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レッズ少し隠れた名選手たち13「クビツァ」(リクエスト)

数々の名選手達によりクラブの歴史が作られてきた。
ここでは、実力も実績もあるけど、歴代ベストイレブンにはなかなか名前が出てこない。そんな選手達を勝手に独断と偏見で紹介していきたい。


第13回はクビツァ選手

アンジェイ・クビツァ
1972年7月7日
ポーランド出身
FW
2000年
公式戦35試合11得点
背番号 34
前所属 マッカビ・テルアビブ(イスラエル)
移籍先 大分


首位相手に4試合3ゴールの「アンジーゴール」


196センチ、イスラエルリーグ得点王。J1復帰を目指すシーズン、期待せずにはいられない前情報でポーランド人の大型FWはやってきた。J2で戦うレッズに加入した新戦力がアンジェイ・クビツァだった。

思えば久しぶりの外国人FWで、大エース福田正博や岡野雅行、福永泰、大柴健二、永井雄一郎などFWは日本人のみ構成が続き、FW登録の外国人はあのトニーニョ以来。

かなりの高身長だがウリはターゲットマンではなくフィニッシャーで、抜け出しからのシュートや、身体をしなやかに使った難しい体勢からのボレーなどで得点を決めていた。

しかし、期待通りの活躍かと言われれば正直微妙ではあった。ヘディングやポストプレーはその身体ほどの効果はなく、ウリの抜け出しからのシュートはことごとくオフサイド。「イスラエルリーグにはオフサイドがなかったんじゃないか」と言う声まで囁かれていた。

2000年にイスラエルのチームから加入、補強が遅れていたのか追加登録はシーズン始まってからで、デビューは第4節鳥栖戦で、挨拶代わりのゴールを決め、8節の仙台戦ではVゴールを叩き込んだ。
順調に見えたがその後は4試合ゴール無し→1ゴール→4試合ゴール無し→1ゴール…というようなペースで、エースにはなりきれなかった。
ラスト7試合はゴール無し。監督交代の影響もあってかラスト2試合は出場すら無かった。

翌年、昇格を争った大分に移籍。その後はまたイスラエルのチームへ移籍した。



なんか頼りなかった…ような?という印象を持っている。
なぜだろうか。オフサイドが多かったから?決定力が低かったから?
個人的な感想だけど、「あいつが決めたから勝った!」と思えるゴールが少なかったから…ではないかなと。
11ゴール中、2点差以内の勝ちは4試合。1点差以内の勝ちは仙台戦のVゴールのみだった。あとは大量得点の試合か、引き分けか負け。ちなみに複数得点はなかった。それもある意味凄いけど。
しかし、あの年最強だった首位札幌相手に4試合3ゴール。これは素晴らしい。
大活躍とはいかなかったが、シーズン11得点は昇格に貢献してくれたと言えるだろうし、何より真面目さが見てとれた。来てくれてありがとうアンジー。元気にしてるかな。

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