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「カンブリア宮殿」にてスープストックトーキョーへご興味を持ってくださった皆さまへ。(やや長文です)

こんにちは。スープストックトーキョー広報です。このたび、7月15日放映の日経スペシャル「カンブリア宮殿」にて、スマイルズとスープストックトーキョーを初めて特集していただきました!番組をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
(まだご覧になっていない方は、7/16よりテレ東BIZParavi、7/23よりTVerでもご覧いただけますので、よろしければぜひご覧くださいませ。)

番組では、1999年に創業した食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」の創業秘話やかつての経営危機、そこからの歩みや親会社であるスマイルズを含め個人の発意を大事にする組織の在り方などについて、村上龍氏、小池栄子氏と弊社代表の遠山正道(スープストックトーキョー創業者)がお話させていただきました。

今回、このような出演の機会をいただけたのも、ひとえに創業からこれまでの間、Soup Stock Tokyoをはじめとするスマイルズのさまざまな事業においてご支援くださったお取引先様や、お客様がいてくださったからこそです。いつも、ありがとうございます。

また、スープストックトーキョーを筆頭にさまざまな事業(ネクタイ専門店giraffeやセレクトリサイクルショップPASS THE BATON、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登りコンサルティング事業など)を展開するスマイルズというなんともつかみどころがなく捉えづらい組織を、深く理解し視聴者の皆さまに今伝えるべきポイントを整理して見事に編集してくださった制作チームの皆さまにも、この場をお借りして深くお礼申し上げます。根気強くご取材・編集いただき、ありがとうございました!

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▲撮影期間は、ほぼ毎日撮影クルーの皆さまとご一緒していました!

スープストックトーキョーの経営危機を振り返る

今回、前半では「スープストックトーキョーの人気に迫る」という切り口で、お客様に支持していただいているポイントや、創業後の経営危機(社内では2004年の”炎の70日”と呼ばれています)、そして今このコロナ禍での事業の展開などについて触れていただきました。

そもそも2004年の“炎の70日”というのは、番組内でもご紹介いただいたのですが、猛暑による営業不振(暑いとスープがなかなか売れない......)が続いた苦悩の夏のことを指しています。その年にとある店舗の店長が本部には内緒でカレーのセットを訴求したらそれが大当たり。以降、夏はしっかりとカレーを訴求するようになり、お客様にもさまざまなカレーを楽しんでいただいております。そのことをきっかけに現場や社員一人ひとりのの発意を尊重するというカルチャーが根付いていったような気もします。

今ではCurry Stock Tokyoという夏の恒例イベントまで行い、カレーはすっかりスープストックトーキョーの夏の顔にもなっています。

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さらにカレー人気が功を奏して、カレー専門店「YELLOW」も今年の春オープンしました!

そして、実はこの2004年のもう一つ大事な一歩を踏み出していました。それは冷凍スープの通販をはじめたことです。当時は、「冷凍スープ」というもの自体の認知もなく、社内でもさまざまな意見がある中で、ご自宅でもお店と同じ味を楽しんでいただきたいという思いから冷凍スープを開発、この年から通販をスタートさせました。この冷凍スープは、特にこのコロナ禍の自宅需要の高まりとともに、非常にご好評をいただいており、私たちの店舗がない地域のお客様にも通販はもちろんのこと、卸先の百貨店さんや催事などを通じて、たくさんの方にご利用いただいています。

ちなみに、番組内では冷凍スープ専門店「家で食べるスープストックトーキョー」もご取材いただきました!

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▲家で食べるスープストックトーキョーアトレ吉祥寺店 撮影の様子

スープ専門店でありながら、夏は「Curry Stock Tokyo」に姿を変えたり、ファストフード店でありながらご自宅でゆっくりスープのある時間を過ごしていただくために冷凍スープの専門店をつくってみたり。創業から22年目を迎えますが、そのときどきでさまざまなチャレンジと試行錯誤を繰り返しながら今に至ります。

個人の発意から生まれるビジネスたち

番組後半でご紹介いただいたファミリーレストラン「100本のスプーン」。こちらもスープストックトーキョーが運営していますが、このファミレスは現社長の松尾が子どもが生まれたときに「自分の家族を連れていきたいファミレスがない......」という思いから生まれました。

100本のスプーンでは、月齢ごとに初期・中期・後期の離乳食をご用意し、季節ごとに旬の食材をつかったメニューにかえながら店内で無料でご提供しています。今では5店舗合わせて月5,000名の赤ちゃんに召し上がっていただいています。離乳食のレシピ本も好評です!

