大学生の僕らが知っておかなければならないもの by西野亮廣
西野亮廣。今僕がもっとも尊敬している人だ。
朝からインターン先で作業をしていた。
11:42 友達から一通のラインの通知が来た。開いてみると、そこには「西野亮廣大阪来てるで」の文字。イベントの詳細を聞くと12:00スタートで偶然にも会場が会社からすぐのところだった。
11:43(ラインを見た60秒後) インターン先を抜け出した。久々にワクワクが止まらなかった。ニヤニヤしながら、走っちゃってた。今思うとそうとう気持ち悪い。笑
11:52 会場についた。間に合った。そこから1時間の話を要約する。
大学生の僕が、学生に向けて大事だ!と思った所を書きます。
学生は見てってほしい。きっと役に立つ。
「嘘をつくな!」最後にもう一度言う。これを読みきった後この言葉の真の意味が分かるようになる。
学生の僕らが知っておかなければならないもの。僕らの挑戦を止めるのは何か。その答えは2つ。
お金の問題 & 広告の問題
お金は資金的に、広告とは人は何にお金を落とすのかを見極め、戦略を打つことだ。
挑戦を続けるには、お金の問題と集客の問題を解き続けなければならない。
しかし、お金も広告も学校では習わない。だから僕らは、お金音痴、広告音痴のまま社会に出ることになる。
したがって、挑戦を辞めざるを得ないということが出てくる。
今回は、広告の話をしよう。
『広告は日に日に姿形を変える。』
これを大前提に、僕らは、人が何に価値を感じているのかを知らなければならない。
西野氏が個展のチケットを販売すると、S席、A席、B席、スタッフになれるチケットがある。4つの中でいち早く完売するのはスタッフになれるチケットだと言う。
ここから言えることは、人は見てるだけより、一緒に作り上げたいということ。お金を使ってまでいい情報を発信したがっているということ。フォロワーが欲しいから。女子大生が映えを求めて旅行に行くのと同じように。
プロが作ってから提供するレストラン型はもう古い。客が参加型のバーベキュー型に人は集まるということ。
すべては、客が参加できる余白があるかどうか。それが今求められている。
『できないからこそできることがある。』
DJダイノジって知ってます?知らないですよね。僕もです。でもね、万人規模のフェスで、彼らのライブが一番盛り上がるんです。彼らは、二人組ででっかい会場だと余ってしまう。
だから、パフォーマーを募集した。でも彼らには人望もカリスマ性も何もなかった。だから、中肉中背のおっさん4人だけ集まった。もちろんダンスは初心者だ。
ライブまで2週間練習したが、それでうまくなるはずもなく当日を迎えた。ライブでのパフォーマンスのクオリティはひどいものだった。
でも、それを見た何万人ものお客さんが一斉にお出りだしたのだ!
この景色は三代目JBでは作れない。彼らの前では誰も踊ろうとしないから。
客が「あのおっさんが踊ってるならおれも踊れる」って思ったのだ。
現代のクオリティはここにあって、いかに参加させるか、一緒に作り上げるかが大事なのだ。
質の高いパフォーマンスがクオリティが高いというわけではない。
ここから、僕たちもできないことの方が圧倒的に多いけれど、できないからこそ勇気を与えられたり、できる事が山ほどあることに気づかなければならない。
『お土産デザインと、なぜ?で抽象化する重要性』
次に人がお金を落とす流れについて話します。
西野氏が絵本を売るにあたって、どうやったら絵本って売れる?考えてもわからないから、逆に買ったもの、買わなかったものを整理した。
買ったもの=米、水、エアコン
買わなかったもの=CD、壺、
抽象化する。生活必需品かどうかだ。
でも、旅行行ったら、お土産は買う。作品にはお金は出さないけど、思い出にはお金を出す。
なぜお土産を買うのか?→思い出を思い出す装置として。でも、そこで終わっちゃいけない!
なぜお土産を買うのか?もっと抽象化する。→自分の立場を守るため。気が利く自分であるという自分の立場を守る盾としてお土産を買うのだ。
そう考えると、お土産は生活必需品に分類される。だから世界中のお土産屋さんは生き続けてる。であれば、絵本もお土産化してしまえばいい。
原画を配って、西野亮廣原画展という体験を用意し、そこでお土産として絵本を売る。すると爆売れした。
ディズニーもそうだ。アトラクションではお金は取らない。乗り放題だ。一日でぞんぶんに満足感を与えて、帰り道にお土産屋さんを用意する。
無視できないよね!これがお土産デザインだ。
体験や参加するスペースを空けておいて、満足度をただひたすらに上げる。最後にお土産としてお金を落とさせる。
人がどこにお金を落としていて、そこからどう利益を設計するのか。これができないと挑戦は止まる。ここを押さえておかなければならない。
また、なぜ?で抽象化すると物事の本質をとらえられるようになる。一見、生活必需品ではないお土産が掘り下げると、生活必需品であったように。
これをあらゆる事象でできるようになりたい。
『だし巻き卵と信用』
僕らが居酒屋で食べる、めちゃうまなだし巻き卵。あるよね。家で作ろうと思ったらレシピは出てるし作れるよね。再現できるんよ。
ここがポイントで。前までは技術や情報はプロしか知らない価値あるものだった。けど、今は違う。グーグル先生に聞けば何でも出てくるよね。
つまり、技術や情報は全人類の共有財産になったってこと。そこで差別化できなくなったってこと。
すべての店のだし巻き卵はうまいし、安い。サービスの質は上がり切って、機能面で差別化は測れなくなった。
するとどうなるか。「あいつが働いてるからあの店に行こ。」になる。人検索になるのだ。人でしか差別化できなくなってくる。そこで信用が出てくる。
300m先の信用度30%のAさんと、500m先の信用度70%のBさんの店だと、遠いのにBさんの店に人はお金を落とす。信用度が物理的距離関係を超えるのだ。
結論。信用が大事。だから目の前の人を大事に。
「嘘をつくな!」
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