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♯4【乃木坂46】の至宝【生田絵梨花】の再評価 生田絵梨の全体を理解するのは難しい。

妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。


前章をご確認ください。

#3【乃木坂46】の至宝【生田絵梨花】の再評価 卒業後の活躍を検証
その2



8.生田絵梨の全体を理解するのは難しい。

自己肯定感という観点で生田絵梨花を見てみる為に、下記の方の分類を参考にすると、

①自己評価が高い×自己肯定感が高い
いわゆる最強人類(?)。もっとも希少性の高い存在。
私って可愛いからみんな嫉妬してるんでしょー?みたいなタイプ(必ずしもこういう態度に出るとは限らないけれど)
どんな逆境に陥ろうと決して「自分が悪い」とか「自分は劣っている」とかいった結論は導かないので本人は非常に幸せであるし、なんだかんだで周囲が世話を焼くのでますますハッピーの波に乗る。こうやって文章で読むとイライラさせられるかもしれないが、実際に身近にいたらむしろ清々しさを覚えるだろうし、気づけば世話を焼いてしまいそう。
多分幼い頃からスター扱いされ目一杯チヤホヤされて生きており、なおかつ大きな挫折を感じない程度に本人のスペックが高いかあるいは、スペックの低さを補う何らかの仕組みがある(例えばものすごいお金持ちであれば競争社会に晒されず自由に生きていけるので、競争の場で挫折を感じにくい)

生田絵梨花は、この方が言う「①自己評価が高い×自己肯定感が高い」でもなく、「②自己評価が低い×自己肯定感が高い」でもないような気がする。
下記の4項目のどれに対しても、「メタ認知力」を持っている為評価が適切で、その上で努力する事をいとわない、

その時々の自分を受け入れられないと、努力を継続していけない気がする。

つまり、「適切な自己評価×自己肯定感が高い」人。

そんな奴ほとんどいないだろう。

メタ認知

生田絵梨花のマインドの一端を理解できるのが下記の発言です。
「メタ認知力」をもっている事が一番の力でしょう。
芸能界に居る同世代の女子の中で、
①自分より可愛い子は何万人もいる、
②自分より演技の上手い子は何千人もいる、
③自分より歌の上手い子は何百人もいる、
④自分よりピアノの上手い子は何十人もいる。
だから、自分は人の何倍も努力する事しか出来ない。
それを60歳になるまで続けていけたらいい場所に行けると思っている。


既に書いた記事WPご参照ください。
「GRIT」(「やり抜く力」)について書くつもりです。

大谷翔平やイチローが持っていると思われる力です。
今注目されている「非認知能力」の一種です。
認知能力以外の問題解決能力や協調性、自律性などの資質のことを指します。その非認知能力の中でも、注目を集めているのがGRIT(グリット)です。


9.「悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46」の中で、生田絵梨花の母親と生田絵梨花の発言


乃木坂の映画「悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46」
2015年7月10日公開。監督:丸山健志

お金出してみてくださいね この5人が主役です

この中に、私の好きな乃木坂46が詰まっています。
これが転換点で、2015年から今見る有名なグループに向かって一直線に進んだのですが、ピークに向かって力強く進んだ故に残念ながら無くしたモノもありました。

1).「悲しみの忘れ方」の中での生田絵梨花の取り上げられ方

★幼少時の事
母:「私は絵梨花を、ドイツデュセルドルフで産んだ。」

絵梨花:「本当は一生ドイツに居たかもしれない。」
「お父さんの仕事が変わったから、それで日本に戻って来たっていう。もしそのままずっとそこに居たら、全く違う生活していた・・・」

母:「東京に引っ越ししてから、絵梨花は寝つきが悪かった。」
「高速道路の騒音、救急車、酔っ払いの声。音が怖いと絵梨花が言った。」「絵梨花は3歳からピアノを始めた。姉の影響だった。」

絵梨花:「正直最初は、夢とかっていうよりも結構義務感があったりして。」
「ドイツから帰ってから入った音楽教室が、凄いスパルタで。」

母:「入れる処を間違えたと思った。」
「レベルが高すぎた。」
「磨いて磨いてもっていかないといけない。」
「私も絵梨花もプレッシャーだった。」

絵梨花:「生活習慣の一部としてやってましたね。」
「周りの子が遊んでいるのに何で自分はこんなずっと同じ場所で、同じ個所を繰り返し練習してたりとかをやんなきゃいけないのか、ずっと思ってたりもしましたね。」
「結構つらかったですね。ピアノっていう存在は。」