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今回、実は撮影はしていただいていたのですが編集上どうしても尺に収まらなかったのが、スープストックトーキョーに9年在籍し、その後独立してラム肉専門店「羊のロッヂ」を開業した卒業生の越坂部さん。まさに自分自身の想いを形にしている仲間で、われわれスタッフもさまざまな機会で「羊のロッヂ」にお邪魔しています。

もう一人ご紹介したいのが、現在テキスタイルデザイナーとして活躍している氷室友里さん。彼女は新卒でスマイルズに入社してスープストックトーキョーの店舗で働きながら自身のテキスタイル作品を発表し個展なども開催していました。遠山を筆頭にたくさんのスタッフが個展に足を運んでおり、氷室さんのデザインするテキスタイルアイテムを持っているスタッフもたくさん。今思えば複業の先駆け的な存在でした!その後、ネクタイブランドgiraffeに異動し、晴れてテキスタイルデザイナーとして独立。そんな氷室さんとは今スープストックトーキョーや100本のスプーンでも一緒にお仕事をしています!

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今年のCurry Stock Tokyoに向けてオリジナルのカレー皿をデザインしていただきました!そんな氷室さんをゲストにお招きし、創業者遠山正道とのトークセッションも企画。7/16(金)20時よりスープストックトーキョー公式インスタグラムアカウントにて、インスタライブ配信を行いますので、ご興味があればぜひご覧ください!

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ちなみに、スープストックトーキョーには「バーチャル社員制度」というものがあり、スープストックトーキョーで働いた方は社員・パートナー(アルバイト)に関わらず、卒業後にバーチャル社員として登録することができます。

バーチャル社員は、Web社内報を見ることができたり、スープを従業員価格で購入できたり、新商品の先行試食会に参加できたり(コロナ禍ではオンラインで実施しています)、いまでもゆるりとつながっています。すでにバーチャル社員は1400名ほど。こうやってスープストックトーキョーの価値観に共感してくれた仲間たちと、今でもつながりを持てるのは、とてもうれしいことだなと思っています。

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働き方“開拓” をコンセプトに、さまざまな人事制度や人事施策の取り組みも行っています。スープストックトーキョーで働くことにご興味を持っていただいた方はぜひこちらも覗いていただけたら嬉しいです!

撮影期間は幸せな時間となりました

およそ1か月半にわたる撮影で私たち広報チームが感じたこと。それはとにかく関わる方々の溢れる愛と温かなまなざしに触れることができました。

渋谷マークシティ店での撮影では20名ほどのお客様にインタビューをさせていただきましたが、全力でスープストックトーキョーの推しポイントについて熱く語ってくださるお客様、撮影にご協力くださるデベロッパーさま、いつも変わらず手間隙と愛情をもってスープづくりの伴走をしてくださる取引先さま、スマイルズ・スープストックトーキョーが大事にする価値観やそのイズムを継承しながら自分ごとでビジネスを興す卒業生、どうやったらこの捉えづらい会社が視聴者に伝わるかを考えてギリギリまで撮影・編集に奔走されていた情熱的なクルーのみなさん、その一言で心を刺す、村上龍さんと小池栄子さん、そして手前味噌ですが・・・日々それぞれの持ち場で”世の中の体温をあげる”というミッションにまっすぐに向き合い奔走するスタッフ一人ひとり。

村上龍さんが編集後記で描いてくださった「共感の軸」。まさにその一言に尽きますが、日々たくさんの方の支えがあり、ご協力のもとに成り立っていることを改めて感じることのできる、幸せな撮影期間でした。スープは共感の軸の一つとして、これからも引き続きさまざまなチャレンジと変わらず”おいしい”をお届けすることに貪欲に、精進していきたいと思います。

つい、長くなってしまい失礼いたしました^^; 最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。




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