批判の対象は運営委員会だよ。
■ 芸能活動は全てイメージを商品化したものだから商品提供者運営の責任
ビジネスだから、メンバーは商品でありその商品に瑕疵が有れば消費者はクレームを言うのは当然だ。
問題は、そのクレームを受け付ける正式な受け口が無い事です。
金払って商品を購入している消費者が、その商品に対してのクレームを言えないのは、消費者保護の観点で大きな問題があります。返品すら出来ない。
又、少年だから許せという意見も間違いです。商品であるメンバーのやらかした事は、商品を提供している運営の責任です。
今回その役割を放棄しました。
もう一つ、気になる事を書きます。
乃木坂46運営は何故「芸名を許さない」のだろうか?
本来売っているモノは、メンバーのイメージです。
本人の体を売っているわけでもなく、本人の人格を売っている訳でもありません。
他の芸能事務所は、芸名での活動をしています。
メンバーが芸能活動しているのは役を演じているという事を徹底すべきです。
個人と芸能人としての活動は違うので、個人的な事を暴露したり、ましてや加入前の事を暴露する事はルール違反(なんなら法制化しても良い)という考え方を、ファンも含めて徹底すべきです。
今の時代、ネットで叩かれる環境を放置していて、叩くなという事は無理があります。
叩くなら、芸能活動部分についてだけにすべきでしょう。
その上で、商品としての芸能活動中の責任は運営が取るべきで、その受け口を設けるべきです。
『アルノ劇場』の責任は乃木坂46の運営委員会だが、アルノに謝罪させて運営はその責任は撮っていない。
日本はことごとく、事前にルールを作らず、問題が起こったらそれを解消するための後出しじゃんけんにしようとする。
雇用契約ですら、業務範囲もタスクも目標も明記しないでやらせる。
ルールを創れない日本人がグローバル化するとか笑止千万である。
だから、目的と手段を取り違えて暴走する。日本の再生はそこから。