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レッズ少し隠れた名選手たち14「トリビソンノ」(リクエスト)

数々の名選手達によりクラブの歴史が作られてきた。
ここでは、実力も実績もあるけど、歴代ベストイレブンにはなかなか名前が出てこない。そんな選手達を勝手に独断と偏見で紹介していきたい。


第14回はトリビソンノ選手

マルセロ・トリビソンノ
1966年6月8日
アルゼンチン出身
DF
1992〜1993
公式戦41試合
背番号 3(変動制)
前所属 ロセリオ・セントラル(アルゼンチン)
移籍先 ダグラス・ヘイグ(アルゼンチン)

チームを鼓舞し、サポーターに愛された「トリビ」

長髪を振り乱しながらの激しい守備。けして強いとは言えないチームにおいて、トリビはDF陣の真ん中でパワー全開のプレーを見せてくれた。
強いフィジカル、空中戦の強さ、超強力なキックはもちろんだが、最大の魅力はその闘争心だろう。
とにかく負け続けるチームを言葉とプレーで必死に鼓舞し、その「勝つんだ」という姿勢にサポーターも燃えた。

92年にアルゼンチンのチームから加入。ナビスコ杯全9試合に出場した。
翌93年サントリーシリーズ。Jリーグが開幕したが、とにかく勝てない。攻撃陣の不調もあったが、18試合でクリーンシートわずか2。失点34の結果は誉められたものではなかった。
同年ニコスシリーズも出場停止以外はほぼ先発していたが、チーム成績は変わらず9連敗も経験。巻き返しのためシリーズ半ばでミロ、ラーン、ルンメニゲという外国人3人を補強。その結果枠の関係でトリビは抹消。アルゼンチンに帰っていった。
トリビが退団してからのラスト3試合は2勝1敗。ただ3試合で5失点しているので、この判断が正解だったのかは誰にも分からない。
帰国後もアルゼンチン国内でプレーを続け、99年に引退した。

2017年、クラブ25周年のイベントに参加。
何一つ変わらない(?)姿にサポーターは声援を送っていた。相変わらずの人気者。


正直「長髪でパワフルな外国人のDF」くらいしか記憶にないのだけど、当時(何歳だ…4歳くらい?)一緒に撮ってもらった写真がある。
当然身長差が物凄いんだけど、トリビは屈むでもしゃがむでもなく、膝立ちで肩を組んでくれた。
試合中の闘志剥き出しとは違う、とても優しい顔だった。

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