【ミルグラム考察】アマネの宗教がどんな宗教なのか考えてみた

はじめに

 アマネの所属する宗教、なんかヤバそうだな。一体どんな宗教なんだろう……。
 ということで、第二審までの情報からではありますが、アマネの宗教について個人的に考えたことを箇条書きで書いていこうと思います。

 これを書いている人は宗教に詳しくないので、ここに書かれていることはすべて話半分でお願いします。
 全部間違ってる可能性もありますので、気になった箇所があったら、自分でも調べてみたり考えてみたりしていただけると嬉しいです。

 ここでは、「アマネの所属する宗教」という架空の宗教の話をしてますが、参考のため実際にある宗教の話もしています。
 実際の宗教を批判する意図はまったくありません。
 ……が、「アマネの宗教」という架空の宗教に対しては批判している部分もありますので、ここまで読んでみて少しでも嫌な予感がした方は、こちらのページは見ないことをおすすめします。

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※箇条書きのため、ここからは敬語抜きで話します。

四大教義について

  • アマネの宗教について、教義の主な内容は
    『人は運命を生きよ』
    『人は卑しきを捨てよ』
    『信じたものに納めよ』
    『道を外れずに果てよ』
    の四つ。他に、医療行為や神への侮辱行為がダメだとされているよう。

  • 人の手を借りずに自分で立ち上がれよ系の教義。第一審の曲『おまじない』で、『私も甘えちゃっていいですか』の歌詞の時に、映像上で「正解は×」と出てくるため、子供であっても甘えは許されないよう。「獅子は我が子を千尋の谷へ突き落とす」みたいな過酷さだ……。

  • マイルドに言えば、禁欲を是とし、信仰を胸に自分の力で生きよ、といった教義内容なのかなと思う。

  • 四つの教義のうち、『人は卑しきを捨てよ』と『信じたものに納めよ』を組み合わせると、「信者は卑しき(=金)を捨て教団に納めなさい」という内容になりそうだなと思う。しかも、宗教を信じる中で資金繰りなどの問題で苦しい立場になっても『人は運命を生きよ』なのでその苦しさを受け入れねばならず、その果てに死んだとしても『道を外れずに果てよ』を達成したとして他の信者から称賛されそうに思える。宗教自体にヘイトを向けさせずに集金するという点では、なかなか良くできた教義内容だな、と思う。

医療行為の禁止について

  • 第二審のMVに、「宗教上の理由で輸血拒否される方へ」という内容の文書が出てくる。少なくとも輸血は禁止している(または推奨しない)宗教だと考えられる。

  • アマネの周囲の信者が本当に宗教を正しく理解しているのならば、アマネが猫に行った手当も宗教上禁止されていると考えられる。

  • もし、消毒などがダメという話ならば、水で濡らして布を巻くのは良いのかが気になるところ。

  • そもそもアマネは消毒液を使っていないように見える。もし、医薬品(?)を伴わない手当すらダメだとしたら、血とかが出っ放しになっちゃうな……どうやって生きていけば良いんだ……!?

  • アマネの宗教は、病院から輸血拒否についての文書を普通に受け取っている。それなら、病院との積極的な対立は起こさない宗教だと言えるかな?と思う。まぁ、アマネ家のその書類はボロボロになっているので、内心どう思ってるのかまでは保証できないけど……。

信仰心で怪我を治せるのか

  • アマネの宗教は、絆創膏をモチーフとしたマスコットキャラクターを採用している。第一審の曲『おまじない』では、猫が怪我をした時、祈って治そうという案が出ていたので、「祈れば怪我が治る」のを売りにした宗教である可能性もありそう。

  • だが、そういう話を出すなら怪我人が出た第二審だったはずなのに、アマネからその話が出ることはなかった。『人は運命を生きよ』という治療全般が禁止っぽい教義内容からすると、「信仰すれば治せる」といった宗教ではない可能性の方が高いかな、と思う。

  • この場合は、「祈って治そう」というのは単なる信者の思いつきということになるのかな。

  • ただ、マスコットキャラクターの一人が「不思議なお祈り屋さん」だったため、「祈って治す」に特化した宗教ではなくても、「祈ることで様々な物事を好転させる」ことを売りにしている可能性自体はまだありそう(まぁ、「不思議なお祈り屋さん」は歌を練習させていたので、単に「宗教家」であることを示したかっただけな可能性の方が高そうだが……)。

子供への罰について

  • 第一審の曲『おまじない』では、『でも全然怖くないですよ 愛だから』と歌われているので、この宗教では、自分の子供への罰は愛ゆえの罰だと解釈できると思う。

  • 同じく『おまじない』では、『いやってほどにしてくれました ごめんなさいのおまじないを』という歌詞がある。アマネが嫌というほどされて「ごめんなさい」と言うものってことは、「おまじない」=「罰」か。

  • それならば、第二審『粛正マーチ』の歌詞、『悪い子になったら鬼が出るよ そうならないための"おまじない"だよ』の「おまじない」も「罰」ということだろうか。つまりこれは、「あなたが悪い子になって鬼が出ないように罰を振るってあげているのよ」という意味になるのだろうか。鬼か……?