母:「絵梨花は中学受験を失敗した。」
「テスト用紙を手にかざし、これで人生を決められるのが嫌だ。と、小学生ながら頑固に言い放った。」
「勉強ではなく、音楽や自分のやりたい事で生きて行く、と宣言した。」
(ちなみに姉は櫻陰女子中学高等学校から東大理Ⅰに進んだ秀才)

絵梨花:「一番最初に見たのがアニーで、好きになったきっかけもそれでした。」
「やっぱり一番は、ステージ上でキラキラ輝いている。もちろん、ステージ上で起こっている出来事なんですけれど、全部。でも座っているこっちもなんか参加している感じとか、舞台ならではの引きつけられる感じが凄い衝撃でした。」

★オーデション
絵梨花:「ちっちゃい時にミュージカルを見て、凄いステージに憧れる様になったんですよ。そのステージのあこがれっていうのから通じて、ステージで歌って踊ってっていう処一緒だし、あと自分が学生でこの年の時に1期生募集という、多分人生で一度きり」

母:「合格したと聞いて私は良かったと思ったが、絵梨花は心の底から喜んでいる様子では無かった。」

絵梨花:「オーデシションを受けた夏は、ピアノのコンクールを受けた夏で、その前にグランドピアノを買ってもらったんですよ。真剣にやりたいから、やっぱり音楽で食べて行くのって、楽じゃないから、その覚悟はあるのか?っていうのをすごい聞かれて、泣きながら「本当に一生懸命やります」って言ったんです。頼んで頼んでようやくグランドピアノを買ってもらって、一日中ずっと練習して、コンクールを受けてっていう後だったから、どうすんの、どうすんの、みたいになっちゃって。」

★デビュー前
生田:
「AKB48のライバルです、って言ったってこっちは全然経験もないし、ほぼ素人だし、ライバルだけれどライバルって自分たちの口からとても言えないな。」

生田:「AKBグループは、SKEもなんばも一緒になって凄い大きなエンジンを作っていたんですよ。その中に、乃木坂は紛れずに」

2012/01/19 — AKB48のコンサート「AKB48リクエストアワーセットリストベスト100 2012」

★セカンドシングル
生田:
一番最初にフロントにいて、後ろからの景色とか、知らない状態の前だったので、そこから急に落とされたっていうのは、凄くショックだったし、その時の自分は、未だそんな広い心を持ってなかったから」

母:「乃木坂の活動では、全部自分を晒す。フロントから下げられたとしても感情も全部見られ続ける。絵梨花には、努力し続けてきたピアノもある。音楽高等学校は、3回休んだら、イエローカード。」
「頑張り屋で妥協を許さない性格が彼女を追い詰めている気がした。」

★大学進学の為の休業について

母:「絵梨花は音楽大学を志望した。学校との両立だけでも大変なのに、更に受験が重なった。」

絵梨花:「根詰めてやらなければいけない」

母:「ピアノはごまかしが効かないし、乃木坂の活動もごまかしが効かない。」

絵梨花:
「この番組には参加しませんとか、このイベントには出れません、とか中途半端にするのが嫌だったから。」「どっちに対しても後れを取っているという焦りがある。」

母:「絵梨花はいつも完璧じゃない中途半端な自分にもがいていた。」

絵梨花」:「でも両方やっていたから今の自分が作られていると思う。」
「学校に行ったら楽しさもあるし、学校には助けてくれる友達もいる。」
「乃木坂には刺激し合えるメンバーが居る。」
「それぞれの場所での出会いが私を一番支えてくれた。」

★松村のスキャンダルについて
絵梨花:「
こんなに乃木坂全体に影響を及ぼすとは思っていなかったです。」

★ドラマ「残念な夫」の現場にて
絵梨花;「前だったら無理だよって言っちゃう事が多かったけど、今はやる事がいくつもあったりしても、無理じゃないとおもってやったりとか。」
「いろんな場で、いろんな事をワーって必死になりながらやってた事がどんどん自分の可能性を広げたっていうか、限界をどんどん伸ばして」

