齋藤飛鳥卒業で乃木坂1期生2期生が全員卒業。3期生も大園桃子は2021/07に卒業済。いよいよ4期生のトップを切って北川悠理も卒業。
北川悠理は現在慶応大学4年生なので、周りは皆進路が決まっているだろう。その意味では、先輩のテレ朝アナウンサーになった斎藤ちはるも4年生の夏には卒業していた。
卒業後が気になる。
1.伊藤寧々から齋藤飛鳥まで、乃木坂46の“卒コン”全27公演で最も歌われた曲
Ibpress 2023/5/26(金)
(小林偉:大学教授・放送作家)
■ 1期生、2期生が全て卒業
5月17、18日両日に渡り、東京ドームに於いて「卒業コンサート」を開催した、乃木坂46・1期生の齋藤飛鳥。これでグループのオリジナルメンバーである1期生、そして、彼女たちに続いた2期生も全て乃木坂46から“卒業”となりました。
乃木坂46が結成されたのは2011年8月のこと。その際、結成メンバーとして選出された1期生は36名でしたが、2名が本格的活動前に辞退し、事実上34名で活動開始。その約1年半後の2013年3月には2期生14名(研究生も含む)が加入しています。それから10年余の歳月を経て、黎明期から支えてきたメンバーが全員グループを去ったワケですね。
そんな“卒業生”たちの再出発を祝う場として開催されるのが「卒業公演」。厳密に言うと、乃木坂46には「卒業コンサート」という名称で行われるものと「卒業セレモニー」と題されるものの主に2パターンがあります。その違いは明文化されているものではありませんが、「コンサート」の方がライブとして3時間近く催されるのに対して、「セレモニー」の方は、2時間弱でトークなどを交え、披露される曲数も少なく、文字通り“セレモニー”感が強いものとなっています。
例えば、グループ史の中でも屈指の人気メンバーだった、深川麻衣、橋本奈々未、生駒里奈、西野七瀬、白石麻衣、松村沙友理、高山一実、生田絵梨花、秋元真夏などは「卒業コンサート」、対して、若月祐実、新内眞衣、星野みなみ、樋口日奈などは「卒業セレモニー」という具合です。
さて、そんな乃木坂46史の中で初めて「卒業コンサート」が開催されたのは、2014年10月19日、東京・六本木ブルーシアターでの「乃木坂46アンダーライブ2ndシーズン・千秋楽」が、同日卒業する1期生メンバーの「伊藤寧々卒業コンサート」と併記されたもの。
以来、先日の「齋藤飛鳥卒業コンサート」まで、27公演28名(1期生の伊藤万理華と中元日芽香は2人合同で行われました)の「卒業公演」が開催されてきました。これまで乃木坂46の“卒業生”は1期生34名、2期生14名、3期生1名の計49名(先日、この6月で北川悠理が4期生では初の卒業が発表されました)がいるのですが、その全てに「卒業公演」が準備されたワケではないんですよね。
この「卒業公演」開催にあたっては、運営側が選曲する通常のツアーでの公演とは異なり、その冠となる卒業生自身が中心となってセットリストを作成するのが通例。よって、そこで披露された曲には、卒業生それぞれの“乃木坂愛”が色濃く反映されているわけです。
そこで筆者は、この全ての「卒業公演」のセットリストを調査。彼女たちが自らの卒業に際して選んだ中で最も多かった曲は何かを探ってみました。乃木坂ファンの皆さんにとっては興味深く、乃木坂ビギナーの皆さんにとっては彼女たちの曲を聴きはじめるキッカケになるのでは・・・と確信した次第。マァ気軽な感じで読み進めていただければ幸いです。
■ 全27公演中で最も多く選曲された曲
まず「卒業公演」で披露された楽曲総数は234曲でした。乃木坂46がこれまでに発表したのが全262曲だそうですので、そのおよそ9割が少なくとも1回は「卒業公演」で歌唱されていることになります。
では、乃木坂46卒業全27公演中で最も多く選曲されたトップ20(27曲)をカウントダウン形式でご紹介していきましょう。