  • 「鬼が出る」は、普通に考えればナマハゲが「悪い子は居ねがー」とやって来るように、外から鬼がやって来るイメージで読める言葉だ。ただ……もしかしたら……自分の中の鬼が出てくる、みたいな意味である可能性もなくはないかも……。

  • エスの曲『アンダーカバー』を見る限り、アマネの凶器は棒状の何かなので、アマネの宗教では棒状の何かを罰の時に使うのかもしれない。

  • ミルグラムへの収監について、アマネは「これは神様が与えた試練ですから」と答えている。何事も試練、みたいな内容の宗教っぽいし、もしかしたら試練は過酷であれば過酷であるほど良い、みたいな思想がある可能性もあるかもしれない。つまり、悪いことをした子供への罰は重ければ重いほど良い、みたいな思想がある可能性もなくはない気がする。実際出ている罰し方が水責めとスタンガンという重い内容だったし。

結婚・生まれた子供について

  • アマネの宗教では「決められた相手」(おそらく信者同士)と結婚するよう。アマネの両親は両方とも敬虔な信者なので、元々宗教を信仰していた者同士が結婚し、アマネが生まれた、という可能性が高いのではないか。

  • もちろん結婚した後に入信した可能性もある。だが、父親は「果てしない努力の末、(宗教伝達をする)講師となった」立場の高い人間っぽいので、少なくとも父親は結婚前から信仰していそうかな、と思う。

  • 宗教婚をした場合、授かった子は神様の子として他の子供と区別する宗派もある。その子供が宗教を裏切ると家族ともども教義の違反者だという扱いを受ける宗派もある。アマネの場合はどうなのか……。もし似たような感じだとしたら、とても……。

食べ物について

  • アマネの宗教で禁止されている(または非推奨な)食べ物には、少なくとも「牛、豚、鶏(とり)などの肉類」「牛乳」がある。

  • 反対に「野菜」や「豆乳」など、おそらく植物由来のものは信仰上OK。

  • 牛乳が禁止されているのなら、乳製品もダメだと考えるのが妥当だと思う。ケーキやアイスは牛乳を含むため信仰上食べられないのだと考えられるが、『人は卑しきを捨てよ』という教義ならば、卑しい欲を刺激する「甘いもの」自体がダメな可能性もある。

  • 牛乳がダメなら、同じく卵もダメな可能性が出てくる。

  • 例えば、イスラム教だと豚肉や豚肉由来のものはダメだが、祈りを捧げたその他の死肉や、牛乳、卵などはOKとされている。つまり、アマネの宗教の食材制限は、イスラム教より厳しい可能性がある。

  • 肉を食べてはいけない理由は宗教によって様々だが、アマネの宗教の場合はなぜダメなのだろうか。禁止されている牛・豚・鶏は家畜であり、アマネが助けたネコの首輪は切れていた。そこから、この宗教は『人は運命を生きよ』を動物にも適用していて、家畜・ペットなどの「飼育動物」は運命を生きていないのでダメなのかな、という気はするが……。

  • ミルグラムに来たアマネは、信仰上の理由で殺人を犯した後なのに、たまに漫画などで甘いものが食べたいという欲にグラついている描写がある。ということは、食べ物については絶対に禁止というわけではなく、推奨されていない、という程度の可能性があるのかな。それとも……。

行ってはいけない場所について

  • アマネの宗教では、「遊園地」は行ってはいけない場所らしい。

  • 他作品とのコラボ(ミルケスタ)で、アマネは遊園地について「不道徳極まりない場所ですね」と発言している。行ってはいけない理由は不道徳(=『人は卑しきを捨てよ』?)だからか。

  • 音楽についても、「娯楽性が高いものはあまり」と述べているので、娯楽系のものは宗教上あまりよろしくないのだと思われる。

  • それならば、他にミルグラムがコラボしていた「カラオケ」なども本来は行ってはいけない場所である可能性が高い。コラボ先がことごとく禁止区域とは……少し面白いことになってしまうな……。

  • 教義にわざわざ『信じたものに』という言葉がついている程なので、他の宗教に対しては当たりが強そう。他の宗教の拠点に行ったり行事に参加したりするのはダメかもしれない。もしかしたら国家行事とかもダメかも……。