★大学に入学した後
母:「絵梨花は乃木坂に入っても基本は変わっていない。頑固で忍耐強く負けず嫌い。」

「音楽高等学校と乃木坂の両立は本当に大変だったと思う。」
「どんなに仕事が忙しくても、徹夜明けでも学校は休まず授業を受けていた。」
「これからは、大学との両立が始まる。」
「絵梨花の夢ミュージカル女優への道が見えて来た。」
「何事にも貪欲に挑み、夢を引き寄せ始めた娘がいる。私はこれからが楽しみでしょうがない。」

絵梨花:「単位の為に通うとか学ぶっていうより、何か自分にとってプラスにする為にとか、これが将来やりたいからとと言う目的を持って出来たらいいなとは思っています。」
(ピアノ科だったが、副科で声楽を学んで基礎を作った。同じ大学の山崎育三郎氏は声楽科で副科でピアノを履修していた。)


2).筆者の感想

■生田絵梨花は、挫折を何度も味わっているだろう。

「悲しみの忘れ方」の中でわかる事は、下記の二つ。
「日本一の理系女子中学校の受験失敗」
「ピアノでのクラシックコンクールに優勝できなかった失敗」

左が絵梨花、右が姉

両方とも日本一に成れなかったという挫折であり、我々凡才の挫折とはレベルが何段階も上の話である。
挫折する根底には、中学受験に成功し東大に進んだ賢すぎる姉の存在があるからで、姉と比較される事は「中学受験の失敗」のずっと前からの事だろう。
どんなにスパルタなピアノ教室でも、姉に勝てるピアノを辞められなかったのがその現れである。普通なら辞めておかしくない。
そこから学んだことが、「人はね、限界と思ってからもうちょっといける」という事である。

18歳のこんな可愛い女性で乃木坂46というアイドルの中心人気メンバーなのに少しも驕った処が無く、むしろ自分の将来に向けて向かい合うマインドが尋常じゃない。
それは、超エリートの姉への劣等感や、突きつけられた敗戦の挫折からきている。

だから「乃木坂46」への加入であり、「ミュージカル」への挑戦である。


■下記のこの発言は意味深い。

絵梨花:「ステージで歌って踊ってっていう処一緒だし、あと自分が学生でこの年の時に1期生募集という、多分人生で一度きり。

創業者の利点を知っていた。
姉と違う道を探って、ピアノも世界的な演奏者になるのは厳しいという現実にぶち当たった。
ちょうど同時期に、「音楽的なスキルを活かして欲しい」と言うプロジェクトのオッファーをSMEから貰って、中学3年生にして切り替えて考えられるメンタルの強さに感歎する。


「悲しみの忘れ方」の発言は、生田絵梨花ファンにはたまらない発言。
取り組む根性が違って見えるね。休業しても叩かれないのは、目標に向かってまっすぐにぶつかって行く姿勢があるから。

6歳の時に見た「ミュージカル アニー」に憧れて約20年かけてチャンスを掴んだ。「頑固で忍耐強く負けず嫌い」な人だからミュージカル女優になれたのだろう。もちろん才能も有っただろうが、世の中に同年代で生田絵梨花と同程度の才能を持った人は数千人いたと思うが、そのあこがれを実現できる人に必要なモノは「頑固で忍耐強く負けず嫌い」であり、つまり数万人に一人の人だと改めて思った次第。

AKB48のメンバーとして、皆が思っていそうなキャラクターのテンプレとして、
自己評価が高く、自己顕示欲の塊であり、競争の中から勝ち抜ける人
だろうと思う。

一方生田は、その世界の一番上に追いつく事を目標としており、敵は自分の中にいるので、自己研鑽が当たり前となる。大事なのは、敵は自分と言う認識。
そのマインドは、父親の影響だろう。

左から、生ちゃんのお父さん、卓球の石川佳澄選手、シスコジャパン社長

AKBメンバーは、近くの誰かがライバルであり敵と認定している時点で敵に勝った時点で努力は終わる。

「フジTVのTEPPEN」2014年1月に出演したAKB松井咲子出演した生田絵梨花に勝っって優勝した。(HKT48森保まどかと生田絵梨花は同学年で、同じ点数で2位となった)

しかし、芸能人としてこの二人は生田程TVとかで活躍出て来ていない。
なぜか?生田の事務所だけがごり押しするとかではない。

一番最初に、最終目標を設定する事から始めなければいけない。

生田絵梨花は、「60才迄帝国劇場に立っていたい」が目標だそうです。思い立ってから20年掛かったけれど、このまま行くと夢を叶えられそうですね。


続く




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