●20位 8回
「サヨナラの意味」
「何度目の青空か」
「走れ! Bicycle」
「13日の金曜日」
「ロマンティックいか焼き」
「会いたかったかもしれない」
「失いたくないから」
「左胸の勇気」
橋本奈々未の卒業曲としてリリースされた「サヨナラの意味」は、卒業ソングとして最も多いのではと筆者は予想していましたが、意外にランクは下でした。
●15位 9回
「ぐるぐるカーテン」
「世界で一番孤独なLOVER」
「あらかじめ語られるロマンス」
「ここにいる理由」
「転がった鐘を鳴らせ!」
乃木坂46のデビュー曲である「ぐるぐるカーテン」も意外なほど少なく、9回にとどまっていました。
●12位 10回
「君の名は希望」
「太陽ノック」
「狼に口笛を」
乃木坂46が2015年にNHK紅白歌合戦に初出場した時に歌ったのが、5枚目のシングル表題曲だった「君の名は希望」。ですが、惜しくもトップ10ならずでした。
●9位 11回
「シンクロニシティ」
「ダンケシェーン」
「ハウス!」
2018年の日本レコード大賞受賞曲「シンクロニシティ」はここで登場です。
●6位 12回
「インフルエンサー」
「ロマンスのスタート」
乃木坂メンバーによるとテレビ番組などで最も多く披露し、2017年の日本レコード大賞も受賞している「インフルエンサー」もトップ5入りできませんでした。
■ いよいよトップ5
●4位 13回
「おいでシャンプー」
「制服のマネキン」
セカンドシングル表題曲「おいでシャンプー」、4枚目の表題曲「制服のマネキン」という生駒里奈がセンターを務めた2曲がここで登場。彼女が卒業して以降も頻繁に選曲されている人気曲です。
●3位 14回
「あの日、僕は咄嗟に嘘をついた」
2014年、10枚目シングル「何度目の青空か」のカップリング曲だったこの曲が堂々の3位。メンバー人気の高さがうかがい知れます。
●2位 16回
「ガールズルール」
2013年、6枚目のシングル表題曲としてリリースされたこちらは、その後大エースとなる白石麻衣が初めてセンターを務めた曲。曲調がいかにもライブ映えするアッパー系なナンバーのため、「卒業公演」では、オープニング、エンディングいずれにも重宝されている人気曲です。
●1位 19回
「乃木坂の詩」
デビューシングル「ぐるぐるカーテン」にカップリング収録されていたこの曲は、いわば乃木坂46というグループ全体のテーマ曲ともなっているため、27公演中19公演で、多くがエンディングで歌唱されています。ある意味、当然の結果ですかね。
・・・という27曲でした。
それほど有名ではない曲、しかも活動初期にリリースされた曲がたくさん入っています。
それを証明するように、「あの日、僕は咄嗟に嘘をついた」「ここにいる理由」「狼に口笛を」「制服のマネキン」「ハウス!」「ガールズルール」「会いたかったかもしれない」「ダンケシェーン」「失いたくないから」「左胸の勇気」「君の名は希望」「おいでシャンプー」「何度目の青空か」「13日の金曜日」「走れ! Bicycle」「乃木坂の詩」の16曲は、最初の「卒業公演」だった伊藤寧々の“卒コン”でも選曲されている曲、というのが興味深いです。
これらに「インフルエンサー」「シンクロニシティ」など、その後リリースされた代表曲を加えたものが、卒業生・現役メンバーにとっての“乃木坂クラシック”ということなんでしょうね。
乃木坂ビギナーの皆様、まずはここにリストアップされた曲から“入門”してみてはいかがでしょうか? (笑)
小林 偉
2.乃木坂46北川悠理、“4期生初”卒業発表にファンから驚きの声 報告タイミングも話題に
モデルプレス 2023/5/22(月)
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2023.05.25 20:00 COPIED