洗礼(年齢設定)について

  • 第二審MVでアマネが水に溺れている様子は、キリスト教系の宗派で行われる洗礼の儀式(バプテスマ)を想起させる。

  • 例えば、キリスト教系の宗派では、10代前半くらいから洗礼を受けられる宗派がある。アマネが小学生の中でも最年長な12歳なのは、洗礼を受けており、一人前の立派な信者であることを示したいのではないか。

  • まぁ、単に小学6年生というしっかり者感を出したいから、という理由な気もするが……もし洗礼を受けたということも示したいのなら、アマネを子供として判定すべきか、立派な一人の信者として判定すべきかを人によって変えられるようにしたいのかな? とも思う。

  • ただ、アマネの宗教は全体的にキリスト教系の宗教を参考にされている気配はするものの、第二審の曲『粛正マーチ』では「鬼が出る」という歌詞が出てくる。「鬼」という単語を使うなら仏教や神道、土着信仰系(?)などの可能性も出てくるので、もしかしたら洗礼のような儀式はないのかもしれない。

  • なお、アマネはキリスト教系の宗教でよく使われる「悪魔」という単語も会話中に使ったことがあるので、(色んな宗教が参考にされている中でも)やはりキリスト教系のイメージが強めだと思われる。

宗教脱退について

  • アマネの宗教の四大教義の一つが『道を外れずに果てよ』であり、「道=信仰」だと仮定すると、宗教脱退した者には厳しい対応をするのではないのかなと思う。

  • 第一審の歌詞『ずっとずっと一緒にいられたらいいな』は、もしかすると宗教を脱退したら家族からも縁を絶たれてしまう系の宗教だからこの歌詞なのかもしれない。まぁ、普通に家族と一緒に居たいから信仰するという意味合いにも聞こえるので微妙なところ。

アマネの宗教への個人的な疑問

  • 医療が禁止(または非推奨)なら、農薬や遺伝子組み換え食品などの科学系はどうなのかは少し気になる。そもそも穀物は「運命を生き」てはいない気がするけど、生き物ではない(?)し、話に出てないからOKなのかな……?

  • もし、ケーキやアイスがダメな理由が「牛乳を使っているから」ではなく「甘いものだから」だった場合、バナナや桃などの「甘いフルーツ」は許されるのかが気になる。フルーツは植物だが、甘いと食べてはいけなくなるのだろうか? それに、甘いものってかなり主観が混ざる基準だけど、「これは食べて良い」「これはダメ」って線引きは誰がするんだろう?

  • アマネはいつも、親に罰された後は手当てもせずにそのまま学校に行っていたということか。『粛正マーチ』ではアマネの顔にアザがあったが、こういった日々のケガに学校の先生は気が付かなかったのだろうか……? まぁ、アマネは教室の端っこにちょこんと座っていそうなイメージがあるので目立たない(?)のかもしれないし、本人が「転んで怪我した」と言えば終わってしまう話でもあるし、信仰の自由も家庭の事情もあるので踏み込みづらいのは大変よく分かるけれど……誰か……という気持ちになる。

  • 医療行為が禁止かつ自分の力で立ちあがれ系の宗教なら、医療機器かつ立ち上がるための支えとなる義足や松葉杖は宗教上どうなのか気になる。義足は医療のイメージが強すぎるからダメかなと思うけど、松葉杖は言ってしまえばただの棒だし痛みから逃げているわけではないのでOKなのかな……? それとも医療機器というだけでダメなのかな? もしOKでも周りに良い顔はされない気はする。

  • マスコットキャラクターのデザイン的に、眼鏡をしている信者もいそうな気がする。もし眼鏡が教義上OKなら、どういう理由でOKなのかは少し気になる。医療でさえなければ補助道具でもOKって扱いなのかな……。

  • ミルグラムが始まったのが2020年なのであまり関係ないけど、アマネの宗教、新型コロナウイルス感染症と絶望的に相性が悪そう。どう対処したのか気になる。

  • アマネの宗教を信仰せずに死んだ人たちに、アマネの宗教の神様はどういう対応をするのかも気になる。

アマネの宗教への個人的な意見(批判)

  • 子供への罰としてスタンガンを使うのは行きすぎている。水責めだって拷問だ。さすがに虐待がすぎる……。

  • 医療行為を禁止しているのに、絆創膏のついたマスコットキャラクターを起用しているのはいかがなものか。医療を禁止しておきながら、都合のいい時だけ医療の権威を借りているように見えて個人的にはとても印象が悪い。

  • 教義違反などで他の信者から罰され怪我をしても、治療禁止なので手当をしてはいけないということか。罰した人が同じ口で手当をするなとも言う、と……。もし罰する人が個人的にやりすぎて血が出たりさらに大怪我をさせたりしてもこれは試練だから手当すらするなと言うのか。罰の習慣×治療禁止、相性最悪すぎないか……?

