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自分の中にあるミートパイという存在

自分の頭の中に今でも残っている忘れられない味はミートパイです。パン職人になると動機付けしてくれたのも間違いなくミートパイです。
サワードウブレッドではないんです。いろんな縁でサワードウブレッド専門店を日本を開きたいという気持ちになりました。人生ほんといろいろです。

ミートパイとの出会いは大学の友達と卒業旅行で向かったオーストラリアです。

そこでたまたま利用した観光ツアーのランチがミートパイだったです。

訪れたお店はゴールドコーストという都市とブリスベンという都市の間にあって地元民に愛されてる雰囲気の店でした。


Yatala pies ここのお店が僕の人生を変えました。


ジャンクフードと言われてそうなボリュームと味付けのパイ。
それをガツガツ食べる屈強な工事現場にいそうな人、老夫婦、子供の姿を見て、世代問わずにあんなボリュームのパイを食べる国、すげぇなと思いました。みんな食べながら笑っていたのがすごく印象的でした。
この記事のTOP画像にしているのもそのお店のミートパイです。
そして自分も食べてみて、飽きない味だ!とガツガツ食べていたのを覚えています。

ミートパイはもちろん、アップルパイ(写真左)も美味しかったです。

友人との卒業旅行の思い出はもちろん忘れられないですけど、このパイの味に衝撃を受けて、こんなお店を開きたいな。という思いを強くしておりました。

ラムであったり、ビーフであったり、チキンであったり、中の具も選べるので今日は何食べようかな〜と選べるのもミートパイの魅力でした。めちゃくちゃ頼んでますねw

オーストラリアでは、日本のおにぎりのように売られています。
コンビニや、スーパーではもちろん、ミートパイの専門店なんかもあります。

ミートパイを焼けたら、俺は日本で脱サラしてからでも職人として生きていけるのではないか?日本に新しい食文化を生めるのか?(すごい大志を抱いていたと思ってますw)しかもあの店で働けたら、夢のような話だ。って。

じゃあ、行ってみるか。熱意があればなんとかなる!だって、俺は大手の会社で6年営業して成績も良かった!東京支店で戦った!転勤もした!海外出張もできた!すげぇ成長したし、夢は叶う!!自分のパン職人人生にミートパイとの出会いは運命だ!!!

と、話を繋げて、行動の動機として焚き付けて、脱サラして、オーストラリアへ向かいます。

たまたま入社できた大手企業での経験によって、ヤバい単純思考回路を形成して、とてつもない行動力だけ備えてしまった自分を今思えば、感謝ですw当時の思考がなければ、未経験の身分でパン職人を目指すなんて考えもしなかったと思います。ありがとう、過信だらけの自分。若いって知らないことが多くて、そのまま行動の動機に繋がるからほんと若いっていいな。って今だから思えますw

そんなこんなでミートパイのお店で働く!という夢と希望を抱いて勢いよく向かったオーストラリア、ゴールドコースト。

ミートパイが自分の生活を一変させてくれて、脱サラしてオーストラリアまで向かう動機を与えてくれた。ある意味、自分の人生の幅を広げてくれました。そして、自分がお店を開きたいと思えるサワードウブレットにも出会えました。結果的にミートパイも作るパン屋さんでも働けて、レシピを覚えているので、いつかお店でも出してみようとは思っています。

そんな夢と現実のあるワーキングホリデーでの話も別の投稿でしてみようと思います。


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