  • 個人が個人を罰するのを合法的(?)に許可した場合、それこそミルグラム実験のように普通はどんどん罰が過激になっていく。それを続けると罰する人・罰される人ともに悪い方向に性格が捻れる危険性がある。なので、そもそも「罰を与える」ことを推奨しない方がいいと思う。

  • アマネの宗教の教えに従うと貧しくなりそう。実際、アマネの暮らすアパートもボロボロである。清貧と言えば聞こえはいいが、貧乏になれば今まで普通にできていたことができなくなり、心の余裕が失われる。宗教に入ったことで周囲との関係も崩れれば、自分を受け入れてくれる場所は宗教しかないと思い込み、さらにのめり込む悪循環になる可能性がある。言い方が悪くてとても申し訳ないが、「貧困ビジネス……?」って気持ちになる。

  • 例えば、信者同士の間に、薬を使わないと死ぬほどではないが死んだ方がマシと思ってしまいそうな辛い持病を持った子供が生まれたらどうするのか。赤ん坊の時から、子供の意思に関係なく、親の意思で薬を使わせないという選択を取る可能性があるのか。もし、アマネがそのような病気を持って生まれてきていたとしたら、両親はどうするつもりだったのか。

  • 今(2024年)の基準で言うと、身体的な虐待はもちろん、第二審『粛正マーチ』の歌詞『悪い子になったら鬼が出るよ』などのように、恐怖心で子供を脅して宗教に参加させる行為も心理的虐待とされている。アマネの宗教の信者には気をつけてほしいなと思う。

アマネへの個人的な意見

  • 宗教の中には、教義上適さなくても禁止とするのではなく、あくまで非推奨とするなど、ゆるめにやっている宗教もある。アマネやアマネの周囲の信者は、本来推奨されていないという程度の教義を、禁止・処罰対象行為として拡大解釈してしまっている可能性はないか? 少なくとも、「教義違反したからと言っても殺人はやりすぎだ」と宗教においても判断される可能性はないか?(というか人を殺して称賛されるような宗教ならヤバいにも程がある)

  • アマネの父親は、本当にアマネの殺人行為を誉めてくれるのだろうか。

  • アマネの宗教は、少なくとも日本の医者や患者を手当たり次第襲ってはいない。そのため、仮に信者同士の殺人が宗教の教義上許されたとしても、信者ではない他のミルグラムの囚人に手を下そうとするアマネの思想は、宗教の視点からしても擁護できないのではないか? さすがにそれを肯定してしまうとテロリズムを肯定してしまうことになり、宗教が存続できなくなる。そのため、少なくとも立場上は、宗教団体がその思想を肯定することはないと思う(肯定したら本当にヤバい宗教だ……)。

  • アマネは、それでも私は幸せだ、と自分に言い聞かせているように感じる。第一審の曲『おまじない』では特に顕著に感じられる。実際にアマネの人生が幸せで、本人もそのように生きたいのだとしても、やはりそれは辛さを伴う幸せなのではないか? 少なくとも、母親を殺した事実は幸せとは程遠い。

  • 大好きな母親を教義違反だという理由で(愛憎ないまぜで)殺してしまった以上、アマネとしてはもう後戻りできないのだろうなと思う。個人的には、アマネは「私は敬虔な信者であり、母親殺しは信仰上正当である」という理論武装をして自分の心を守っているように感じる。その理論武装が解けた時、アマネの心がどうなってしまうのかとても不安。もしアマネの気持ちが緩まって、母親を殺してしまった後悔や悲しみが出てきた場合は、ちゃんとケアしてあげられる人が近くに居てくれればいいなと思う。

まとめ

 以上、アマネの所属する宗教についての考察でした。
 結構制約が多そうな宗教でしたね。
 アマネの宗教が、信仰上の親殺しを肯定するのかどうか、またこれからアマネが行うかもしれないテロリズムを肯定するのかどうか、は個人的に気になるところです。

 いやー、それにしてもですね……。
 ミルグラム、話しづらい囚人が多すぎます……!
 アマネみたいな事件が本当にあったらセンセーショナル待ったなしですよ! 他の囚人にもそういう要素を持った人がいますし……皆話しづらい!
 まぁ、そんなセンセーショナルなところも含めてミルグラムの魅力なのだろうと思います。
 願わくば、全部終わる前に企画が燃えませんように……!

※なお、アマネの罪についてなどの基本的な考察は、こちら↓で書いています。ご興味のある方はこちらもどうぞ。


※本文章は、とある創作物に対しての考察であり、現実にある特定の宗教や思想を批判する意図は全くありません。ご了承ください。

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